子どもの可能性を最大限に引き出す教育とは

プロジェクト名 TEALS
#教育#教育工学#Edtech#食育#教育格差#子どもの貧困#子どもの可能性#子どもの興味関心#自他愛#少子高齢化#持続可能な子ども食堂#体験型学習#主体的な教育#社会で生き抜く力#多様性#持続可能性#愛#ティール組織
・子どもを育てにくい社会と子どもの貧困
・古い価値観の受け身の座学教育
・地域、教師、家庭格差などの教育格差

これが私たちが考える緊急かつ最重要な社会課題です。

私たちは、これらの解決を目指し【寺子屋×子ども食堂】を実現します。
寺子屋は、既存の塾とは違いEdtech等を活用し社会に出た時に必要な力の育成を子どもの興味関心に合わせた形態で行います。
食事の提供は、生きていく上での原動力となるものであり、貧困の減少を目指します。

「全ての子どもが自分を愛し他人を愛し、自分で考えて行動できる未来に」

何にチャレンジするのか?

【寺子屋×子ども食堂】の実現に向けてチャレンジします。

<寺子屋について>

既存の学習塾にあるような国語、算数、理科、社会などの教科指導や受験に向けた形での運営は行いません。 Tealsでは、お金やプログラミング、アート思考など学校では「教えてくれない、でも、社会に出たときに役に立つ力だよね」という部分の育成を行います。 当然、こちら側から押し付けた学習方法ではなく、子どもの興味関心に合わせて行い、より主体的かつ体験的な学びができるように環境を整備します。

<子ども食堂について>

私たちが生きていく上で絶対に欠かせないものの一つは食事です。食事を満足にできれば幸せな気持ちが生まれ何かを行う時の活力になり、その人自身に良い循環が生まれます。 そのため、寺子屋と子ども食堂のどちらか一方を行うのではなく両方同時に実現する必要があります。

なぜチャレンジするのか?

<寺子屋について>

子どもの自己肯定感の低さが指摘されているのはご存知でしょうか。 自分に自信が持てない、自分の存在意義が分からない、夢がない、大人になりたくない、そんな子どもが身近にいます。 これからの時代を作っていくのは子どもたちです。そんな子どもの存在を私たちは大切にしたいと思っています。 そのため、学校教育では学べないけれど、「実は◯◯に興味があるんだよね」「夢はないけれどやってみたいな」そんな小さな興味関心から、大きな自信へと繋げていけるような場所が必要であると考えています。 また、子どもは私たちが想像もできない程の可能性に満ち溢れた存在です。 その可能性に気づかせ、育てられるような場所を作ることが必要であると考えています。

<子ども食堂について>

現在、全国に約6000箇所の子ども食堂があります。 コロナ禍でも増え続けているので、助かっている子どもや保護者も多いと思います。 ですが、下記のような課題があるのも事実です。 ボランティアスタッフでの運営、寄付での食材調達、故に、月に1度の開催が限界です。 私たちは、この運営状況を改善し、ボランティアや寄付には頼らずに持続可能な子ども食堂の実現を行います。 そして、子どもの貧困などの社会課題の解決に繋げていきたいと考えています。

どのようにチャレンジするのか?

8月  コアコンピタンスの確立。教育プログラムの設計。
9月  子ども食堂の設計。
10月  教育×子ども食堂の設計。1つのサービスとしてビジネスモデルを作り上げる。
    テストマーケしてPDCA回して実装までの道筋立てる。
    実装のための繋がり作りまくる。

プロジェクトメンバー

青木ある

Product manager, Art director

青木ある

Product manager, Art director

金沢市出身。幼少期はスイスジュネーブで過ごす。名前の由来は存在の意味のある。筑波大学看護学類、デジタルハリウッド大学大学院DCM修了。世界を変えるキーワドは、ハグ(アート×物理)だと信じている。好きなものは猫•日本酒•バイク•サルサ•エスペラント語。特技はみんなが楽しむ空間を作ること。毎日のハッピーの輪を広げたい。

加藤薫

PR, communication, foodtech

加藤薫

PR, communication, foodtech

神奈川県川崎市出身。栄養士、調理師、フードスペシャリスト、食生活アドバイザー等を経て、飲食関係のスタートアップでIT業界に参入。その後革新的なアイデアで社会課題を解決するソーシャルビジネス系のスタートアップ業界に魅了され、PRやバックオフィス全般のスタートアップサポーターに従事。2児の母で次世代が生きやすい社会づくりを目指す。

福山貴徳

marketing, engineering, design

福山貴徳

marketing, engineering, design

地球の未来を本気で考えています。 物理の研究を生涯かけてやるために社会課題の解決など持続的に成長可能な世界を模索中。その手段の一つとして、ビジネスを用いた社会課題の恒久的解決を大事にしている。

応援コメント

TEALSのみなさんの問いにとても共感しました。これからの社会を担う子どもたちをみんなで育てていける社会を私たちは築いていかなければなりません。価値観のアップデートや社会で生きていくためのスキルを普段の生活を通して学べる環境はどんな地域にも必要ではないでしょうか。進めようによっては空洞化した商店街問題の解決やまちづくりのヒントになるかもしれません。様々な可能性をリアリティに結実させていきましょう!
クライン ダイサム アーキテクツ 建築家アストリッド クライン

リーダーインタビュー

あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?

「子どもに教育を行うことは、0を100にすることではなく100を0に向かわせていないだろうか」

今の歪んだ社会や息苦しさが生まれていた一因は、子ども達が持って生まれた能力や存在価値を「何もできない、何も知らない子どもに大人が一から教えて、この社会を(大人の思うように)生きられる、(世間一般で言われる)成功者にさせるために、子どもが0で100の大人になるための教育」を一方的に植え付けてきた結果なのではないだろうか。

本来、生命が持って生まれた能力、価値、輝きは100だったはずなのに、人間社会を人間らしく生きて死ぬために100を70、50、もしかしたら0(自殺に追い込んだり生きる希望を失わせたり)にしているのではないかという疑問が生まれました。

実際に、令和元年度の文部科学省の「年齢別子供の死因原因」の調査では、15〜18歳の子どもの死因1位は自殺でした。この結果を見て、いかに子どもの教育改革や社会の受け皿や価値観のアップデートが早急に必要であるかは誰でも想像できると思います。

私たちは、本来、一人一人が持っている興味や得意、感性などは唯一無二であり、そのまま純粋に周りの目を気にせず自然と生きられることこそが、100で生まれた一人一人を200にも300にもエンパワーメントし、より良い社会を作ることに繋がるのではないかと考えます。

子どもは大人より欠けた存在なのではなく、大人よりもっとピュアで全ての可能性を秘めた存在です。この社会は子育てへの社会制度が整っていないために子どもへの関心や希望が薄かったり、画一的な教育や集団行動でそれぞれの個性を型にはめて、知らず知らずのうちに人の心を殺しています。その積み重ねの結果、100だった潜在的な個性や能力をどんどん減少させてしまっていることに非常に危機感を覚えています。

きっと大人になることは素晴らしいことです。

100だった私たちが200にも300にもなり、できることが増えて本来なら幸せが増します。

しかしながら、その価値が伝わらず、大人になる前に子ども達に希望を多く失わせている現代社会がここに存在します。そんな現代社会に根本的、本質的な改革を起こします。 それにはまず、大人たちに子どもはもっと社会全体で大切にのびのびと育てられるべき存在であるという共通認識が必要不可欠です。

それに加え、子ども主体のあたたかい教育の仕組みを作り、子ども達の基本的な生きる基盤を【無条件で】与えます。そして、次に彼らの持つ個性や素質をもっと表現できる機会ややり方を教え、大人になることが楽しみになるような教育を行っていきます。 きっと、このような環境で育ち個性を磨き続けた彼らは、大人になったら素敵な感性を持った唯一無二の人間として誰よりも輝いていることでしょう。

そして、良い循環が生まれ、そんな人たちが集まったら多様性に溢れた明るい社会ができていることを確信しています。

あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?

私は、幼児教育、初等教育、特別支援教育について学んでいます。私は現在に至るまでの経験を通して地域格差、学校格差、教師格差を感じる機会が多くありました。

ですが、私の今までの人生はマイナスなことばかりあったわけではなく、母のおかげで好きなことにはとことん取り組める環境がありました。それにより、自分の好きを追求し嬉しい、楽しい、悔しい、負けたくない、など豊かな感情や人への感謝、礼儀、挨拶など基本的な生き方を身につけることができたと思っています。

それが今の私の原動力となっていることは間違いありません。これらを経て、私は子どもたちに私が経験したような理不尽な格差を感じることなく、幸せに過ごせるような仕組みを作りたいと思い、 最初に子ども食堂を持続性のあるものに変えようと考え始めました。

ですが、子ども食堂だけでは補いきれない日本の子ども達の現状を知り、もっと子ども達に直結する具体的な支援を行うことが必要であることも同時に感じました。

私は日本の教育を悲観しているわけではなく、むしろ教育でしか救えない命もあると考えています。現に、私は大学での講義で「子ども達には大人が想像できないほどの無限の可能性を秘めている」ことを知りました。

一番衝撃を受けたことは、遷延性意識障害を引き起こし一生寝たきりで会話も意思表示もできないとされていた子どもに、本当は意志があることが分かったということです。

意志を表現する方法を私たちが教えなかっただけで、彼らにはとても素敵な言葉が眠っていました。これこそが、人間の可能性であり、教育がもたらした結果です。これを機に私は子ども達の隠れている可能性を引き出し育てたいと思うようになりました。

そして、好きなことを起点に幅広く学ぶ姿こそが結果として社会に生かされる人格の形成につながると考えています。  

つまり、私は現在に至るまでの経験を通して、学校教育が全てを教えてくれるわけではないことを身をもって感じています。未来に希望を抱けない子ども達も、皆平等に無限の可能性があり、その可能性を育て、価値観のアップデートや好きなことに力を注ぐためには今までにない新しい環境や教育が必要だと思いこの問いを立てました。

QWSステージでの発表

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