QWSチャレンジ#24採択者インタビュー 〜「SHIBUYA QWSで変わった私の視点と行動——プログラム参加を通じて」〜

QWSチャレンジ

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SHIBIYA QWSは、挑戦者が出会い、学び合い、育つ場。 QWSチャレンジに採択されたプロジェクトメンバーに、プログラムを通して感じた変化や、QWSという場をどのように活用しているのかを伺いました。

挑戦の裏側にあるリアルな声をお届けします。

今回紹介するプロジェクトはこちらの2つ

プロジェクト名:be♭
問い:TOYから生まれる新たなコミュニケーションの形とは?

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プロジェクト名:じこたん
問い:こじらせを魅力に変えると世界はどう輝く?

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be♭

プロジェクトを始めたきっかけ

高校2年生の時に、学校で対話について学び、「普通」という言葉に興味を持ったことがきっかけでした。 人と話すなかで「普通は〜」という言葉が線引きや括りに使われる場面があります。しかし実際には、それぞれが考える「普通」の定義は少しずつ異なります。それにもかかわらず、まるで共通言語のように「普通」が使われているのはなぜなのか?こうした疑問から、それぞれの考える「普通」について対話をしてみました。
そうするとそれぞれの育った環境や価値観によって少しずつその定義が異なり、これまでは目を向けたことのなかったその人の価値観という部分に目が向き、より関係性が深まり、共創が生まれたという体験をしました。 これらの体験を通して、「もっと多くの人に、対話を楽しむ体験を届けたい」と思い立ち、最初に取り組んだのが、「対話し創造する絵本 creaB」の開発です。 creaBは、参加者が対話をしながら挿絵を選び、絵本を作るというプロダクトです。 しかし、creaBの活動を進めていく中で、対話を深めるには、相手と向き合うだけでなく、自分自身の声に耳を澄ますことが不可欠だということに気づき、色と形で内省を深めるツール KEYSEKYを開発しました。
この「KEYSEKY」の活動を通して初めて出会ったQWS。前回(QWSチャレンジ22期)で入居した私たちは、「そろそろこのプロジェクトを何とかしなきゃ」という思いが強く、独りよがりな活動を続けている最中でした。 QWSに来て、様々な人とコミュニケーションを取る中で、改めて「問うことの楽しさ」を実感し、これまでの活動の中で絡まっていた思いを問い直すと、自分たちの根底には「コミュニケーションをもっと楽しいものにしたい」というシンプルで素直な願いがあることに気づきました。 そして今、「コミュニケーションのおもちゃ屋さん」として生まれ変わり、誰もが楽しみながらコミュニケーションを取れる“おもちゃ=TOY”をつくるべく、新たに活動をリスタートしています。

プログラムへ応募した理由

様々な年代、バックグラウンドを持つ人が集い、多様な問いを持つ人とのコミュニケーションから、共創が生まれるQWSにとても面白さを感じており、コミュニケーションが大好きな私たちにとってぴったりな施設だと思っていたからです!
実は5年前に一度QWSに訪れたことがあり、その時にQWSのコミュニケーションの温かさをとても感じ、いつか私もQWSチャレンジに挑戦し、熱い「問い」を持った同期に出会うことで、活動の刺激を得たいと思っていました。
これまで私たちは、人のためになるようなプロダクトを作ろうと思い、様々なプロジェクトを推進してきました。「社会的な価値があるから」「あなたがまだ気づいていないこんな課題に!」など、プロダクトを作り広めていくために、様々な角度から訴求していきました。しかし、課題は伝わってもプロダクトに手が伸びないことやなかなか消費者の行動が変わらないことが多く上手くいきませんでした。
こうした活動に転機をもたらしてくれたのが「問い」です。時間のプレッシャーから絡まっていってしまった思いを問い直してみたことが、私たちの脱皮のきっかけになりました。 こうした経験から、「問い」を中心とした環境に身を置きたいと思い、QWSチャレンジに応募しました!

採択された時の心境

メンバー全員で思わず叫んでしまいました!笑 採択してくださった今村さんから、とてもアツいコメントをいただき、本当に嬉しかったです。

その一方で、QWSチャレンジの3ヶ月間でしっかり成果を残せるよう、より一層気を引き締めて活動に取り組もうと、さらにエンジンがかかりました!

活動中の過ごし方と学び

QWSでは、とにかくTOYづくりを楽しみ、会員のみなさんを巻き込みながら、コミュニケーションが広がる仕掛けをつくることを目標に活動しています。 8月は新メンバーが加わったことで、まずはメンバー同士の仲を深め、楽しくTOYを生み出せる環境づくりに取り組みました。その結果、多様な視点が集まり、これまでにさまざまなTOYの“タネ”が生まれました。 そして9月は、その“タネ”を形にしていくだけでなく、Instagramでの発信やラジオ配信のスタート、さらにはコラボTOYの開発など、よりカオスで楽しい展開へと広がっていくタイミングになるのではないかとワクワクしています! QWSで活動する中で、同じプロジェクト会員の方からいただいた「楽しんでいる人には誰も勝てない」という言葉が、私たちの原点になりました。これまで目の前のことに必死で“楽しむ”ことを後回しにしていた私たちにとって、まさに目から鱗の気づきでした。 正解のない「問い」にあふれるQWSの環境は、固定観念にとらわれていた私たちに“問い直す”機会を与えてくれた場所です。QWSで出会った多様な会員さんとの対話や学びを経て、24期の活動では「楽しむ」ことを一番に置き、活動をのびやかに広げられていると実感しています。

プログラムを通じて得たこと

プロジェクト活動に対して、これまで以上にワクワクできるようになりました! QWSで多くの方とコミュニケーションを重ねる中で、思いがけない機会やチャンスをいただき、活動の視野が大きく広がっていると実感しています。 私自身に起きた大きな変化は、プロジェクトを「自分たちだけのもの」と捉えなくなったことです。

たくさんの人に支えていただいて今の活動があるからこそ、「みんなのプロジェクト」と思えるようになりました。その意識の変化によって、自然と多くの方と一緒に考え、次のステップへとつながっていく感覚を持てています。 もし活動の方向性に迷っている人がいたら、QWSの環境に身を置いてみてほしいです。

正解のない「問い」を楽しめる空気の中で、多様なコミュニケーションを重ねていくうちに、プロジェクトそのものを楽しむマインドを得られるのではないかと思います!

じこたん

プロジェクトを始めたきっかけ

私の原体験からくる問いは、「あなたには、安心して”自分らしく”つながれる居場所がありますか?」です。 安心のない家庭で育ったこともあり、大人になっても本音を出せる関係性を築くことが難しいと感じていました。 また、人の恋愛や結婚の相談に乗る中で、どちらの思いも尊重できていない関係がとても多いことに気づきました。私と同じように、人と本音でつながることに難しさを感じている人に向けた、学びと実践の場を作りたい。それが、このプロジェクトを始めた一番の理由です。

プログラムへ応募した理由

QWSの施設やワークショップには以前から関心があって、あるときQWSチャレンジ生の活動ピッチを聞く機会がありました。そこで「私の今までいた環境では話すことすらなかったテーマについて、熱量高く考えて実践している人たちがいる!」と感動しました。
長年温めていた個人的なプロジェクトを、誰かの役に立つビジネスとして継続させるにはどうしたらいいんだろう? そんな知見を得たいと思って、QWSチャレンジへの応募を決めました。

採択された時の心境

とにかく嬉しくて、メンバー全員で大喜びしました!

QWSのWebサイト内のプロジェクトページをホームページ代わりに、すぐにSNS活動をスタートさせました。 最初はすごく個人的なプロジェクトでしたが、採択をきっかけにたくさんの人に反応をもらえるようになって、視野がぐっと広がりました。根底にある熱い思いはよりコアな部分につながれるようになりつつ、社会とつながり、想像もしていなかった形にどんどん進化していくのが、本当に楽しくてわくわくしています。

活動中の過ごし方と学び

 

QWSでは、「あなたの人生における『人間関係の事故』とは?」という問いを施設内に張り出す「Question Wall」を実施しました。たくさんの方が付箋を貼ってくれて、そこから雑談イベント「Question Break」につながり、施設内にいる様々な方と直接お話させてもらいました。 QWSには本当に多様なコミュニケーターさんがいて、メンバーと一緒にプロジェクトの説明をするたびに、違う視点やアイデアをもらえました。知らない人に伝える機会を何度も得たことで、プロジェクトの中身がどんどん洗練されていくのを感じています。 QWSは、みんなが見守ってくれる安心感のある場所でした。だからこそ、メンバーと心ゆくまでぶつかり合ったり、時には泣いたりもできて、そのおかげで、短期間でチームとしての絆がすごく深まっています。メンバーは今、人生で一番気の許せる関係性になっています。

プログラムを通じて得たこと

QWSの活動はまだ一か月目ですが、人との関わり方が変化しています。自分のやりたいことを周りを巻き込みながら実現する力も、人を信頼して尊重する力も、両方がすごく伸びたと感じています。 自分の中にある「問い」を元に、たくさんの人に質問や意見をもらう機会は、ここでしか得られない貴重な経験だと感じています。

「未知の価値に挑戦するプロジェクト」を募集します。

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