地域資源の価値を最大化するために、コミュニティと人材はどのように連携できるか?
何にチャレンジするのか?
このプロジェクトでは、地方が抱える「魅力的な資源が十分に活用されず、都市と地域が分断されている」という課題に対し、新たな仕組みを構築することで解決を目指します。まず、地域特有の文化、自然、農林水産物、工芸品などの埋もれた魅力をデータベース化し、SNSや映像を活用して全国や都市部の人々に向けて発信し、認知拡大を図ります。また、地域住民と都市部の若者や専門家が協働できるコミュニティをオンラインとオフラインの両面で形成し、地方での交流や課題解決に基づく新たな価値創出を促進します。
さらに、人材紹介のプラットフォームを通じて、地域が必要とする人材を的確にマッチングし、都市部から地域への新しい人の流れを生み出します。この仕組みによって、地域では課題の解決とともに新たな事業や雇用が創出され、都市部の若者にとっては地方での活動を通じた新しい経験や学びを得られる「相互成長のエコシステム」を実現します。最終的には、地域と都市が互いに支え合い、持続可能な社会を築くためのモデルとなることを目指します。この挑戦を通じて、地方の課題解決にとどまらず、日本全体の地域活性化に貢献したいと考えています。
なぜチャレンジするのか?
このプロジェクトを通じてチャレンジする理由は、地域が抱える「埋もれた魅力」と「人材不足」という課題を解決し、日本全体の活力を引き上げるためです。地方には、文化や自然、農林水産物、工芸品など、都市部の人々が十分に知らない素晴らしい資源が多く存在しています。しかし、それらが十分に認知されず、地域内にとどまり続けている現状があります。一方で、都市部では、多くの若者が地域の現状を知る機会がないまま成長し、地域と都市の交流が乏しいまま、地方の価値が次世代に受け継がれないリスクが高まっています。
私自身、幼少期から地方の農林水産物や文化がなぜ都市に届かないのか疑問に感じてきました。また、旅行やテレビを通じて魅力的な地域製品を知るたびに、なぜそれがもっと広がらないのかという課題意識を持ち続けてきました。さらに、これまでの活動を通じて、SNSやデジタルツールを活用することで地方資源の魅力を効果的に発信し、多くの人々にその価値を届けられる可能性を実感してきました。
地域と都市の分断を乗り越えることは、単に地域課題の解決にとどまらず、日本全体の未来をつくる重要な鍵です。このプロジェクトでは、地域資源の価値を再発見し、それを発信することで地域と都市をつなぎ、新しい交流や協力の場を生み出したいと考えています。その結果、地域は活性化し、都市部の若者や専門家にとっても新たな学びや経験の場が広がり、双方が持続可能な形で成長できる社会を実現することを目指します。このチャレンジを通じて、地域と都市の「新しいつながり」を創出し、日本全体の未来に貢献することが私の目標です。
どのようにチャレンジするのか?
まず地域の魅力を広く発信し、多くの人々にその価値を知ってもらうためにフォロワーを増やすことから始めます。SNSを活用して、地域の農林水産物や工芸品、観光地、文化的なイベントなどを分かりやすく、共感を呼ぶ形で発信します。特に都市部の若者や専門家をターゲットに、彼らの興味を引きつけるストーリーテリングや、日常生活に役立つ情報を交えた投稿を行います。映像や画像を効果的に使い、地域資源の魅力を視覚的に伝えることで、プロジェクトのフォロワーを着実に増やしていきます。
次のステップとして、得られたフォロワーのネットワークを活用し、地域との直接的な交流や課題解決に取り組む仕組みを構築します。オンラインプラットフォームを立ち上げ、地域の情報を集約し、魅力をわかりやすく整理して発信します。同時に、地域住民とフォロワーが協力して実現できる具体的なプロジェクトを提案し、例えば地域の農産物を使った商品開発や、現地での体験型ワークショップなど、都市部と地域が協力して進める取り組みを開始します。
また、フォロワーの中から地域に貢献したい人材を募り、人材不足という地域課題に対応する仕組みも展開します。地域が求めるスキルや知識を可視化し、適切な人材を都市部から紹介することで、地域は新たな成長の機会を得られます。同時に都市部の若者や専門家にとっても、地域での活動が新たな経験や学びの場となり、双方にとって持続可能な価値を生み出します。
最終的には、フォロワーを増やすことを起点として地域資源の価値を最大化し、課題解決の仕組みを拡大させていきます。このプロジェクトを通じて、地域と都市の新たなつながりを創出し、互いに成長し合える社会の実現を目指します。

髙橋巧己
髙橋巧己
東京都の高校2年生。個人事業主として活動。環境問題に情熱を注ぎ、フラワーロス問題解決型商品の製造・販売に取り組む。FSCジャパン・ジュニアアンバサダーやコンテスト受賞歴を持ち、地域資源の活用や新規事業に挑戦中。22期では新プロジェクトを進める。

髙橋ロバート栄太朗
採択者からのコメント

素晴らしい資源があるのに、地元の人には当たり前すぎて価値が見えていないということが多々あります。
日本全国に眠っている、地元民しか知らない資源や魅力を見える化すれば、新しい価値を生み出せるはず。
地方創生2.0がさけばれている今、見つめなおすべきは自分の周り。何か見つけたら「リソース・リボーン」が価値最大化を手伝ってくれる、そんな未来も、いいですね。
リーダーインタビュー
あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?
私たちの「問い」は、地域資源と人材を活用した新しい経済モデルを通じて、地域と都市の相互作用を強化し、これまで誰も想像していなかった「地域と都市が共に創造する価値」を実現することを目指します。
具体的には、地域特有の文化、自然、製品(What)を、データベース化や映像・SNSを活用したPR(How)によって全国に広めることで、地域の知名度と魅力を向上させます。これにより、地域が抱える人口減少や経済停滞といった課題を、都市からの人材流入や新規プロジェクト(Who)が推進力となり解決します。一方で、都市部の若者や専門家が地方との交流を通じて新しいスキルや経験を得ることができ、彼らのキャリア形成や生活の質向上にも繋がります(Why)。
さらに、オンラインとオフラインのコミュニティ形成(Where)によって、地域住民と外部人材が持続的に連携し、新しい事業アイデアや雇用機会を創出します(When)。
これらの取り組みを通じて、単なる観光や一次産業の振興にとどまらず、「地域資源の価値を見直し、未来志向のコミュニティと経済活動を創出する」という未知の価値を実現することが可能です。
これらの価値は、従来の行政主導型の地域活性化では達成できなかったものですが、私たちの問いと仕組みによって、実現可能であり、地方と都市が共に成長し続ける新しい社会モデルの実現に貢献します。
あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?
私の「問いの感性」は、幼少期からの経験とこれまでの活動を通じて育まれました。私は小さい頃から新しいアイデアを考えるのが好きで、日常生活の中で「どうすればもっと良くできるか?」と試行錯誤することが自然な習慣でした。また、家族旅行で訪れる地方では、美しい自然や地域ならではの文化、魅力的な農林水産物に感動する一方で、それらの多くが都心や全国に広がっていないことに違和感を覚えました。テレビで地方の特産品を紹介する番組を見た際にも、「なぜこんなに素晴らしいものが埋もれてしまうのだろう」と感じ、その課題を解決したいという思いが芽生えました。
成長する中で、私はSNSを活用することが得意になり、それを使って情報を広めたり人と繋がる力を実感しました。その経験から、地方の魅力を発信するためにSNSを活用するアイデアが浮かびました。さらに、これまで取り組んできた環境問題や地域資源の活用に関する活動を通じて、地域の課題に寄り添い、具体的な解決策を見出す力を養いました。特に、廃棄される花を再利用したバスソルトの製造・販売やFSC認証製品の普及活動では、未活用の資源を新たな価値に変える可能性を強く感じました。
こうした経験を通じて、私は「地域資源を活用し、地方と都市をつなぐ新しい仕組みを作る」という自分の問いにたどり着きました。そして、この問いにSNSやテクノロジーを掛け合わせることで、地域の魅力を最大限に引き出し、人々が共に未来を創造できるプロジェクトを実現したいと考えています。
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