潜在的な「感情」を知ることによって、人を前向きにすることはできるか。

プロジェクト名 出来事から感情を見つけ出す「こころく」
#感情#記録#日記#出来事#コーピング#メンタルヘルス#セルフケア
私たちは周りの人たちとの関わり合いや出来事において様々な感情を抱き生きているはずなのに、SNSに流れてくる膨大な情報に埋もれてそれを見失ってしまったり、本当の自分が良く分からなくなったりしている。コロナ禍において加速したオンライン化によるメンタルヘルスの悪化も見られる中、日記のように一日の出来事を振り返るというシンプルな行為を通して自分の力で前向きになることを目的としたアプリを開発するプロジェクト。

何にチャレンジするのか?

「こころく」は、あなたの身の回りに起こる「出来事」と「感情」を記録することによって、あなたの潜在的な感情にアプローチするアプリです。人間関係から管理する日記のような存在として、出来事と感情を結び付けて記録することによって、アプリがそれに応じたメンタルヘルスに最適なコーピングを提供します。自分の力で前向きな日常を歩むことが可能になるのかを検証するプロジェクトです。

なぜチャレンジするのか?

私たちが解決したい問いは、全ての人が持っている「感情」にあります。QWSのコミュニティは、様々な問いやバックグラウンドをもった人が活動していますが、その中で、全員が共通に持っている「感情」をこのこのコミュニティの中で模索していくことで、これまでにない解決方法や、新しい価値を生み出せるのではないかと思っています。

どのようにチャレンジするのか?

5月

現在完成しているプロダクトの見直し:
心理士さんに協力していただきながら、心理学面のアプローチを踏まえ、仮説を立てながら、QWS内で検証する。

6月

ユーザーテストを通じて機能改善を行う。

7月

プロダクトを仕上げ、リリースする。

プロジェクトメンバー

堀川莉子

プロジェクトリーダー

堀川莉子

プロジェクトリーダー

早稲田大学基幹理工学部情報理工学科4年。日常生活において人間の行動に新たな選択肢を与えるようなUX/UIデザインに関心を持ち、大学ではHCI分野の研究を行う。未来の人々の生活や行動を考えることが好き。XRによる新たな体験創出を手掛けるMESONにてデザイナーインターンも行う。

中本八尋

プロダクトデザイナー / フロントエンドエンジニア

中本八尋

プロダクトデザイナー / フロントエンドエンジニア

2002年、富山県生まれ。武蔵野美術大学造形構想学部在学中。ものづくりへの興味をきっかけに、デザインやプログラミングに興味をもち、独学で習得。2018年からシェアリングサービスのUIデザインに従事。インターネットコミュニティ「もりのパーティ!」を提供。

菊池愛美

監修/メンタルヘルスアドバイザー

菊池愛美

監修/メンタルヘルスアドバイザー

大学では精神保健分野におけるIoTの活用について研究している。

応援コメント

物質的に豊かになり、時代が進歩しているにも関わらず、自殺者数は未だに日本において大きな課題であり、精神面での生きやすさをサポートしていく取り組みはとても重要だと思っています。認知科学を用いた効果的なアプローチを行うソリューションも新しく、可能性を感じます。応援しています!
執行役員(VP of Business Development)/SHElikesブランド責任者金井愛理

リーダーインタビュー

あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?

私たちはサイバー空間においてはSNSなどで自分の意志とは関係なく垂れ流される様々な情報に触れながら、一方リアルな世界でも様々な出来事を体験しながら生活しています。
処理しきれないほどの情報量の中で、果たして自身の感情に向き合う時間を持てている人はどのくらい存在するのでしょうか。
また自分の感情としっかりと向き合えていないことで見過ごされていた心のストレスは、今ブームになっている「メタバース空間」に行きさえすれば解決できるのでしょうか。

その前にまずは身の回りのささいな出来事から日記をつけるようにして記録していくことで、簡単に自分の本当の感情と出会い、適切なコーピングを行うことで自分の力でより前向きに、毎日を明るいものに出来るかもしれません。
簡単なことに見えるけれど、現代において軽視されがちなこの過程に向き合うことは極めて重要と考えます。特に日本人はメンタルヘルスに時間やお金をかける人が少なく、市場規模も世界と比べて小さいものです。他人事と思わず、多くの人がメンタルヘルスを自分事としてより日常的な物として捉え直すことで、学校や職場の雰囲気は少しでも明るくなっていくのではないでしょうか。

あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?

SNSは交流を促進し、輪の広がりを実現するためのものであるはずなのに、素の自分をさらけ出し、感情をぶつけることの出来る領域はどんどん狭まっているのではないかという矛盾を常日頃感じていました。そのようなつながりは「自分の見せたい姿を見せるためのもの」となって、ありのままの自分を放出できる場が少ないことに気づかぬうちに窮屈な思いやストレスを抱えている人は自分以外にも多くいるのではないかと感じました。
また感情という不可視のモノを可視化することに漠然と興味がありました。客観的に自分の感情を見つめ直し、それにより何か新しい発見や良い効果が生みだせるのではないかという期待があったことです。日記をつける習慣を持つ人がどれだけいるのかは分かりませんが、自分と向き合う時間を持つことはオンライン上で多くの人と交流するようになった現代においてとりわけ大事なことと思います。

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