一人ひとりが影響力を発揮できる社会を作る「これからの民主主義」の形って?

プロジェクト名 Liquitous
#液体民主主義#民主主義のDX#Demotech#Publitech#対話#共創#Society5.0#ポストコロナ
Liquitousは、「液体民主主義」の社会実装を通して、民主主義のDXに取り組み、「一人ひとりの影響力を発揮することができる社会」を実現するプロジェクトです。

テクノロジーを活用して、間接民主主義と直接民主主義のみならず、オフラインとオンラインなどの様々な枠組みを融合していきます。

「みんな」「空気」「一般論」といった『見做し』を解きほぐし、一人ひとりの意思決定プロセスへの参画を新しい当たり前にしていきます。

何にチャレンジするのか?

Liquitousは、液体民主主義の社会実装を通した民主主義のDXに取り組み、「一人ひとりが影響力を発揮することができる社会」の実現に挑戦します。

Liquid Democracyは、オンラインのプラットフォームを通して、時には直接的に、時には他人に委任して間接的に、意思決定に参画するモデルです。私たちは、これを発展させ、間接民主主義と直接民主主義のみならず、オフラインとオンラインなどの様々な枠組みを融合していきます。

「みんな」「空気」「一般論」といった『見做し』を解きほぐし、一人ひとりの意思決定プロセスへの参画を新しい当たり前にします。

そして、NPO/NGO、社会起業(家)といった、営利追求を目的としない新しい組織体や、営利追求を目的とする組織、自治体や教育組織、政党といった大小様々な組織体の中に液体民主主義を実装することを目指します。

なぜチャレンジするのか?

今日、フィジカル空間とサイバー空間が高度に融合するSociety5.0が到来すると喧伝されています。しかし、公共領域をはじめとする様々な領域における意思決定で、テクノロジーを活用するなどの方法で、より良い意思決定を行おうとする試みは、凡そ進んでいません。

そこで、私たちは欧州を中心に先行事例があるLiquid Democracyから着想を得た「液体民主主義」の社会実装を通して、民主主義のDX(デジタル・トランスフォーメーション)に取り組み、Society5.0における新しい意思決定のスタンダードを世の中に提示できるのではないか、と考えています。

「みんな」「空気」「一般論」といった『見做し』を解きほぐし、一人ひとりの意思決定プロセスへの参画を新しい当たり前にします。

どのようにチャレンジするのか?

1ヶ月目 活動:私達の考えるこれまでの公共の在り方や思っている社会像を、QWSに集う様々なチームや人々とのコミュニケーションからさらに浮かび上がらせます。次のフェーズとして、今後の公共の在り方やあるべき社会像を、QWSへ集う方々とのワークショップやセッションを通して、明らかにしていきます。

同時に、私たちが開発している液体民主主義に基づく意思決定プラットフォーム『Liqlid』のプロトタイプをたたいてより良い・より使い易いものへとしていきます。

アウトプット:QWSに集う人々と出会い、コミュニケーションをとることで得た気付きや知見を私たちが開発している意思決定プラットフォーム『Liqlid』に反映させ、逐次バージョンアップしたものを公開していきます。

加えて、私たちのチームが目指す社会像を示す『Concept Book』についても、QWSに集う人々との関わりを通して、絶えず内容を見直し、アップデートしていきます。また、様々な気付きやアイデアは、私たちのホームページにある『Lisearch Journal』から世の中に対して発信します。

2ヶ月目 活動:QWSに集う様々なチームや皆さんが、例えばチームの中で、あるいは協働して何かしらプロジェクトを進める際に、私たちが開発している意思決定プラットフォーム『Liqlid』を試験的に導入して頂き、QWSに集う皆さんの協働をサポートしながら、皆さんからより具体的なフィードバックを頂きます。

また、『Liqlid』を介して、私たちとQWSに集う皆さんで協働して、公共に関するプロジェクトなどを実施していきます。そして、引き続き私たちが目指す社会像やこれからの民主主義や公共の在り方について、QWSに集う皆さんとの対話や議論を通して、より解像度の高い政策パッケージへと落とし込んでいきます。

アウトプット:QWSに集う人々に私たちが開発する意思決定プラットフォーム『Liqlid』を実際に使用していただきながら、具体的なフィードバックをソフトウェアの開発に反映し、逐次バージョンアップしたものを公開していきます。

そして、QWSでセッションなどを開催し、私たちの目指す社会像や公共の在り方をQWSに集う皆さんと共に考えながら、私たちのホームページにある『Lisearch Journal』から世の中に対して発信します。

3ヶ月目 活動:私たちが開発する意思決定プラットフォーム『Liqlid』を活用して、QWSに集う皆さんの間、あるいは皆さんと私たちの間のみならず、QWSと世の中が協働するプロジェクトをサポートしていきます。

この取り組みを通して、組織を越境しながらプロジェクトに参加し、社会課題の発見・解決に向かうアプローチが、液体民主主義によって加速し、成功しやすくなる実証を行います。

同時に、QWSを媒体として培った様々な視点・発想・アイデアに基づきながら、私たちが目指す社会像やこれからの民主主義や公共の在り方の在り方を1つの政策パッケージにまとめ、その実現に向けてまずは液体民主主義の『社会実装』を加速していきます。

アウトプット:QWSに集う人々のみならず、世の中の様々な組織や人々にに私たちが開発する意思決定プラットフォーム『Liqlid』を実際に使用していただいて得た具体的なフィードバックをソフトウェアの開発に反映し、逐次バージョンアップしたものを公開していきます。

また、まとめた政策パッケージはQWSでのファイナルセッションや私たちのホームページにある『Lisearch Journal』を通して世の中に発信しつつ、同様に公共のあり方に関心を持つ組織とスクラムを組み、ポストコロナの新しい液体民主主義に基づいた世の中を実現するムーブメントを作り上げていきます。

プロジェクトメンバー

栗本 拓幸

CEO

栗本 拓幸

CEO

1999年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部在学。「知性ある日本」をテーマに、政治参画、Govtech、統治機構改革などの分野で研究を進めながら、政策提言、教育現場でのファシリテーターやラジオパーソナリティ、YouTube配信など。Society5.0が喧伝される中で民主主義の在り方についての問題意識から合同会社Liquitousを設立、液体民主主義の社会実装を試みる。

明田 悠祐

CDO

明田 悠祐

CDO

1996年生まれ。小学生の頃、ITやメカトロニクスに興味を持つ。高校ではサイエンスプログラムに参加し、ミドリムシを活用した水質浄化装置を試案し研究として取り組む。その後、World Biotech Tourにアンバサダーとして参加し、お台場の水質浄化に水中スクリーンやミドリムシを活用した対症療法を提案、原因療法として東京都の下水道網に関しての問題点を提起。現在の専門は数理科学寄りの制御工学。

杉本 涼

CTO

杉本 涼

CTO

1999年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部に在学。2014年当時中学3年生のときに、テクノロジーによる街の問題解決、テクノロジーと公共の関係やオープンデータに着目し「Code for Hakodate」を立ち上げ、公共交通情報のオープンデータ化・函館市長へのオープンデータ政策の提言などに取り組む。

琴浦 将貴

リサーチャー

琴浦 将貴

リサーチャー

2000年生まれ。 東京都市大学理工学部に在学。Liquitousへは政策企画部門にリサーチャーとして参画。 大学では電気や通信について学んでいるが、それ以外にも交通、行政、危機管理や量子通信など様々な分野に興味関心がある。

赤澤 秀斗

エンジニア

赤澤 秀斗

エンジニア

1997年生まれ。石川県金沢市出身。 一度は地元にある大学の経済学部に進学するも、情報分野への興味を捨てきれず退学、現在は慶應義塾大学環境情報学部に在学。エンジニアとしてLiquitousに参画

田邉 諒太

エンジニア

田邉 諒太

エンジニア

1999年生まれ。 北海道函館市出身。 山形大学工学部に在学。高校の同級生である杉本の招聘を受け、エンジニアとして Liquitousに参画。情報科学を専攻。

応援コメント

今回のコロナについての政策について発言したい市民の声が届いたり届かなかったりすることがありました、もう少しテクノロジーをうまく使って政治と市民をつなげないのか。海外では様々な取り組みやそれ専門の部署があるといいますが、日本はここに対してまだまだ弱い気がします。

このプロジェクトはまさに今現在必要な研究だと思います。まず手を動かし、プロジェクトを進めて成功するにしろ、失敗するにしろ、経験のあるエキスパートを育てて行く事が重要だと思います。そしてこのメンバーはそれをできそうな予感がします。彼らの試行錯誤がとても楽しみです。
アーティスト、デザイナー長谷川愛

リーダーインタビュー

あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?

つい私たちは「どうせ自分の意見なんて」「何を言っても変わらない」と、考えがちです。そして、企業や組織を経営する側も、「細かな意見をいちいち気にしていたら、組織はまとまらない」と考えがちです。 確かに、今までの世の中ではそれらは一面的には真実であったのかもしれません。

しかし、私たちはテクノロジーの利用を前提とし、液体民主主義に基づいた意思決定プラットフォーム『Liqlid』を利用することで、こうした思い込みを解体し、むしろ一人ひとりが影響力を発揮することで、より良い意思決定が行われることを実証していきます。

「一人ひとりの影響力が発揮される」組織を実現することで、組織と人の関係性に新しい価値を付与することができます。 そして、私たちは液体民主主義の社会実装を通して得た知見を基に、これからの「公共」の在り方を提案していきます。

今、様々なレイヤーに存在する社会で「多様性」が喧伝される中でも、実際に多元的な組織や個人がお互いの存在を確認することが、限りなく不可能に近いことは言うまでもありません。現に、あらゆる公共的な仕組みはその持続性に課題を抱えています。組織や組織を越えた繋がりの中に、意思決定のプラットフォームを実装し、オンライン上に公共(コモンズ)を創出したいと考えています。

オンライン上の意思決定プラットフォームを公共として機能させることで、「一人ひとりの影響力が発揮できる社会」の実現に必要不可欠な『つながる公共』を構想していきます。言い換えれば、テクノロジー活用を前提とする社会の構想に繋がるという価値があると考えています。

あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?

私自身、かねてから政治・行政領域に強い関心を持ち、自分なりに様々な実践に取り組んできました。そして、日本の将来を悲観する言説を耳にすることがありました。「少子高齢化、地方の衰退と都市部への一極集中、社会保障制度の疲弊…。今般の新型コロナウイルス感染症の感染拡大に際しても明らかになった様に、様々な分野領域の既存の制度には、欠陥や陥穽が存在しています。

もはや日本は、物量の面で先進国というだけではなく、課題先進国である…。」 一方で、既存の制度・仕組みを変えていくことを躊躇するシーン、あるいは課題解決を次世代への先送りするような発言…。特に、今日ではフィジカル空間とサイバー空間が高度に融合するSociety5.0が到来すると喧伝されています。

しかし、公共領域をはじめとする様々な領域における意思決定で、テクノロジーを活用するなどの方法で、より良い意思決定を行おうとする試みは、凡そ進んでいないことに、行き場のないもどかしさを感じていました。 しかし、そうした状況を蚊帳の外から眺め、あるいはあぐらをかいて批判をしていても、状況が好転することは間違いなくありません。

私自身が思い描く社会像を具体的な形へと落とし込み、実際にテクノロジーを活用した実践に取り組んでいかなくてはならないと確信し、今回のプロジェクトに取り組んでいます。

QWSステージでの発表

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