音と人との距離を、デザインできたら?
swuneは、日常の音をちょうどよく和らげ、音との距離を自分で調整できる次世代イヤーウエアです。きっかけは、聴覚過敏をもつ妹たちの存在でした。音に困っていても、我慢するか、隠して使うしかない。そんな現実がありました。活動を通して見えてきたのは、音疲れや脳疲労は特別な誰かの問題ではなく、情報過多の中で生きる多くの人に共通する感覚だということです。音とほんの少し距離をとるだけで、余白が生まれる。swuneは、音を遮断するのではなく、本来の自分のポテンシャルを引き出す選択肢。
音とほんの少し距離をとるだけで、スゥーンと余白が生まれ、集中力や創造力、そして人へのやさしさが、ふっと戻ってくる。
音とほんの少し距離をとるだけで、スゥーンと余白が生まれ、集中力や創造力、そして人へのやさしさが、ふっと戻ってくる。swuneは音を遮断するのではなく、感覚に余白をつくり、スゥーっと本来の自分らしい感性をひらくための選択肢として、音との新しい関係性を提案しています。
何にチャレンジするのか?
オフィスで、タイピング音がやけに気になる日。電車で、いつもより音が多く感じて、少し疲れてしまう瞬間。誰にでもあるこの違和感に、 今は「我慢する」か「遮断する」しか選択肢がありません。swuneは、音を“少しだけ調整する”という新しい選択肢をつくります。必要な音は残しながら、過剰な刺激だけをやわらげる。人とつながりながら、自分の状態も保てる。サングラスのように、音にも“ちょうどいい距離”を。日常・仕事・都市空間の中で自然に使われる、イヤーウェアという新しいカテゴリをつくることに挑戦しています。
なぜチャレンジするのか?
音疲れや脳疲労は、特別な誰かの問題ではありません。情報過多の中で、日々を過ごすすべての人に起きている感覚です。それでも今は、「気にしすぎ」「我慢するもの」とされてきました。swuneは、その前提を変えたいと考えています。感覚は抑えるものではなく、整えていいもの。自分の状態を整えることは、わがままではなく、パフォーマンスや人との関係性を守るための選択です。その選択肢が当たり前になることで、人は無理をせず、本来の力を発揮できるようになる。swuneは、感覚を尊重できる社会の前提をつくることを目指しています。
どのようにチャレンジするのか?
2025年は、プロトタイプを開発し、都市部での試着・対話・リサーチを通じて検証を重ねてきました。これまでに1,500人以上への試着とヒアリングを実施。その中で見えてきたのは、「少し疲れているときに、自分の状態を整えたい」というニーズが、多くの人に共通しているということです。2026年は、通勤・オフィス・対話の場など、日常の中での実証を進めながら、より自然に使われる形を磨いていきます。swuneはプロダクトにとどまらず、感覚を整えることが当たり前になる文化をつくっていきます。
引野 麻祐
田島 琢巳
田島 琢巳
福井県出身。化学メーカーのエンジニア。 ものづくりを10年以上にわたり、実験と試作を続けている。これまでに「おしりトーン」や、ソニー主催のゆる楽器ハッカソン、toioコンテストへの参加、枯山水メーカーの開発など、遊び心と技術のあいだを行き来するプロジェクトを多数手がけてきた。
Nemanja Milenković
Nemanja Milenković
セルビア・ベオグラード生まれ。渋谷を拠点に、渋谷発ユニコーンスタートアップにてシニアソフトウェアエンジニアとして勤務。クラウドインフラおよび大規模システムにおけるAI活用を専門とし、Infrastructure as Code(IaC)に関する評価の高い著書を持つ。エンジニアリングに加え、マーケティングやマネジメントの経験も有し、技術・デザイン・ビジネスを横断した価値創出が強み。都市と自然の両方を愛し、人との出会いの中に新しさと親しみを見出す姿勢も大切にしている。
陳 紀洋
陳 紀洋
ファンドマネージャー経験とAI業務効率化の知見を活かし、事業の構造と伸びしろを捉えるのが得意。社長の判断基準や口調を学習した「AIクローン」による暗黙知の可視化・継承支援も手がける。複数事業の立ち上げ経験をもとに、構想を現実に落とし込む伴走者。
QWSステージでの発表
応援コメント

QWSのメンターとしてこの数年、多くのプロジェクトがアイデア段階から始まるのを見てきましたが、ここまで実用化に近づいているケースは多くありません。
swuneは、個人的な原点と明確な市場性の両方を持っている点が印象的です。特定の課題に応えながら、日常の中で人がどのように音と向き合うかという広いテーマにもつながっていると感じます。
このプロジェクトがプロダクトとして、またビジネスとしてどのように展開していくのかを楽しみにしています。そしていつか「swuneっていうグローバルな会社、あれは昔メンターとして関わっていたプロジェクトなんだよ」と言える日を期待しています。
リーダーインタビュー
あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?
今の時代は、情報も音も多く、頑張る人ほど多くの環境に身を置いています。だからこそ、気づかないうちに負荷が積み重なり、本来の力を発揮しきれない瞬間が増えています。swuneは、「音を少し調整する」というアプローチで、その人の心地よさと余白を取り戻します。その余白があることで、集中や創造性、人との関係性が少しずつ変わる。私はその積み重ねが、人の可能性やコミュニティのあり方を広げていくと考えています。その人の良さも、揺らぎも、そのまま活きる社会へ。 swuneは、そのきっかけをつくりたいと思っています。
あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?
原点は、聴覚過敏をもつ双子の妹たちの存在です。 学生時代、音によって日常の選択肢が制限される中で、妹たちは自分らしくいられる場面が限られていました。そんな中で迎えた成人式の日、swuneの原型となるプロトタイプをプレゼントしました。これまで人前で耳栓をつけることに抵抗があった彼女たちが、その日は自然に身につけ、はじめて心から笑顔で写真を撮ることができました。 その姿を見たとき、「音との関係が変わることで、人の選択肢や表情はここまで変わるのか」と強く実感しました。さらに社会人になったこの1年間、妹たちはswuneを日常的に身につけながら働いています。無理をせず、自分の状態を保ちながら社会と関わっている姿を見て、このプロダクトが一時的な対処ではなく、「生き方を支える選択肢」になり得ることを確信しました。 昨年メディアに取り上げられた際には、同じように音に悩む方々からメッセージが届きました。この課題は決して一部の人のものではないと感じています。妹たちでとどめるのではなく、メガネのように誰もが自然に使える存在として広げ、本来の自分でいられる人を増やしたい。 その想いが、今の活動の原動力になっています。
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