人生かけて好きを突き詰めてきた代表格であるアーティストが輝ける社会を創るには?
何にチャレンジするのか?
私は、人生かけて『好き』を突き詰め努力してきた代表格的存在である『アーティスト』が、どのようにしたらそれぞれが望むアーティストとしての人生を実現出来るかという問いにチャレンジする。
なぜチャレンジするのか?
今回の問いの主人公は「『好き』を突き詰めてきた代表格であるアーティスト」である。このアーティストが抱えてる深い悩みとして、「好きを突き詰め続けても仕事やお金を得られず、アーティストがアーティストとして生計を立てられないこと」だと私は仮説を立てている。実力も才能もあり、尚且つ努力し続けるアーティストが思うように生計を立てられない現状に私自身も悩まされ、不本意な現実だと考えている。しかし、これは自身がアーティストとして抱えている悩みではあるが、他のアーティストがどう考えているのかはまだ調査不足である。そのため、まず東京の実力派音楽大学(東京藝術大学、桐朋学園大学、東京音楽大学 等)に在籍、または卒業後5年以内で、音楽で生計を立てていくことを望むアーティスト20人に対し、どんな課題を持っているのかヒアリングする。
どのようにチャレンジするのか?
【5月】 ここからは自身が立てた仮説と20人のアーティストのヒアリングをもとに、仮説が合致した場合と異なった場合とで2パターンのプランを想定する。
1.仮説と合致した場合: ターゲットにヒアリングをして自身が立てた仮説(生計を立てにくいという課題)と合致していると判断した場合、現在考案しているソリューションをターゲットのアーティストに協力願い、ヒアリングした20人のアーティストのうち、我々のビジョンに共感する3名を選抜し検証させてもらう。 現在、その課題を解決するソリューションとして『セルフプロデュース力を育成するスクール』を考案している。このスクールでは①コーチング②キャリアコンサルティング③カリキュラム④メンタリングの工程を通してアーティストに併走して理想像の実現をサポートする体制を立てている。その中でも、自身が最も重要であり、効果が得られると確信している①コーチングの部分をまず検証し、アンケートに回答してもらう。 3名のアーティストにスクールのコンテンツの1部である①コーチングを実践した上での感触、またアーティストからのアンケートを元に反省点や改善点を考える。
2.仮説と異なった場合: 自身が立てた仮説の他に深い課題が見つかった場合、アーティストが持つ課題とその影響度合いを分析していく。その割合の多くを占めている課題や、既存のサービスや学校のカリキュラムではその課題解決がなされていない部分を取り上げる。その取り上げた課題に対してどんな手段であれば解決可能なのかアイディアを出し練り直す。また、アーティストはどんなニーズがあるのか、課題に気づいていても解決出来ていない理由には何があるのか、アーティストから再度ヒアリングを元に考える。
【6月】
1.仮説と合致した場合:スクールのコンテンツの1部である①コーチングを実践し、そこで得られた学びを元に、ここに肉付けしていく形でスクールとしてのプランを再構築していく。①コーチングを通して理想のアーティスト像が明確になった3名のアーティストには次のフェーズである②キャリアコンサルティングを検証させてもらう。ここで理想を実現するための具体的なキャリア設計、戦略について自社のキャリアコンサルタントを交えディスカッションしていく。
2.仮説と異なった場合:ヒアリングを元にアーティストが生計を立てて行くために重要となった課題を解決する相応しい方法を考案する。そのために海外や他業界で行われているプロジェクトやコンテンツをひたすらリサーチし、日本の深刻な状況に置かれているアーティストがその方法で課題解決がなされるのか吟味する。その上で参考にしたモデルをターゲットに合わせてブラッシュアップしていく。
【7月】
1.仮説と合致した場合:②キャリアコンサルティングを通し、3名のアーティストが現状から理想に近づいていくために必須だと感じたスキルを洗い出す。そこでそのスキルを培うことが出来るカリキュラムと仮説としていて考案していたカリキュラムとを鑑み、カリキュラム内容をブラッシュアップさせていく。そしてそのカリキュラムに必要な講師や、アーティストが学びたいと思う講師をヒアリングしながら選定していく。
2.仮説と異なった場合: 考案したプランを元にアーティストにヒアリングし、実際に検証させてもらう。その検証で良い感触を掴むことが出来たら、アンケートを元に開発に移る。
プロジェクトメンバー
増田 香穂
ストット玲奈
応援コメント
リーダーインタビュー
あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?
現状、人生かけて好きを突き詰め努力してきたアーティストの多くは、「生計が立てられないから」という理由で夢を諦めてしまいます。東京の実力派音楽大学で学び、才能もあって尚且つストイックに努力している優秀な音大生でも、卒業を期に夢を追うことを諦めてしまいます。なぜ夢を諦めなければならないのか?「夢を持て!夢を追いかけろ!」と誰しも執拗に耳にする言葉は嘘だったのか?私はこの矛盾が許せません。もしこの矛盾が正当化されてしまうのならば、大人は子どもに対してどういう言葉を投げかけたら良いのでしょうか? しかし、アーティストが生計を立てられていない原因の一つとして、才能やスキルを効果的な方法で社会にアピール出来ていないからだと私は考えます。アーティストは練習や創作にはストイックですが、その磨いてきた才能や作品を効果的に社会でアピールして注目を集めなければ、宝の持ち腐れとなってしまいます。アーティストが自身の宝に自信を持ち、効果的に社会にアピールすることが出来れば、仕事やお金という対価を得ることが出来ます。そんなアーティストを育成するのが、私が提案する『セルフプロデュース力を育成するスクール』です。 ここでは、自信を身につけた上で、アーティストがアーティストとして生計を立てていけるようサポートします。
以下はスクールの概要です。
①コーチング(目指したい方向性を明確化)
②キャリアコンタルティング(理想と現実のギャップを埋めるための戦略を提供)
③カリキュラムの提供(その人に合ったカリキュラムを選定し提供。各専門家の講座を動画で受講する)
④メンタリング(コーチが戦略通りに進んでいるか月2回メンタリング)
スクールではこの①~④を行い、アーティストを理想のアーティスト像へと導きます。主にオンラインで受講するため、通学時や移動中のスキマ時間にカリキュラムを受けることが可能です。また、コーチやコンサルタント、メンターとの対話は、主に夜に活動することが多いアーティストを考慮し、朝に実施します。練習や創作を開始する前に、モチベーションを上げる狙いもあります。
これまでスクールの概要を説明しましたが、人生かけて「好き」を突き詰め努力してきた代表格であると考えるアーティストの存在が輝いていないことには、社会の人がその存在をカッコイイと思い追いかけ、好きを突き詰めて生きる人生はしなくなってしまうと考えます。しかし私は、人間誰しもが自分の「好き」や「したい」に正直に向き合い、自分が本当に望む生き方を実現することが出来たら、人生が楽しく、輝き出すと信じています。 私は、好きを突き詰め続けられない理由として、「お金」や「稼げない」がハードルにならない社会を創ります。「好き」を突き詰め努力してきたきた代表格であるアーティストが、本領発揮してしっかり対価を得られる社会を創ります。そうすることで、世の中のすべての人が自分軸で生きるアーティストに憧れ、一人一人が『真のアーティスト』として輝く人生を生きていける社会になると確信しています。
あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?
私は幼少期より「ピアニスト」という職業に無性に憧れを持っていました。また、「変わっている」という理由でいじめを受けた経験がありますが、そんな中でも私が唯一自身をありのままに表現することが許される、心の拠り所が「ピアノを演奏すること」でした。そしていつの間にか、自分自身を偽りなく表現するための自己表現ツールがピアノになっていました。
このような背景から、私はピアニストになりたいと強く願っていましたが、私がピアニストになると決意したのは14歳の頃でした。早期教育が最重要とされる分野で、そこから本格的に勉強を始めるというのは遅すぎるスタートでした。そのため、周囲の大人には「無謀」「音楽では食べていけない」と反対されました。それでも夢を諦めきれなかった私は、ピアニスト一心で努力を続け、憧れの音楽大学に無事入学しました。 しかし、憧れの音楽大学に入学したにも関わらず、卒業生を見ると音楽家として生計立てられていない人が大半だという現実を目の当たりにしました。
「本当は音楽で生きていくことを望んでいるはずなのになぜ一般就職の道に行ってしまったのだろう…」「なんでこんなにも実力も才能もあって努力している人たちが報われないんだろうか…」そんな気持ちでいっぱいになりました。しかし、私は親から「稼げないからやめなさい」と反対され、押し切ってきたため、音楽でどうにかして生計を立てていかなければ示しがつきません。そのため、1年生から卒業後の下地を作るために学外にも目を向け、ピアノ講師やピアノバーでの仕事、演奏の仕事に積極的にチャレンジしていきました。
しかし、まだまだ私は発展途上にあり、ピアニストとしてどう生きていくのか模索しています。自分自身が1番ピアニストとして生計を立てていく方法を知りたくて、尚且つ周りもそれを模索しているからこそ、私はこの問いに真剣に向き合っています。ピアニスト、音楽家、アーティストを代表して、この問いを解決していくことを決めました。
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