読むことが困難な人に情報をどう届けるか?

プロジェクト名 Sound Page
#視覚障害#アクセシビリティ#音声技術#共生社会#情報デザイン#ユニバーサルデザイン
視覚障害者や高齢者、外国人、小さな子どもなど、「読むことが困難な人たち」に音声で情報を届ける仕組み『サウンドページ』を開発中です。
公共のポスターやチラシ、飲食店のメニューなどにQRコードを貼り付け、スマートフォンで読み込むことで音声で内容を聞くことができます。情報アクセシビリティの再設計に挑戦します。

何にチャレンジするのか?

「読むことが難しい人たち」に、視覚に依存しない情報を届ける仕組みを作る。

なぜチャレンジするのか?

視覚障害当事者として、文字ベースで構成された社会の中で情報にアクセスできず、疎外感を感じる経験を多くしてきました。
そこから「見えなくても情報が届く仕組み」を社会に広げたいと考えるようになりました。

どのようにチャレンジするのか?

QWSの掲示物や案内板での実証実験を通じて、多様な利用者(高齢者、外国人、視覚障害者など)からのフィードバックを得ながら、音声技術者やデザイナーと連携して「音で情報を届ける」仕組み作りをしていきます。

萱野桃子

projectリーダー 

萱野桃子

projectリーダー 

視覚障害当事者。現在大学院で視覚障害教育について研究中。 鍼灸・あん摩マッサージ指圧師、教員免許保持。 自身の経験を活かし、情報アクセシビリティと共生社会を実現させるための活動を行っている。

三輪瞭

プロデューサー

三輪瞭

プロデューサー

聖学院大学を卒業後、同行援護という視覚障害者の外出サポートの事業をしているベンチャー企業に就職。
その後10ヶ月で退職し、マッケンビジネスホールディングス株式会社にて同行援護事業で企業内起業。
2023年11月に独立をし、株式会社アイズを起業。
現在は会社経営を行いながら、ダイバーシティ推進、地方創生の活動に取り組んでいる。

丸山佳

ディレクター

丸山佳

ディレクター

東京藝術大学美術学部卒業/大阪大学WSD修了
グラフィックデザイナー・画家・ガイドヘルパー

ユニバーサルデザイン分野のグラフィックデザインを専門とし、バスや鉄道などの公共交通機関のサイン類のデザイン、大型ショッピングモールのフロアマップやサイネージのデザイン、横浜、京都など観光地の案内地図といった、多様な人に情報を届ける必要があるデザインの制作を行っている。
手話学習歴約10年。 ガイドヘルパーとして視覚障害者とともに過ごしたり、聴覚障害者と手話で話すことで、少しでも当事者の立場に寄り添ったデザイン制作ができるよう日々学習し、ボランティアで知的障害の方向けの絵画教室も実施。
現在は、介護の資格取得に向けて研修を受講中。
これからも、デザインの力でこの社会のバリアを取り除くことができるよう、様々な立場の方々と一緒に進んで行きたいと思っている。

三輪雄基

サポーター

三輪雄基

サポーター

2008年普通科高校卒業後、埼玉県内の精神科病院に就職。
在職中に介護福祉士・看護師資格を取得し12年ほど勤めた 現在は株式会社アイズにて、福祉・医療関係の知識や経験を活かし同行援護事業所のサービス提供責任者を務めている。
今までの経験を活かし、障害を持つ人たちの生活がより豊かに感じられるよう働きかけていきたいと思う

福田靖子

サポーター

福田靖子

サポーター

飲食店の接客業をしている時に同行援護の仕事を知る。 2024年3月株式会社アイズに就職。
同行援護の仕事で視覚障害者と交流をしていく中で、ダイバーシティ推進に関して非常に関心を覚え様々な活動を通し色々学んでいきたいと思っている。

採択者からのコメント

誰もが自分のペースで情報を得られる環境を目指すSoundPageの発想と活動は、非常に意義深く、大切なチャレンジだと感じています。ダイバーシティの観点からも、こうした取り組みが社会の当たり前になっていく未来に、大きな希望を抱いています。そして、視覚情報があふれる今の時代において、「聴く」ことに焦点を当てる姿勢は、より広い意味でも本質的で、美しい挑戦だと感じます。このような新しい形のアクセシブルな情報のあり方の探求は、AIを含むテクノロジー全体が、もっと人に優しく進化していくヒントになるかもしれません。心から応援しています。
Kind Capital代表取締役鈴木絵里子

リーダーインタビュー

あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?

視覚優位な社会に対し、「音で得る情報社会」という新たな可能性を提示します。
サウンドページは、視覚障害者のみならず、外国人、ディスレクシア、子育て世代などにも恩恵が広がる、誰もが取り残されない社会を実現するきっかけになると考えています。

あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?

自身が視覚障害当事者であることから、見えないことで日常的に情報から取り残される経験をたくさんしてきました。
その中で、「読む」以外の方法で情報が得られる仕組みの必要性を強く感じるようになりました。これが今の活動の原点です。

新着プロジェクト New Project

1

QWS チャレンジ

あなたも“問い”からプロジェクトを
はじめてみませんか?
自らの感性に基づいた自発的な[問い]を持ち、多様なプレイヤーを巻き込みながら
進めることができる内容であれば、分野や規模に制限はありません。
ぜひ、プロジェクトの更なる可能性を試してみませんか。
採択されると… 渋谷駅直結直上の
プロジェクトベースが
無料で利用可能!
『QWSチャレンジ』応募はこちら

Contact Us お問い合わせ

お気軽にお問合せください
お問い合わせ