QWSステージ#27開催報告|最優秀賞は「47WAZA ARTs」が受賞!

QWSステージ

3カ月間、問いと向き合い続けてきたプロジェクトメンバーたちの晴れ舞台、QWSステージ。今回は7月23日に開催されたQWSステージ#27の様子と、SHIBUYA QWS Innovation協議会(以下「SQI協議会」)による厳正な審査の結果、見事、最優秀賞・優秀賞を受賞したプロジェクトをご紹介します。

 

テキスト・編集=越本 春香 写真=髙木 香純

QWSステージ#27に登壇したプロジェクトと審査員のみなさま

QWSステージとは、3カ月に一度、QWSに集うプロジェクトメンバーがそれぞれの活動の中で見つけた「可能性の種」を放つ場です。QWSステージ当日はQWS内に舞台が設営され、発表するプロジェクトは、3分間で各々の活動成果についてピッチを行います。

 

QWSステージ#27では19プロジェクトが登壇し、各々の成果を発表しました。SQI協議会の審議のもと「47WAZA ARTs」が、SQI協議会最優秀賞に選ばれました。また、SQI協議会優秀賞として、「Rethinking Parenthood ~育児とは~」、「チルログ」、「Urban Fragrance Publicness Lab」の3プロジェクトがそれぞれ受賞し、計4チームがQWSでの活動期間の延長の支援を受けることが決定いたしました。

 

なお企業賞として、東急賞「学生団体財政教育フロンティア」、ADDReC賞「47WAZA ARTs」が選ばれました。

キーノートトーク

QWSステージでは、各分野の第一線で活躍している方をゲストにお招きし、講演していただく「キーノートトーク」を実施しています。 

今回のゲストは、株式会社スマイルズ 代表取締役の遠山 正道さん。

三菱商事を経て2000年株式会社スマイルズを設立し、「Soup Stock Tokyo」、「PASS THE BATON」などを展開。美大での特任教授やアーティストとしても活動されています。

キーノートトークでは、そんな遠山さんから「未知の価値を切り開く 『問い』の立て方」をテーマにお話しいただきました。キーノートトークは下の画像よりご覧ください。

登壇者略歴(遠山 正道 氏)

 

 

株式会社スマイルズ 代表取締役

1962年東京生まれ。慶應義塾大学卒、三菱商事を経て2000年株式会社スマイルズを設立し、「Soup Stock Tokyo」、「PASS THE BATON」、「刷毛じょうゆ 海苔弁山登り」などを展開。その他「The Chain Museum」、「ArtSticker」を運営。女子美術大学特任教授、東京ビエンナーレなどではアーティストとして、YouTube「新種の老人」や、ポエトリーバンド「新種のImmigrtionsB」はフェスやライブなどで活動している。

SQI協議会最優秀賞/47WAZA ARTs

47WAZA ARTs

伝統工芸を「守る対象」から「熱狂され選ばれるカルチャー」へ。
日本の”てしごと”が日常の選択肢から消えているのは、価値に触れる「出会い方」に課題があるからかもしれません。
47WAZA ARTsは文化継承を“出会い方のデザイン”と捉え直すことで、伝統工芸を「特別なもの」から「つい手に取りたくなるもの」へ変える瞬間を生みだし、世界中で日本のてしごとが愛される未来を創ります。

 

審査員からは、もっと楽しく雪駄を推しながら、QWSの自治体会員さんとミートアップなど有効活用しながら前に進んで欲しい。プロダクトをどんどん作って、ポップアップストアで出展してほしいなど、さらなる活躍が期待された。

 

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受賞コメント

初めてアクセラレーション施設に入って、この3ヶ月間動きまくって使い倒そうという気概でやってきました。当初は伝統工芸を文化的なカルチャーにしていけるか、というような問いを掲げていました。

活動をしている中で本当に自分たちがやりたいことを考え直し、実際に手に取ってもらうことや、街角で日本の手仕事が愛される様子を具体的にイメージして『伝統工芸は「守る対象」から「推す対象」になりうるか。』という問いに変更しました。

まだまだ課題だらけで、この3ヶ月間は与えて頂いてばかりだったので、次の6ヶ月は会員の皆さんにも何か還元ができればと思います。

とにかく職人さんに良い報告できることを安心しています。

SQI協議会優秀賞受賞プロジェクト

Rethinking Parenthood ~育児とは~

 

海外の若者と日本の家庭が生活を共にする仕組みを通じて、子育て・働き方・国際交流のあり方を再設計する社会実験です。
日本の子育て支援はこれまで、子育てと仕事を切り離して支える仕組みを中心に設計されてきました。しかし共働きの一般化や価値観の多様化が進む現在、家庭・仕事・学びを分離した支援モデルには限界が生まれています。
本取り組みでは、生活そのものに参加する伴走型支援を導入し、家庭の内部に異文化や他者の視点を取り入れることで、新しい関係性と学びの循環を生み出します。
単なるマッチングではなく、文化交流・教育・生活支援を統合したプラットフォームとして、個人間の関係性を社会資源として捉え直し、「家族」「労働」「教育」の境界を問い直すことで、子育てを社会をひらく営みへと転換する新しい社会モデルの可能性を探求します。

 

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チルログ

令和5年のメンタル不調による休職者は31万人と、過去14年で3倍に増加しました。背景にはメンタルヘルスについてのリテラシー向上や、コロナ禍の孤立があり、今後も増加が見込まれます。一方で企業の休職者の対応ノウハウは乏しく、休職は「キャリアの断絶」と捉えられがちです。本プロジェクトでは休職を誰にでも起こりうるキャリアの一場面と捉える社会の実現をめざします。

 

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Urban Fragrance Publicness Lab

香りを楽しむ自由」と「都市の公共性・安全性」を両立させる新しい文化モデルの創出を目指す実験です。香害・スメハラや化学物質過敏症(MCS)への配慮など、都市に潜在する香りを巡る課題に向き合い、渋谷をフィールドに天然香料100%の弱拡散型香りの試作、当事者を含むヒアリング、香りの許容ゾーンを可視化した「香りの余白地図」の作成、安心して香りを楽しめるワークショップを実施します。感性の自由と公共空間の安全性を両立する社会実装モデルを提案します。
 

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QWSステージ#26登壇プロジェクト一覧

  1. JAMP in|国内にいながら世界とつながる経済圏はつくれるか?
  2. 渋谷ペーパープロジェクト|渋谷を「ゴミが多い街」から「ごみから新たな価値を生み出せる街」にshiftするには?
  3. 空想旅文庫 by micro development|ひらがな「まちづくり」を脱却するには
  4. MENTIA|行動シグナルで、職場のメンタルをどう解くか?
  5. 学生団体財政教育フロンティア|将来世代が、私たちに「ありがとう」と感謝したくなる社会をデザインするには?
  6. swune|人と音との距離をデザインできたら?
  7. Medify|エージェントを使わずに人材紹介業者作れる?
  8. 耳から世界を体験する ― ミミセカ|一人ひとりに届く伝え方ができたら、どんな会話が生まれるだろう?
  9. Circle Of Life Silk Project|蚕とシルクによる“命と循環”の体験は人の生き方や社会にどのような変化を起こすのか
  10. 47WAZA ARTs|伝統工芸は「守る対象」から「推す対象」になりうるか。
  11. Lumiskin|美しさの正解はなぜ一つで語られるのか
  12. Voice Nuance Lab & 声キャラ診断|声のニュアンスを意図的に扱えたら、 “自分らしさ”をどう表現し、世界はどう変わるのだろうか?
  13. チルログ|休職が「キャリアの断絶」にならない社会とは?
  14. 宙の寺子屋<そらこや>|学びがもっと楽しさを取り戻せるか。 マンガ・アニメは『教育』を救えるか。
  15. Smart Nurse|赤ちゃんの健康を守るために、どう看護を届けるか?
  16. Bedless Adventure|理想の体験をカタチにするには?〜病室で孤独を感じる子どもたちへ〜
  17. AGER|農がカルチャーだったら
  18. Rethinking Parenthood 育児とは?|血縁や国籍を超えた家族は、子育てにどんな可能性をひらくのだろうか?
  19. Urban Fragrance Publicness Lab|鼻が人を動かしたら、人生はどう変わるのか?

「未知の価値に挑戦するプロジェクト」を募集しています

2026年8月から活動を開始するQWSチャレンジ第28期のメンバーは、年齢も領域も様々。

QWSチャレンジ第28期メンバー

新しい仲間、新しい自分、新しい世界。どんな出会いが待っているのでしょう。それぞれのプロジェクトの問いは、どのように磨かれ、放たれていくのでしょうか。次回のQWSステージ#28は、2026年10月22日に行われます。QWSから生まれる「可能性の種」をお楽しみに。

現在、QWSチャレンジ第29期を募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。

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