『QWSチャレンジ』は「未知の価値に挑戦するプロジェクト」を推進するプログラムです。
採択されたプロジェクトメンバーに、プログラムを通して感じた変化や、QWSという場をどのように活用しているのかを聞いてみました。挑戦の裏側にあるリアルな声をお届けします。
urban fragrance publicness lab
プロジェクトを始めたきっかけ
私にとって香りは、内面を整え、他者と繋がるためのかけがえのない存在です。しかし、世の中には多種多様な香料が溢れる一方で、その性質や影響が詳細に明かされることは稀です。その結果、意図せず他者に不快感を与える「香害」や、自身の望まない香りに苦しむといった負の側面が顕在化しています。 「良い香り」が時に凶器となり、個人の心地よさと社会の調和が分断されている現状に強い違和感を抱きました。誰もが自分らしい香りを楽しみつつ、同時に他者の空間を侵さない、真に豊かな共生社会をどう実現できるか。香りの性質を可視化し、適切な選択肢を提示することで、この課題を解決したいと考えプロジェクトを始動しました。
プログラムへ応募した理由
多様な価値観が交差する「ひらかれた場」であるQWSは、香りの社会受容性を探る本プロジェクトにとって、これ以上ない検証の場であると感じたからです。香りの嗜好や感じ方は人それぞれだからこそ、独りよがりな開発ではなく、この場所で出会う多くの方々の意見を真摯に取り入れたいと考えています。 また、3ヶ月という限られた期間で具体的な進捗を目指す本プログラムの仕組みは、事業を加速させる大きな好機です。多様な領域の専門家やプレイヤーと関わり、フィードバックを頂くことで、構想を確かな形へと昇華させたいという強い決意を持っています。このチャンスを活かし、社会に調和する新しい香りのあり方に挑戦します。
QWSでの活動中の過ごし方、印象的な出来事
活動期間中は、自身の問いの解像度を高めることに心血を注ぎました。具体的には、問いからアイディアや気づきをもらう掲示板、Question Wallの活用やメンタイングイベントへ積極的に参加し、日常では接点のない多様な領域の方々と対話を重ねました。また、採択者同士のコミュニティにおいても、互いのビジョンをぶつけ合うことで多角的な視点を取り入れました。 これらの対話を通じて、プログラム参画前から抱いていた「問い」のルーツを徹底的に掘り下げ、自身の活動の源泉である「なぜ私はこれをするのか」という動機を再定義しました。当初の仮説を疑い、問いを見つめ直すプロセスを経て、現在は事業の核となる哲学をより強固なものへと深化させている段階です。
QWSだからこそできたこと
QWSは、単なる共創施設を超えた「対話と実践のハブ」でした。特にコミュニケーターの方々の存在は大きく、不定期にしか訪れられない私に対しても、チーム内で対話の内容を丁寧に引き継ぎ、最適な協力者や機会を絶えず繋いでくださいました。こうした細やかなサポートのおかげで、孤軍奮闘することなく活動を広げることができました。 また、通常であれば実施が困難な「会議室やサロンでの香りの設置」についても、運営の皆様が私の問いに寄り添い、実現に向けて柔軟かつスムーズに調整してくださったことに深く感謝しています。QWSという後ろ盾と理解あるコミュニティがあったからこそ、既成概念に縛られない挑戦が可能になりました。
これからの展望
QWSでの内省を経て、「なぜ私がやるのか」という問いを常に中心に据え、より芯の通った事業へと育て上げたいと考えています。私の目指す終着点は、香りの探求の先にある「世界平和」や「差別のない社会」の実現です。一見、香りと無関係に思える高い理想も、実はあらゆる事業の根底にあるべき本質だと確信しました。 今後はこの理念を軸に、私だからこそできる香りの事業を、科学的根拠と感性的なアプローチの双方から多角的に展開していきます。香りを単なる消費財ではなく、他者への想像力を育み、社会の調和を生むための「基盤」へと昇華させる。その挑戦を、不変の意志を持って加速させていきます。
MENTIA
プロジェクトを始めたきっかけ
メンバーの矢島が大学で取り組んでいたメンタルヘルス研究の成果を、社会実装できないかと提案したことがきっかけです。当初は医療寄りのプロダクトを構想しMVPを開発しましたが、医療機関や企業へのヒアリングを重ねる中で、既に受診している層へのアプローチでは需要が限定的だと気づきました。本当に届けるべきは「自分の不調に気づいていない潜在層」ではないか。この問いから、働き方データで兆候を早期検知するHR領域のプロダクトへピボットしました。
プログラムへ応募した理由
プロダクトの方向性を模索する中で、もっと多くの企業や人を巻き込んでヒアリングと検証を重ねたいフェーズでした。メンタルヘルスは医療・テクノロジー・組織論が交差する複合テーマで、一つの領域に閉じていては本質的な課題にたどり着けません。多様なバックグラウンドを持つ人たちと接点を持てるQWSの環境は、まさに求めていた場でした。また、チームとして集まり集中して作業できる拠点がほしかったことも大きな動機です。仮説をぶつけ、壊し、作り直すサイクルを高速に回せる場としてQWSチャレンジへの応募を決めました。
採択された時の心境
プロダクト開発とヒアリングを並行して進める中で、QWSの機会を最大限活用しました。スクランブルスクエア7階での展示イベントCROSSTAGEへの出展ではMVPを実際に体験していただき、ユーザーから率直なフィードバックを得られたことが大きな転機になりました。スクランブルミーティングでは多様な分野の有識者から事業の方向性について鋭い示唆をいただき、メンターの方々との壁打ちを重ねる中で視座が上がりました。さらに、QWSを通じて複数の企業と接点を持つことができ、検証や協業の話を具体的に進めるところまでつながったことは、自分たちだけでは実現できなかった成果です 。
QWSだからこそできたこと
QWSでの出会いが、プロダクトの根幹を変えました。様々な企業の経営層の方や人材系研究所の出身者とお話しする機会をいただく中で、メンタルヘルスの課題は従業員個人だけでなく、その手前にいるマネージャーにこそ集中していると気づきました。当初は従業員を主語にしたプロダクトを構想していましたが、現場の管理職が孤立し疲弊している実態を多くの方から伺い、プロダクトの主語をマネージャーに置くという大きなピボットを決断しました。自分たちのチームだけでは見えなかった視点を、QWSの多様な接点が与えてくれたと感じています。
これからの展望
現在、資金調達とPoC検証の両輪で事業を加速させるフェーズに入っています。QWSで得た企業接点を活かし、複数社とのPoC実施に向けた協議を進めており、現場で本当に機能するプロダクトかを実データで検証していきます。同時に、検証結果をエビデンスとして資金調達につなげ、開発体制とサービス品質を強化します。マネージャーが孤立せず、チームの不調に早期に気づける仕組みを社会実装するために、まずは目の前の企業との共創を一つひとつ形にしていくことに集中します。
渋谷ペーパープロジェクト
プロジェクトを始めたきっかけ
リーダーSaayaが小学校の頃に参加したワークショップがきっかけで渋谷のゴミ問題に興味を持ちました。 また、サイズアウトした服や、アパレル産業が環境汚染産業と言われていることを知り、この現状をどうにかしたいと思ったことから始めました。
プログラムへ応募した理由
小学5年生の頃から活動を始めたこともあり、小学生の頃QWSを知りいつか自分も挑戦してみたいという気持ちがありました。その中で中学3年の2月にメンバーも増え、挑戦してみよう! そして、QWSからどんどん活動の幅を広げていきたいと思い、応募しました。
QWSでの活動中の過ごし方、印象的な出来事
コミュニケーターさん始めとした、会員さんなどQWSユーザーの方がとても親切でフレンドリーだったことです。入ったときは中学生だったこともあり、大人ばかりがいる環境に少し不安でしたが、しっかりと話を聞いてくださり、アドバイスをくれるなど、毎日ワクワクで溢れていました。
QWSだからこそできたこと
色々な多方向に向いてる人に出会えたことです。自分とちがう考えを面白い、楽しいと思える私にとってみんなが、やりたいこと、気になっていることに全力で取り組んでいる環境はとても刺激になりました。
これからの展望
私たちは、「捨てないアタリマエ」を作るための循環できる仕組みを作りたいと思っています。そのためには沢山の方に知ってもらったり、考えてもらうことが必要です。沢山の大先輩がいるQWSで今後も自分たちなりの問いの答えを探求していきたいです。
