開業から歩んだ1年間。QWS FES 2020で輝いた問いの軌跡

QWS FES

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2019年11月1日の開業から1年を迎えたSHIBUYA QWS(以下QWS)は、開業1周年を記念してQWS FES 2020を開催しました。本記事ではQWS FES 2020をふりかえると同時に、開業から1年を迎えるまでのQWSの軌跡を紹介します。

執筆=加藤翼、編集=渡辺舞子

「問い」と「多様な人」との出会いを生む空間

QWSは「問いの感性(Question With Sensibility)」をキーワードとした、渋谷スクランブルスクエア15階に位置する会員制の共創施設です。

年齢や専門領域を問わず、個人・グループそれぞれが持つ問いや課題に対してプロジェクトとして活動するための拠点としてご利用いただいています。

ビジネス、アート、アカデミア、パブリックなど、分野や世代を超えた交流により、互いに学び合い・化学反応しながら、社会価値につながるアイデアや新規事業等を生み出すことを目指しています。

QWSが一般的なコワーキングスペースや、インキュベーションスペースと大きく異なる点が「問い」の存在です。
2019年の11月1日のSHIBUYA QWS開業の日、スクランブルホールでは盛大なオープニングイベントが開催されていました。真新しい空間、真っ白のユニフォームを身に纏うスタッフ、初めましてのメンバーたち。この場所から「問い」と「問い」が交差し、まだ誰も体験したことのない出会いが生まれる予感を感じた瞬間です。
開業当日は「QWS OPENING DAY」と題し企画構想の段階から関わってきたメンバーのほか、アカデミア、ビジネス、クリエイティブなど領域を超えたパートナーが集まり、トークセッションを開催しました。
(関連記事:年齢・国籍を問わず挑戦するプロジェクトを世界に放つ 駅直上の新拠点『SHIBUYA QWS』に見た可能性

「学生から社会人、年齢、職業、立場などバックグラウンドが様々な人たちが集まっていてすごくスクランブルな感じがして良いよね。QWSの企画書には『年齢を問わない』と書いてきたけれど、今日ここに来て、本当に問わないんだなと。」と登壇者が語った多様性は、1年間通じてQWSが大事にしてきた価値です。

突然のやむを得ない休館。誰もが予想しなかった未来で見えた価値

QWSもCOVID-19の影響を受けて、2020年4月緊急事態宣言の発令を受けて一時休館を余儀なくされました。
会員がリアルに集まれる場を失うことは、QWSとしても大きな不安と、会員サポートの面からもQWSに何できるのか?という大きな問いを突きつけられる瞬間となりました。しかし、私たちが考えたことはシンプルでした。

#問いを止めるな

問い続ければ、自ずとやれることは見えてくる。

その視点でQWSに関わる全ての人々が、プログラムのオンライン化、オンラインコミュニケーションツールの活用、オンラインでの交流機会の創出など約80件ほどのイベントを打ち出していった結果、COVID-19以前よりもコミュニティとして結束が高まりました。

関連記事①:問いは止まらない!QWSのバーチャルスクランブルソサエティ

関連記事②:オンラインでも問いはスクランブルする。閉館時に見えたQWSコミュニティの可能性。

6月から時間短縮での営業を再開。入館時にはマスク着用必須、検温、館内の定期消毒など社会情勢に合わせてアップデートされたルールはありましたが、QWSに携わるすべての人達の協力で今日まで営業が続いています。

あなたの問いが主役「QWS FES 2020」

開業1周年を記念して2020年11月1日から7日間開催された「QWS FES 2020」。「わからないが、面白い。いろんな問いに出会える7日間。」をコンセプトに、会員ではない一般の方にも様々な問いに触れ、問うことを楽しんでらえるような企画を多数実施しました。

QWS FES期間中に一際目を引いていたのは、CROSS PARKに展示されたQWSのプロジェクトによるたくさんの問いの数々が取り組んだ沢山の問いの数々です。「あなたの問いはなんですか?」この言葉が日常にあることで、会員同士のコミュニケーションが触発されています。

会期中はQWSに関わる個人、法人、大学をはじめとした多様な連携パートナーそれぞれの視点からQWSを解釈するイベントを開催。主要な企画全てをオンラインとオフラインのハイブリッドで実施し、スクランブルホールでは14の企画を、クロスパークでは16のプロジェクトが展示を、プレイグラウンドでは24のラジオ番組を開催しました。

QWS FESの一番の目玉企画となったのが、QWSで生まれた問いの中から最もQWSらしいを問いを選出する「QWS AWARD」です。QWSを卒業した会員を含めた全会員から問いを公募し、1年間の活動実績、期間中の展示、最終日のピッチ発表の3つを審査対象とし、最高賞には「Most Valuable  Question(通称MVQ)」が与えられます。

一次選考を通過した16のプロジェクトが今回参加しました。詳細はこちら

その中から、QWSの1年間でMVQに輝いた問いはいかなる問いであったでしょうか?
QWS FES最終日、arca代表 クリエイティブディレクター・辻愛沙子さんを当日審査員に迎えて16のプロジェクトが最終のピッチを経て2020年のMVQが選ばれました。

「ギャル」は企業の課題を解決できる?

映えある第一回目のQWS AWARDのMVQを受賞したのは、CGOドットコム。CGOドットコムは「ギャルマインドをビジネスシーンにインストールする」をコンセプトに掲げ、よりフラットなコミュニケーションの場づくりと、よりクリエイティブなアイデア創出を目指しています。渋谷固有のギャル文化を扱いつつ、QWSの中で様々な会員とワークショップのプロトタイプを重ねたことが評価されました。

CGOドットコムのバブリーさん

ギャルが企業の会議で一緒にブレインストーミングする企画「ギャル式ブレスト」はQWSのコーポレートメンバーでもある株式会社三菱鉛筆と実施し、数原滋彦社長も実際に参加し、その価値を体感していただきました。

(関連記事:バブリースクール×三菱鉛筆「ギャル式ブレストの全貌」 )

大切なのは問い続ける問いの感性と仲間の存在

COVID-19の終焉がなかなか見えず、世界の常識が大きく変わっていく中、QWSは2年目に何を目指していくのでしょうか?

この問い際して、QWSの価値に共感する支援者コミュニティ「QWSコモンズ」の横石崇さん、ハヤカワ五味さん、麻生要一さんへ実施したインタビューからは、2年目の期待について以下の言葉をいただいてます。

(関連記事:働くだけではない場所-QWSに抱く期待と価値とは?

横石崇さん「これからの組織やチームにおいて大切なことは「ノウハウ(Know How)ではなくノウフー(Know Who)」と言われますが、QWSのメンバー同士で何か仕掛けるにしても、どんな人が所属しているのか、役割が見えていくとより強いコミュニティになっていくと思います。」

ハヤカワ五味さん「実際にQWSで何が起こっているのかが分かりづらいので、会員同士の交流の先にあるアウトプットがもっと具体的に見えたらいいなと思っています。」

麻生要一さん「今は繋がっていない人たちをもっと繋いでいったら何かが起きると思います。ビジネスマッチングとは違って「問い」のマッチングというか、自分の中にはない問いでもその人の持っている問いにとても共感することはあるので、その可能性を広げてもらいたいです。」

QWS AWARDに参加したプロジェクトのみなさん

開業からQWSは、会員の皆さまに支えられながら形作られ、多様な問いと可能性が集まりました。1年間で集まった問いの数は約2430個、活動したプロジェクト数は約110。QWSが目指すのは、その問いがより交差し、変化し、成長すること。「スクランブル」をいかに自然に作り出せるかです。

誰も答えを持っていない未来を切り開くことができるのは、自らどこまでも問い続ける問いの感性と、1人では到底解けない問いを一緒に向き合ってくれる仲間の存在です。

SHIBUYA QWSでは、そんな問いへの挑戦者をいつでもお待ちしています。

入会について
https://shibuya-qws.com/membership

 

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