QWSステージ#26開催報告|最優秀賞は「reanne」が受賞!

QWSステージ

3カ月間、問いと向き合い続けてきたプロジェクトメンバーたちの晴れ舞台、QWSステージ。今回は4月23日に開催されたQWSステージ#26の様子と、SHIBUYA QWS Innovation協議会(以下「SQI協議会」)による厳正な審査の結果、見事、最優秀賞・優秀賞を受賞したプロジェクトをご紹介します。

 

テキスト・編集=越本 春香 写真=髙木 香純

QWSステージ#26に登壇したプロジェクトと審査員のみなさま

QWSステージとは、3カ月に一度、QWSに集うプロジェクトメンバーがそれぞれの活動の中で見つけた「可能性の種」を放つ場です。QWSステージ当日はQWS内に舞台が設営され、発表するプロジェクトは、3分間で各々の活動成果についてピッチを行います。

 

QWSステージ#26では17プロジェクトが登壇し、各々の成果を発表しました。SQI協議会の審議のもと「reanne」が、SQI協議会最優秀賞に選ばれました。また、SQI協議会優秀賞として、「Smart Nurse」、「Urban Fragrance Publicness Lab」、「渋谷ペーパープロジェクト」、「Voice Nuance Lab & 声キャラ診断」の4プロジェクトがそれぞれ受賞し、計5チームがQWSでの活動期間の延長の支援を受けることが決定いたしました。

 

なお企業賞として、東急賞「Urban Fragrance Publicness Lab」、セブン&アイホールディングス賞「DActive」、ADDReC賞「reanne」が選ばれました。

キーノートトーク

QWSステージでは、各分野の第一線で活躍している方をゲストにお招きし、講演していただく「キーノートトーク」を実施しています。 

今回のゲストは、株式会社Cradle代表取締役のスプツニ子!さん。

英国ロンドン大学インペリアル・カレッジ数学科および情報工学科を卒業後、英国王立芸術学院 (RCA) デザイン・インタラクションズ専攻修士課程を修了。RCA 在学中より、テクノロジーによって変化していく人間のあり方や社会を反映させた映像インスタレーション作品を制作し、作品はMoMA(ニューヨーク)、金沢21世紀美術館(日本)など、国内外の主要な美術館で広く展示。2019年には株式会社Cradle を設立されています。

キーノートトークでは、そんなスプツニ子!さんから「未知の価値を切り開く 『問い』の立て方」をテーマにお話しいただきました。キーノートトークは下の画像よりご覧ください。

登壇者略歴(スプツニ子! 氏)

 

 

アーティスト / 株式会社Cradle代表取締役

英国ロンドン大学インペリアル・カレッジ数学科および情報工学科を卒業後、英国王立芸術学院 (RCA) デザイン・インタラクションズ専攻修士課程を修了。RCA 在学中より、テクノロジーによって変化していく人間のあり方や社会を反映させた映像インスタレーション作品を制作。作品はMoMA(ニューヨーク)、金沢21世紀美術館(日本)など、国内外の主要な美術館で広く展示されている。2013年よりマサチューセッツ工科大学 (MIT) メディアラボ助教に就任、 Design Fiction Group を率いた。その後、東京大学大学院特任准教授、東京藝術大学デザイン科准教授を歴任。2017年 世界経済フォーラム 「ヤンググローバルリーダー」、2019年TEDフェローに選出。2019年に株式会社Cradle を設立。

SQI協議会最優秀賞/reanne

reanne

「嫌な生理が自分を知るための指標だったら?」という問いから、女性の健康管理に革命を起こします。毎月排出される経血を、健康状態を可視化する貴重なデータ源として再定義。いつも使っている生理用品で「経血検査」の実装を通じ、生理を「嫌なもの」から「自分を知る、自分をアップデートする機会」へ転換します。不調に悩むことなく、自分のリズムを味方につけて、誰もがのびのびと暮らせる未来をQWSから創造します。

 

審査員からは、以前QWSチャレンジで採択され活動していた時期には到達できなかったプロダクトが、今回はプロダクトが実装まで至りステージが上がっていくことへの期待が評価された。

 

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受賞コメント

本日登壇した際に目の前の審査員の皆さんが全員男性だったので「これは無理かな」と正直思いましたが、掲げた問いに共感していただいてこのような賞をいただくことができたと思い嬉しいです。

キーノートトークでもスプツニ子!さんの後に発表できたことも、スムーズな流れで救われたなと思っております。ありがとうございます。

この3か月間ではまだ検証しきれなかった部分もあったので、引き続きスクランブルスクエアで働いていらっしゃる女性の皆さんと一緒に実証実験を行っていければと思います。頑張りますので応援よろしくお願いします。

SQI協議会優秀賞受賞プロジェクト

Smart Nurse

 

私たちは、看護師による妊娠前ケア(プレコンセプションケア)を、新婚カップルに届けるプロダクトを開発中です。これまで医療機関でしか会えなかった看護師を、デジタルの力で身近にすることで、不妊や妊娠・出産時の合併症、先天性疾患を予防する世界基準のケアを、すべてのカップルに提供することを目指します。看護の専門性を日常に溶け込ませ、健康な命があたりまえに生まれる未来をつくります。

 

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Urban Fragrance Publicness Lab

香りを楽しむ自由」と「都市の公共性・安全性」を両立させる新しい文化モデルの創出を目指す実験です。香害・スメハラや化学物質過敏症(MCS)への配慮など、都市に潜在する香りを巡る課題に向き合い、渋谷をフィールドに天然香料100%の弱拡散型香りの試作、当事者を含むヒアリング、香りの許容ゾーンを可視化した「香りの余白地図」の作成、安心して香りを楽しめるワークショップを実施します。感性の自由と公共空間の安全性を両立する社会実装モデルを提案します。
 

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渋谷ペーパープロジェクト

私たちは中学生3人組で、捨てられてしまう服から和紙(渋谷ペーパー)をつくり、その紙から様々なプロダクトを作る「渋谷ペーパープロジェクト」を行っています。私たちは渋谷ペーパープロジェクトの「捨てられてしまう想い出を、捨てられない想い出」にする仕組みを使って、「捨てない」という新たなアタリマエを作ります。そしてこの仕組みを、渋谷だけでなく世界に仕組みを広げていきたいです。未来の子どもたちが同じ問題で悩むことのないように、今の子どもからの挑戦です。

 

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Voice Nuance Lab & 声キャラ診断

声(音色)は生まれつきの才能ではなく、身体状態や意図によって変化する「出力情報」です。声のニュアンスや声のキャラクターを客観的に可視化・体験化するプロトタイプを通して、声を意図的に扱えるようになったとき、人が自分の声や“自分らしさ”をどう捉え直し、他者や社会との関係がどう変わるのかを探究します。声を診て、観て、育て、磨き上げることで、精神的・社会的に健康な状態をつくり、声から人生をデザインする未来を目指します。

 

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QWSステージ#26登壇プロジェクト一覧

  1. reanne|嫌な生理が自分を知るための指標だったら?
  2. Serendia|服を選んでいるのか、自分を選んでいるのか
  3. KOKOROMi|大人が学び挑戦し続ける社会は、子供に何を残せるのか?
  4. MENTIA|どうすれば、職場のメンタル負荷を「本人の回復」と「組織の改善」に同時につなげ、パフォーマンス低下を最小化できるか?
  5. DActive|CO2削減と人間の欲求を紐づけ、都市部の脱炭素を加速させることはできるか?
  6. 宙の寺子屋<そらこや>|学びがもっと楽しさを取り戻せるか。 マンガ・アニメは『教育』を救えるか。
  7. Voice Nuance Lab & 声キャラ診断|声のニュアンスを意図的に扱えたら、 “自分らしさ”をどう表現し、世界はどう変わるのだろうか?
  8. Smart Nurse|赤ちゃんの健康を守るために、どう看護を届ける?
  9. PRAXIS|Perfect Englishを身につけた優等生は、何を失ったのか?
  10. Urban Fragrance Publicness Lab|「空間」における香りの経済価値は何か?
  11. KIBOTCHAスマートエコビレッジDAO|スタートアップの限界の先へ。市場が測れない価値を軸に、「自走する国」は作れるか?
  12. 耳から世界を体験する ― ミミセカ|耳だけで目の前の世界を感じると、どんな体験が生まれるのか?
  13. Oh! My Family|史上最高難易度の現代の子育て。「子育て」「家族」の形はどう変わっていくべきか?
  14. Artitual|アートは「分かる人」のもの?
  15. まなびぱれっと|「せんせい」と「みんな」が安心して混ざり合うとどんな未来が待っているのか?
  16. 企業アルムナイ研究会|退職者を企業の境界を越えて価値を生む人的資本にできないか?
  17. 渋谷ペーパープロジェクト|渋谷を「ごみが多い街」から「ごみから新たな価値を生み出せる街」にShiftするには?

「未知の価値に挑戦するプロジェクト」を募集しています

2026年5月から活動を開始するQWSチャレンジ第27期のメンバーは、年齢も領域も様々。

QWSチャレンジ第27期メンバー

新しい仲間、新しい自分、新しい世界。どんな出会いが待っているのでしょう。それぞれのプロジェクトの問いは、どのように磨かれ、放たれていくのでしょうか。次回のQWSステージ#27は、2026年7月23日に行われます。QWSから生まれる「可能性の種」をお楽しみに。

現在、QWSチャレンジ第28期を募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。

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