世界各地の地域文化をバーチャルファッションとして表現するとなにが生まれるのか?

プロジェクト名 SCUAD
#ファッション#バーチャル#friendship
文化交流プログラムとして、国や文化を越えた仲間たちと互いの地域のリサーチをもとに、バーチャルファッションデザインを制作。
WEB3.0に向けた3Dファッションの可能性も探りつつ、異なる文化を持つ国や地域の人との交流を通して、デザイナーの創作支援、地域文化の振興、情報や人的ネットワークの促進を目指し、新しい文化を創造していきます。

何にチャレンジするのか?

文化交流プログラムとして国や地域を超えたメンバーをチームに分け、バーチャルファッション作品をデザイン制作。

その過程の中でデジタル技術の可能性も探りつつ、互いに異なるバックグラウンドを持つチームメンバーがバーチャルファッションの共同制作を経てどのような交流をし、どのような作品が生まれて、どのような関係性が生まれるのかを問います。

HP:https://worldscuad.com/
Instagram:https://www.instagram.com/worldscuad/

なぜチャレンジするのか?

昨年バーチャルファッションにまつわる様々なことを試す中で、一番面白いなと思ったのは制作過程でした。

文化や生活環境、そして価値観(宗教観)などが色濃く出るファッションを共同制作しようとすると、見た目のデザインの話以上に価値観を共有し話し合うことに重きが置かれます。
その成果をウェアラブルアートとも言えるバーチャルファッションに落とし込むことをプログラム化することで、世界の人たちと新しい関係性を築けるのではと思いました。

どのようにチャレンジするのか?

2022年11月 トライアル連携先の地域(自治体)の決定

2022年12月 トライアル実施

2023年1月 トライアル実施・検証

プロジェクトメンバー

知夏七未

プログラムディレクター

知夏七未

プログラムディレクター

学生時代より海外NGOで活動しつつダンサーとしても活動。舞台を通じた国際交流を志しミスコン世界大会や国内外でのパフォーマンスに出場出演する。100か国以上に友達がいることが自慢で、世界中に友達がいる人を増やすことが次の夢。

石坂美由紀

クリエイティブディレクター

石坂美由紀

クリエイティブディレクター

美術大学卒業後に舞台衣装制作会社にて衣装デザインに携わる。現在はヴィンテージ着物のアップサイクルブランドMUSKAANのデザイナーであり、キモノビスポークブランドIchijikuのCOO。自然豊かな日本の風土が生んだ美意識や精神性を探る取り組みをしつつ、最先端テクノロジーと伝統文化の融合を試みている。

守矢優衣

プログラムアシスタント

守矢優衣

プログラムアシスタント

大学在学中インドネシア外務省文化芸術プログラム日本代表として各国の若者と活動し、現在はIT企業で働きながら、エシカルジュエリー “NO WAR FACTORY” の販売も行う。 また、アニマルウェルフェアに高い関心を持ち、ペットに関する地域課題解決イベントを企業・行政と企画している。

Cozy NAKAGAWA

マネージャー

Cozy NAKAGAWA

マネージャー

大手素材メーカにて研究開発から始まり、シリコンバレーでの技術マーケティングを経て、現在は社外との協創活動とデザイン思考により新しい価値創出を担当。傍で、そこで得た幅広い知見と人脈を活かし、様々なカタチで若者のチャレンジをサポートする活動を進める。本活動でも技術面、ビジネス面のサポートを担当する。

応援コメント

QWSチャレンジの採択員としてのこの1年間、SCUADの皆さんと知り合って、彼らの熱意と仕事ぶりを直接目にすることができました。
テクノロジーを使って人と人を繋ぎ、ファッション業界の無駄を省くというアイデアは、タイムリーで実現可能なものだと思います。
SCUADの次のステージを応援させて頂くことで、このアイデアを持続可能なビジネスモデルに発展させるために、少しでもお役に立てればと思います。
アート・エイジェンシーTokyoDexクリエイティブディレクター / 代表Daniel Harris Rosen

リーダーインタビュー

あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?

質量をもたないデジタルファッションを、新しい自己表現市場として注目しています。
過去にこのプログラムのプレイベントを行った際、大きな発見だったことは服飾専門学校生やプロのファッションデザイナーではなくとも、誰しもが好きな服を作ってみたいという創作欲を持ち合わせている、ということでした。ファッションに関する専門的な知識やスキルがなくとも、誰もがデザイナーとして活躍できる手法として3Dファッションの可能性を探ります。
こういったバーチャルテクノロジーの台頭においては、デザイナーやパタンナーの中には仕事を奪われるのではないか、ファッション産業が衰退していくのではないか、という懸念を示す意見も散見しますが、むしろ、余計な作業負担を削減し創作活動に専念することが可能になるため、よりつくり手のクリエイティビティが問われ、存在価値が上がると考えています。

また、現実空間においてのファッションは、それぞれの身体をベースとして行われるため、自由な表現が制限されることが少なからず発生しますが、あらゆる物質が情報化され、編集や複製が容易に行われる仮想空間においては、物理的な身体制約が存在しません。
また、気候などの周辺環境に適応するために着用する製品の機能上の問題や、技術の限界によるクリエイティブ上の制限なども受けないため、年齢や性別、身体的特徴などから自由になることができます。
自身の本来のアイデンティティがより反映されるバーチャルファッションは、個人の身体にも、それ以外の外的条件にも影響されない、自分らしい表現を可能とする新しい手法といえます。

こういった新たなテクノロジーを用いて、世界各地の社会・文化への理解を深めると共に、文化や人々との交流を通じて、“こころおどるストーリー”を見出し、様々な国や地域の仲間と共に、ファッションとして表現する数ヶ月の文化交流プログラムを実施します。
物理性を超えてグローバルに共作し、誰しもがクリエイティビティを発揮することで、今まで体験したことのない新しい文化を創造していきます。

あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?

メンバーが知っている、とある海外のファッション3Dモデリストの話です。幼い頃からファッションが大好きで、いつかはデザイナーになりたいと願っていましたが、彼女の家庭には経済的余裕がなかったため、ファッションスクールに通うことができず、また独自に服作りの練習をしたくても道具や布地などの材料を買うことができずにいたそうです。しかし、どうしても服を作ってみたかった彼女は、家族で共有する1台のPCに3DCADソフトをインストールし、Youtubeのチュートリアル動画を見ながら独学で操作の仕方を身につけ、現在は大手ファッションブランドのチーフ3Dデザイナーを務めています。
新しいテクノロジーをうまく使うことができれば、経済的理由による機会の差を超え活躍の場を広げられるかもしれないことを彼女は示唆しています。

私たちSCUADのメンバーは国を越えた仲間作りに強い関心があり、様々な社会課題へのアクションを通じて世界中に仲間を作るプログラム作りをしています。SCUADはSocial CUltural Action for Development の頭文字とSQUAD(仲間)の音を合わせた造語です。アートやエンターテイメントは社会問題を直接解決するものではないかもしれませんが、社会を豊かにする力を持っています。ソーシャルアクションを起こす人たちとカルチャーを愛する人たち、話す言葉は違っても、より良い未来に生きたいという願いは同じです。SCUADは“17GOALS×16BEATS”を掲げ、17goalsの世界と16beatsの世界の間で共通言語となってソーシャルアクションとカルチャーを繋げることで、楽しくて素敵な未来を創ろうとしています。今回のプロジェクトでも#SCUADを広め、新たな仲間と一緒に素敵な世界を作っていきたいと思います。

QWSステージでの発表

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