思春期の概念を崩す親子のコミュニケーションとは?

プロジェクト名 親子カルタ
#思春期#コミュニケーション
『親子カルタ』は、親子間のコミュニケーション不足を解消することを目的とした革新的なゲームです。小学生以上を対象に、普通のカルタとは異なり体力制度を導入しました。
合計41枚のカードの絵札と回復カードを用いて、親子での対話を促進します。
このゲームの最大の魅力は、親と子が「協力」して楽しむことで、親の「苦労」を子供が理解し、「手伝いたい」という気持ちが育まれる点です。互いの自然なコミュニケーションが生まれることで、家庭内の雰囲気が良くなり、不登校や引きこもりへの予防策にもなります。
さらに、思春期に入る前の子供たちが積極的にお手伝いをすることで、親子間のバランスが向上し、責任感やチームワークが学べます。このプロセスが思春期の子供たちとのスムーズなコミュニケーションを育む土台となり、家庭全体の調和をもたらすことを目指しています。『親子カルタ』は、楽しみながら家事の大切さを学べる機会を提供し、親子間の絆を深めるきっかけを与えられます。

何にチャレンジするのか?

思春期の子供達が相談しなかった理由について、「共感してくれなさそうだから」では親に対する割合が親が500人に対して約20%と多く、また、同じように多かったのが「悩みを解決してくれなさそうだから」でもありましたこのような悩みを打ち明けられない子供を対象により多くの場所や人の前で親子カルタを実践する必要があります。
そのために必要なのが人脈だと考えています。僕たちの目標である商品化や児童館で置いてもらうなどの取り組みをキューズでできるのではないかと考えています。

なぜチャレンジするのか?

多くの人脈を築きたいと考えています。さまざまなバックグラウンドを持つ参加者との出会いを通じて、私たちのプロジェクトに新たな視点やアイデアを取り入れること。

どのようにチャレンジするのか?

特に、思春期を経験している方々からの意見やアドバイスを重視しています。思春期は人それぞれの過ごし方があり、その多様な視点からのフィードバックは、私たちのプロジェクトをより良いものにするための貴重な材料となります。さまざまな経験を持つ人々と交流することで、新しい発見や気づきを得ることができると考えています。

原田 剣之介

高校2年生

原田 剣之介

高校2年生

スポーツと子供と触れ合うことが好きです。
プロジェクトではどのような親子コミュニケーションを築けば思春期を辛い時期から楽しい時期という価値観に転換できるか?をテーマに活動しています。

 

 

佐瀬 光祐

高校2年生

佐瀬 光祐

高校2年生

聖学院高等学校の高校二年生です。
よろしくお願いいたします。

川西 祐毅

音楽科教諭

川西 祐毅

音楽科教諭

採択者からのコメント

こういったプログラムでは「社会的に正しいもの」がテーマとされることが多いですが、起業は自分の欲望と社会を結びつけるものであり、このプロジェクトは自分の欲望にむきあっていると感じました。その先にいい起業家が生まれることを期待しているので、深堀りし、おもしろいものをつくってほしいです。
株式会社コルク 代表取締役佐渡島 庸平

リーダーインタビュー

あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?

日本で問題視されている「少子化」について、よく挙げられる解決策は、児童手当や経済的支援といった子育て支援です。
厚生労働省のデータから家庭で子供を持つかどうかは、経済的な問題が多くを占めていると考えられます。「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」という理由が68.2%の人々に挙げられており、これは子供の成長にかかる費用(教育費、保育費、食費、生活費など)が家庭の経済的に大きな負担を占める現状を反映しています。少子化が進んでいく中で経済的支援はこれからも継続していくと考えられます。
これらは政府にしかできない政策ですが、精神的な援助や子育てへの偏見が、子どもを持たない選択をする理由にもなっている。現状では、子供の思春期における家庭への精神的援助は含まれていない。
そこで僕たちは家庭内で起こる衝突や親子同士の壁を作ってしまう時期である思春期の精神的な援助をしたいと考えています。
高校生として考えた結果、子育ての偏見をなくすためには、思春期という子どもと親にとって辛いとされる時期の概念を変えることが重要だと思います。例えば、親は子どもが何もしない、あるいは余計なことばかりしていると感じて細かいことを言ってしまいがちですが、子どもはその期待に応えられず、やる気になれないことが多いです。このようなギャップが、互いに辛さを生む原因になっています。 このような子育てがつらいと思う時期の子育てを楽しいと思えるような価値転換を起こすことができれば、その子が子育て世代となった時、その人の子育ての仕方に大きく寄与するため良い子育てや家庭環境の循環ができると考えています。
子育てが楽しいものとして捉えられるようになれば、子どもを持つことへの扉が広がると考えています。

あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?

現在、思春期である私たちが、思春期になる「境目」という状態を身体的、精神的に感じています。この中で、僕たちは心の変化に着目しました。
例えば、家庭内で親が自分にかけてくる言葉がだんだん嫌になり、無視してしまうことがよくあります。このような無視が思春期の当たり前になっている今、不登校や引きこもり、うつ病のになるケースが増えています。
子どもにとって初めてのコミュニケーションの相手が親であることを考えると、親との関係は非常に重要です。親とのやり取りを通じて、子どもは信頼関係を築き、感情を理解し表現する方法を学びます。もし親が子どもの感情に寄り添わず、コミュニケーションが減少すると、子どもは自己表現のスキルを身につけられず、次第に孤立感が増します。
このようなステップを踏んで不登校や引きこもり、うつ病になってしまうと考えています。私たちはそのケースにたまたま当てはまらなかったのですが、ここで疑問が生まれました。思春期の概念を変えられないのでは?と。
そこで一つの仮説を立てました。それは、「思春期に入る前の親子の間の会話量を増やし、その会話を習慣化することで、思春期中になっても親子間のコミュニケーションが絶えないのではないか」という仮説です。
そこで、僕たちは親子間でのコミュニケーションを撮る最適のタイミングはいつなのかと考えた結果、親のおうち時間の大半を占めている家事の時間となりました。
また、その家事の時間に子供がどのようなアクションを取るのが良いのだろうか、と考えた結果、親が子に話しかけるという会話スタイルも必要だが子供が親に話しかける会話スタイルを増やす方法を理想形態としました。これらの考察を踏まえ、私たちは思春期の概念が親子のコミュニケーションを濃密にする方法を探し、「既存の楽しさ×親子間のコミュニケーション×家事」の 3 つの要素を立てて、これに合う既存の物を調べていました。
その時、これらの要素を取り入れた家事と育児のカードゲーム「カジークジー」を見つけました。しかし、カジークジーの作者である高木さんに直接お話しを聞きながら、カジークジーの体験をできるのは京都府や宮城県などの遠い場所ばかりでした。 それでもカジークジーの体験がしたく、 リサーチを続けた結果、板橋区役所と連絡を取り合うことができ、カジークジーの体験をさせてもらうことができました。
その体験から得たアイデアを活かし、「親子間のコミュニケーション不足を無くしつつ家庭内のバランスを とり子供が積極的に家事に介入できる環境を作り出すには?」というリサーチクエスチョンを立て、その仮説として親子カルタができました。

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