音と人との距離を、デザインできたら?
きっかけは、聴覚過敏をもつ妹たちの存在でした。音に困っているにもかかわらず、周囲の目や説明のしづらさから、隠して使うか、我慢するかを選ばざるを得ない場面が多くありました。活動を進める中で気づいたのは、音疲れや脳疲労は、特別な誰かの問題ではなく、情報過多のなかで常に頑張り続ける現代人の多くが抱えている感覚だということです。
音とほんの少し距離をとるだけで、スゥーンと余白が生まれ、集中力や創造力、そして人へのやさしさが、ふっと戻ってくる。swuneは音を遮断するのではなく、感覚に余白をつくり、スゥーっと本来の自分らしい感性をひらくための選択肢として、音との新しい関係性を提案しています。
何にチャレンジするのか?
swuneが挑戦しているのは、 音を「我慢するもの」から「自分で距離を選べるもの」へと、前提そのものをアップデートすることです。
① 耳栓=対処・我慢・特別な人のもの、という固定観念を壊すこと
② 音疲れや脳疲労といった、これまで見過ごされてきた感覚のしんどさを言葉にすること
③ 日常・仕事・都市空間の中で、自然に使われる「イヤーウエア」という新しいカテゴリをつくること
swuneは、ただの製品で終わらせるのではなく、「感覚を尊重する」という選択肢を社会に増やしていくこと、そして「繊細さこそ強さである」という価値観や文化が、 少しずつ浸透していくことを目指してチャレンジしています。
製品サイト:製品サイト「swune」:https://wearplugs.com/
音疲れの人に向けてメディア「iroiro」:https://iroiro-jp.com/
なぜチャレンジするのか?
原点には、聴覚過敏をもつ妹たちの存在があります。
音がつらいにもかかわらず、我慢しているように見られること。
本当は必要なのに、着けることに気を遣わなければならないこと。
その姿をそばで見てきたことが、すべての始まりでした。
だからこそswuneは、「困っている人だけがこっそり使うもの」にはしたくありません。
誰もが自然に使える存在になること。 その結果として、いちばん音に困ってきた人たちが、人前でも気兼ねなく使える文化につながっていく。 それが、swuneの目指す姿です。音と距離をとることは、逃げることではありません。それは、自分の感覚を整え、余白を取り戻す行為。その価値を、日常の中にきちんと置いていきたいと考えています。
どのようにチャレンジするのか?
2025年|検証と土台づくり
- プロトタイプ開発
- 都市部での試着・対話・定性リサーチ
- LAでの視察・受容性の調査
- 行政・企業・共創拠点での対話
- wearplugsからswuneへのリブランディング
→とにかくリアルな声を聞きに行く
→ プロトタイプの検証とレビューを重ねてきました
2026年|実証と社会実装へ
- 通勤・オフィス・イベントなど、利用シーン別の実証実験
- プロダクト改良とライン設計
- 企業・自治体との連携による導入検証
- 感覚への配慮を組み込んだ空間
- 環境づくりのモデル検証
ちょっと眩しかったらサングラスをかけるように、ちょっと音が多いと感じたら、気軽に身につけられる。
そんなふうに、日常に自然と溶け込むカルチャーを目指しています。
swuneは、プロダクトで終わるのではなく、文化として根づいていく存在へ。 そのための設計と挑戦を、これからも続けていきます。
引野 麻祐
田島 琢巳
田島 琢巳
福井県出身。化学メーカーのエンジニア。
ものづくりを10年以上にわたり、実験と試作を続けている。これまでに「おしりトーン」や、ソニー主催のゆる楽器ハッカソン、toioコンテストへの参加、枯山水メーカーの開発など、遊び心と技術のあいだを行き来するプロジェクトを多数手がけてきた。
Nemanja Milenković
Nemanja Milenković
セルビア・ベオグラード生まれ。渋谷を拠点に、渋谷発ユニコーンスタートアップにてシニアソフトウェアエンジニアとして勤務。クラウドインフラおよび大規模システムにおけるAI活用を専門とし、Infrastructure as Code(IaC)に関する評価の高い著書を持つ。エンジニアリングに加え、マーケティングやマネジメントの経験も有し、技術・デザイン・ビジネスを横断した価値創出を強みとする。都市と自然の両方を愛し、人との出会いの中に新しさと親しみを見出す姿勢も大切にしている。
QWSステージでの発表
新着プロジェクト New Project
QWS チャレンジ
はじめてみませんか?
進めることができる内容であれば、分野や規模に制限はありません。
ぜひ、プロジェクトの更なる可能性を試してみませんか。
プロジェクトベースが
無料で利用可能!
