かわいくなりたい女の子がルッキズムを理想論ではなく、現実的に解決することはできるのか?

プロジェクト名 cutism
#ルッキズム#外見至上主義#外見#美#かわいくなりたい#ありのままを受け入れたい#ファッション#メイク#美容
【「かわいくなりたい」は、自然な感情。そんな女の子たち一人一人のゴールを見つけたい】
世間ではルッキズムに対して「ありのままの自分を認める」ことが推奨されていますが、そう簡単には認めることができないのが現実だと思います。私達は、展示会やイベントを開催することで、新たな美の価値観に出会える場を作り、かわいくなりたい女の子たちがそれぞれ納得のいく答えを見つけられるよう手助けをします。私たちは、ルッキズムに対して単なる批判や肯定ではなく、バランスの取れた視点で探究していきます。

何にチャレンジするのか?

私たちは、ルッキズムに対し、「ありのままを受け入れよう」「外見が全てでないから中身を磨こう」といった理想論だけでなく、「かわいくなりたい」という現実的な気持ちも大切にし、単なる批判や肯定ではなく、バランスの取れた視点でこの問題を再考します。若い女の子たちが美に関する新しい価値観や視点を見つけられるよう、展示会やイベントなどを通じて、それぞれが納得できる答えに辿り着ける場を贈ります。

なぜチャレンジするのか?

外見に対する差別や偏見は決してあってはなりません。しかし、私たち人間は美しいものを好み、多くの人が美しくありたいと願っています。実際、多くの女性が容姿に悩み、特にSNSやK-POPアイドルなどに影響を受けた若い女の子たちは「かわいくなりたい」と思うのは自然なことです。このような現状に対し、「ありのままを受け入れよう」や「外見が全てではない」という理想論は、容姿のさらなる美しさを求める彼女たちにとっては現実的な解決策とはなりません。だからこそ、ルッキズムに対して、バランスの取れた視点を贈り、かわいくなりたい女の子たちがそれぞれ納得のいく美のあり方を見つけられるようにしたいからです。 

どのようにチャレンジするのか?

10~20代の女の子たちに美に対する新たな価値観を贈るために、老若男女問わず幅広くヒアリングを行います。加えて、広告,ファッション、美容業界などの会社への取材を通じて、美に対する多様な意見を集めます。その後、展示会やイベントを準備し、美の価値観に関するアート作品の展示や実際の体験談を通じて人々が触れ合うことで、美に対する新しい気づきや発見ができる場を贈ります。また、SNSを活用し、ルッキズムについて考えるきっかけを発信することで、自分自身の美の価値観を見つめ直し、前向きになれる環境を整えていきます。

関口音花

リーダー

関口音花

リーダー

【「かわいくなりたい」と「ありのままを受け入れたい」というジレンマを抱える】
東京生まれ。関西学院大学3年生(美学芸術学専攻)
アートを通じて、人々の心の影にそっと光を灯し、新たな気づきや発見を届けてきた。死別の悲しみに寄り添う展示会の企画や、自己愛をテーマにしたミュージカル制作などを通じて、誰もが抱えるネガティブな感情に寄り添う。見る人の心に新しい色を添えられるような表現を模索中。
QWS 5~6期生。

広田香恋

副リーダー

広田香恋

副リーダー

【外見について他人と比べることを悪いと思わない】
関西学院大学3回生。大阪在住。ピアノとギターの演奏の経験があったり、劇団四季の舞台鑑賞など音楽が趣味。発展途上国に訪れ、子供たちとミュージカルを制作したこともあり、音楽には人と人を繋げる言葉のいらない力があることを知る。自分のことは醜いとは思っていないが可愛いとも思っていない。特別可愛くなりたいと熱望するが、理想に到達するにはまだまだ先が見えない。

竹村美咲

プロジェクトメンバー

竹村美咲

プロジェクトメンバー

【容姿について長年悩み、試行錯誤の末克服した】
2003年生まれ。容姿への自信のなさや不安症などで、マスク依存症になる(小5〜高1)。現在は克服。 過去の私や容姿に悩んでいる人に 伝えたいことは、「私の世界では私が一番かわいい。あなたの世界ではあなたが一番かわいい」

小宮紗愛

プロジェクトメンバー

小宮紗愛

プロジェクトメンバー

【自分の容姿に対して自信を持つ勇気が欲しい】
東京在住、2003年生まれ。
ディズニーが好きで、幼い頃の夢はプリンセスになること。幼稚園までは自分が一番可愛いと思っていたが、小学生で自己否定を覚えてからは、「プリンセスになる」という夢は消え、自分の容姿に自信を持つ勇気が持てなくなった。現在はテーマパークダンスを習っており、写真が趣味。

関口颯人

プロジェクトメンバー

関口颯人

プロジェクトメンバー

【理想の「俺」に憧れを抱く現実の「僕」】
2007年生まれの高校2年生。東京都在住。4歳から約12年間サッカーをしてきたが、今年の春に引退。現在はサッカーの戦術分析や学生団体に所属し、企画立案、SNSマーケティングなど様々なことを勉強中。自分自身、容姿にコンプレックスを抱えつつも自分が出来る限りの完璧を求める。現役男子高校生ならではの異性に対するリアルな意見や、男からの視点を提供し女性が抱える様々な問題を多角的に解決していく。

佐藤アイナニコール

プロジェクトメンバー

佐藤アイナニコール

プロジェクトメンバー

【人は男女関係なく、常に美を求め続ける生き物】
大阪在住、2004年生まれ。
フィリピンと日本にルーツを持つハーフ。幼い頃はふくよかな体型で、自分に自信が持てず、オシャレを楽しむことができなかった。しかし、自分に自信が持てないを言い訳にせず、今でもなりたい自分に早くなれるよう、日々自分磨きをしている。

応援コメント

「可愛くありたい」「ありのままに」・・・相反することの間で揺れ動くのは、はて?20代だけだろうか?
私の世代・・・いわゆる”オバサン”と言われる世界の中でも同様の悩みは存在する。
一方で、ルッキズムを解脱?しているような層もある。諦めか?達観か?はたまた、それ以外か・・・?
個人的にもぜひ、世代を超えてこの問いを一緒に探求してみたく、今回、選ばせていただきました。
どんな答えが見えるのか?楽しみにしています!
応援しています!
一般社団法人日本女性企業家支援協会 代表理事近藤洋子

リーダーインタビュー

あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?

ルッキズムの問題解決において、世間でよく見かける「ありのままを認めよう」や「中身を磨こう」といったアプローチだけでなく、「かわいくなりたい」という気持ちも大切にしながら、当事者が納得できる自分に合った解決策を見つけられるような価値。

あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?

「かわいくありたい」という願望。
「かわいくなきゃいけない」というプレッシャー。
「かわいいあの子になれない」という理想と現実のギャップ。
「ありのままの自分はかわいい」という前向きな気持ち。
「やっぱりもっとかわいくなりたい」という本音。                
私を含めた若い女の子たちは、見た目において、様々な想いや葛藤を抱えています。

幼い頃、私は、白い肌で色素が薄く、目がぱっちりなシンデレラに憧れていました。それに対して、自分は、小麦色の肌で濃い眉毛、切れ長の目を持っており、そのことにコンプレックスを抱いていました。周囲からは、「ジャスミンみたいだね」とよく言われ、褒め言葉だとわかっていても、そのたびにコンプレックスを再認識し、理想の姿とのギャップに苦しんでいました。しかし、どう頑張ってもシンデレラのようにはなれないのに、それに苦しむのは時間の無駄だと考えるようになりました。自分の姿を受け入れ、「ありのままの自分を生かした美を追求しよう!」と前向きに考えることで、多様な美を受け入れられるようになりました。今では「ジャスミンみたいだね」という言葉を心から最高の褒め言葉だと感じます。

しかし、現代の日本の若者が「かわいい」とする基準は、韓国アイドルのような白い肌にぱっちりとした目を持つ人です。SNSでそのような「かわいい」を兼ね備えた人々を見るたびに、幼い頃の憧れが影響し、「目がぱっちりだったら…」「肌が白かったら…」といまだ容姿に悩む自分がいます。

SNSが当たり前の現代では、他人と自分を比較しやすく、自己肯定感が揺らぐことが多くあります。ある友人は、長年容姿について悩んでいたものの、SNSが自傷行為であることに気づき、それを断ち、SNSの世界がすべてではないと学んだ結果、自分を肯定できるようになったと話してくれました。一方で、別の友人は、ありのままの自分を認める意味が分からず、可愛いと納得できるまで自分磨きをするべきである、と考えていることを話してくれました。   

ルッキズムに対し一般的には、「ありのままの自分を受け入れる」などが推奨されていますが、かわいくなりたい女の子にとって、そのような言葉は理想論であり、なかなか理解に難しいのが現実だと思います。私は、友人達の外見に対する話を聞き、「ありのままを受け入れること」と「理想の美を求めること」の二つの気持ちを大切にし、共存させることにより、ルッキズムの問題を現実的に解決できるのではないかと思いました。「自分をどのように認めるのか?」「外見に対するプレッシャーをどう乗り越えていくべきか?」などの問いに向き合い、ルッキズムに対して、単なる批判や肯定ではなく、バランスの取れた視点でこの問題を考える必要があると感じました。

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