どうしたら中高生の物語を未来の価値として紡いでいけるか?

プロジェクト名 村人A
#探究学習#当事者性#プロジェクト#事業継承
この事業では「何か」したいが、何をしたらいいか分からない中高生や探究学習に本格的に取り組みたいがノウハウが無く困っている学校・先生と、動いていたものや何かしらの理由で断念してしまったプロジェクトや事業のアイデアをマッチングする。
加えて、プロジェクトの引き受け手が当事者性をもって引き継げるようプロデュースする伴走者の提供も行う。

何にチャレンジするのか?

学生が真に主体的で当事者性を持った探究を行える為に教育システムを再構築する

なぜチャレンジするのか?

「やらせる」探究を「やりたい」探究へ

どのようにチャレンジするのか?

学生が真に主体的で当事者性を持った探究を行える為に教育システムを再構築する

中島 康成

PJリーダー

中島 康成

PJリーダー

国際基督教大1年。
「人間が魅せる手に汗握る生き死にが掛かるような一瞬を引き出す」をテーマに日々活動。
最近では母校である聖学院高等学校で総合型選抜対策講座を勝手に開講し、学校公認講座になる。
講座では「実存と構造の狭間で、肩書きのない物語を対話する」を実践。
SFC、ICU、武蔵野美大CIなどの書類合格に導く。

山本 周

PJメンバー

山本 周

PJメンバー

「ニーズとチャンスが結び付くと人はテクノロジーの傍観者ではなく、主役になる」をモットーに日々活動。教員4年目、数学・情報・STEAMを担当、校内FabLabの住人。

西 大河

PJメンバー

西 大河

PJメンバー

慶應SFC1年。
#最高のワクワクをモットーに未来を模索し続ける旅人。
高校時代から越境を通じ、全国に還れる場所を増やしながら多くの課外活動に参加、参画し人との出逢いや対話を繰り返す。
現在は教育コミュニティGSAのテクニカルフェローとしてイベント運営や動画コンテンツの制作に参画している他、高校時代に立ち上げた団体で千葉県の福祉科の高校の探究支援、福祉業界の人材紹介の事業にも携わっている。

応援コメント

このプロジェクトのユニークなポイント、見所は、「動いていたものや何かしらの理由で断念してしまったプロジェクトや事業のアイディアを中高生等に結びつける」ということです。
成功した方に学ぶわけでなく、断念や失敗に学び、そこから自分のテーマを若者に伸ばしてもらうというコンセプトが素晴らしいと思います。
プロジェクトは試行錯誤の連続で、断念や失敗に着目していることは大いに意義があります。私は強く、このプロジェクトを応援いたします。
東京都市大学西山 敏樹

リーダーインタビュー

あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?

この事業は、主に三つの変化をもたらす。

一つ目は探究したいがノウハウが無い中高生と学校である。全国的に探究学習がカリキュラムに組み込まれ、プロジェクト活動が盛んになり、対応が追いつかず総合探究の授業を持て余している学校は多い。また、「何か」したくても具体的なアイデアがない中高生も多い。本事業はそんな人たちの為にある。

二つ目は、環境はあったが何かしらの事情で継続不可能になってしまったプロジェクトの再興だ。卒業などで物理的にプロジェクトを手放さざるを得なかった、賛同者を得られなかった、経済的な理由で形にならなかった等、形にならなかったアイデアを収集し、事業継承をする。

最後に、伴走者としてプロデュースをする大学生の育成である。モラトリアムの中で漠然とした「何かしなければならない」という焦りを持つ人、「何をしたらいいかわからない」ゆえに無為な生活を送ったり、無思考のまま「就活」文化に巻き取られていく人。このマッチング&プロデュースの活動の中で、当事者性をもって「ある世界」に飛び込み、戦略的に思考する中で、自身に対してもその手法を適応できるようになる。

これからの社会を担う人々が、真に主体性と当事者性をもって新しい世界を作っていける人材となれる未来。どんな人でもそこに参画できる未来。それを創るべく、私たちは誰かが「何か」を(再び)始める物語の伴走者となりたい。

あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?

今の日本では、中高生がプロジェクトを「やらされている」と感じる。

昨今、探究学習が必修化され、同時にプロジェクト活動を奨励する学校も増えてきている。しかし、どれ程の学校が真に主体的であり、当事者性を持った活動を行うことが出来ているだろうか。実際は、授業のカリキュラムとしてプロジェクトをやらせているのではないか。探究やプロジェクトとは生徒の内にある当事者性を引き出すことで主体性を持った意味のあるものとなる。近年では総合型選抜を始めとする推薦入試の影響もあり、様々な学校や塾が生徒に実績を取らせるのに躍起になっている。プロジェクト・活動系の団体にも、所属する生徒は心のどこかで実績を意識していることも少なくないだろう。そのようにして、プロジェクトが道具にされ、まして使い捨てにされている現状に対し、私は強い危機感を覚えているし、この状況はこれからさらに悪化してしてしまうと危惧している。

だからこそ、私の構想するプロジェクトを通し、様々なトライ&エラーを繰り返しながら、生徒の当事者性を引き出し、プロジェクトや探究を行っていけるシステムを早急に構築する必要があると強く感じている。

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