自分の死は「誰に」「どうやって」伝わるのだろうか?

プロジェクト名 MEMORI
#死#ラストレター#終活#大切な人との関係性#いまをよりよく生きる
死は、誰にも訪れるものです。そして、それがいつなのかは誰にもわかりません。

私たちが生きるこの時代は、医療技術の進歩や労働条件の向上によって平均寿命はもちろん、そのうちに占める健康寿命も延伸し続けています。特に私たちの暮らすこの国は、生活インフラが整備され、公衆衛生への意識も高く、戦争やテロによって生命を脅かされることもありません。それでも、病気や自然災害、事故によって突然の最期を迎える確率は決してゼロではありません。

ただそれは、悲観的に捉えるべき事実ではなく、何気なく過ごす毎日を有難いと感じることができる可能性を示していると考えます。

これまでの日々を振り返り、もしくはこれからの人生を思い描くことで、抱えている不安や悩みがすこしでも軽くなるなら。大切な誰かとの関係性を見つめ直すことで、明日を迎える理由が一つ増えるなら。どうしても忌避されがちな死と向き合うことで、いまをよりよく生きるためのキッカケを創出するプロジェクトです。

何にチャレンジするのか?

MEMORIの社会実装

なぜチャレンジするのか?

MEMORIがつくりたい未来。それは、忌避されがちな死と向き合うことで、いまをよりよく生きるためのキッカケがつくられていく、そんな新しい文化です。

MEMORIはこれまで、メンバーと関係のある身近な人を対象に検証を進めていました。

しかしMEMORIを文化として広げていくためには、より多くの価値観と触れ合う機会をつくり、直接フィードバックをいただきながら、サービスをアップデートしていく必要があります。

そのために、QWSでMEMORIの活動のフィールドをひろげたいと思っています。

どのようにチャレンジするのか?

QWS で築くことができる人と人との繋がりを大事にして、MEMORIに親和性のある死生観を持つ人、それぞれのプロジェクトに情熱を燃やしている人、その他さまざまな価値観を持つ人と関わるなかで、私たちのサービスを検証しアップデートしていきます。

髙杉 涼平

Founder

髙杉 涼平

Founder

神奈川県小田原市出身。幼少期から呼吸器と心臓に持病を抱え、現在も治療中。早稲田大学在学中に数社での人事を経て独立。21歳のとき余命3年の宣告を受けたことがきっかけとなり終活を開始。家族だけでなく友人や恩師、同僚に言葉を残したいと考えたことから『MEMORI』の構想が生まれる。治療の末寛解状態を迎えて以降も日々ラストレターを書き続けている。

狩野 菖

Designer

狩野 菖

Designer

群馬県出身。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科卒業。学生時代に経験した鉄工所でのインターンをきっかけに、人生をかけて事業つくりにチャレンジしている人の伴走者になりたいと考え、デザイナーの道を志す。現在はUI/UXを軸に、サービスのブランディングに関わるクリエティブを幅広く手掛けている。

小路 一平

Software Engineer

小路 一平

Software Engineer

福岡県出身。Web アプリケーションエンジニアとしてフロントエンド・バックエンドの開発業務に従事し、ここ数年はSRE領域の仕事にシフトしてIaCを書いたりや作業自動化をやっている。最近、圧力鍋を買うかどうかで悩んでいる。

採択者からのコメント

デジタル時代になったことで、死が周りの人々にもたらす影響は大きく変化しています。何を残すのか、そしてどう残すのか。最後の日を意識することで、同時に過ごす日々を同時に考えることができるこのプロジェクトが、これからどのような形になるのか楽しみです。
Plug and Play Japan株式会社 執行役員CMO
一般社団法人スタートアップエコシステム協会 代表理事     藤本あゆみ

リーダーインタビュー

あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?

死に方は選べなくても、最期の日までの生き方は小さな心がけ一つで変わっていきます。
別れがあるから今を大切にしたいと感じる人が増えるきっかけを創っていきたいです。

あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?

私は6年前に余命宣告を受け、月に一度やってくる発作症状のたびに死を覚悟する生活を送っていました。
死に直面して絶望した期間もありましたが、いまは自分の死にこれ以上ない可能性を感じています。というのも、宣告を受けた日から週に3通のペースで遺言書を残すようにしています。
遺言書と言っても公的なものではなく、大切な家族や友人一人ひとりへの手紙です。
内容は、ほとんどがその人への感謝の気持ち、たまに謝罪や弁明に近いものです。
そして、一年の周期で読み返し、その時に思っていることを真新しい便箋に綴ります。金庫には鍵をかけ、自分に死が訪れたタイミングで届けてもらうよう家族に依頼しています。
誰にでも訪れるものだからこそ、ネガティブなものと捉えるのはあまりにも勿体無い。生きている現在と、大切な人たちとの関係をより鮮やかにするキーワードとして活用したいです。

QWSステージでの発表

新着プロジェクト New Project

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QWS チャレンジ

あなたも“問い”からプロジェクトを
はじめてみませんか?
自らの感性に基づいた自発的な[問い]を持ち、多様なプレイヤーを巻き込みながら
進めることができる内容であれば、分野や規模に制限はありません。
ぜひ、プロジェクトの更なる可能性を試してみませんか。
採択されると… 渋谷駅直結直上の
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