海外に行けなくても世界を身近に感じるには?

プロジェクト名 world talk cafe
#教育#ゲーム開発#多様性理解#ダイバーシティ#異文化理解#外国語活動#子ども向け#小中学生
小中学生をターゲットに、子どもたちが経済や地域差関係なく国際理解を深められるよう、学校教育現場でも活用できる異文化・多様性理解ゲームの開発をします。実際に海外に行けなくても楽しく遊び感覚で世界を自分ごとにできるような仕掛けをつくります。

何にチャレンジするのか?

私たちの団体の目指す世界に近づくきっかけづくりとして、特に小中学校で活用できる異文化・多様性理解ゲームの開発に取り組みます。子どもたちが楽しく遊び感覚で世界や異文化にふれ、地域・経済差によらず国際理解教育を低年齢のうちから受けられる仕組みをつくります。

【私たちの目指す世界】
・経済・地域格差によらず、国際交流ができる教育環境
・差別や分断ではなく、「違い」を楽しみ尊重し合える社会
・誰もが世界でおきていることを自分ごととしてとらえ、距離や立場関係なく社会問題に対して主体的に行動できる世界

なぜチャレンジするのか?

グローバル化が進む現代。日本の移民の受け入れは世界第4位となり、さらに海外に在住している日本人は100人に1人と年々増加傾向にあります。日本と世界のボーダー(境界)が曖昧になりより「世界視点」で物事を考えることが求められています。

一方で、地方や田舎と呼ばれる地域は過疎化が進み、そこにすむ子どもたちには都市部の子どもに比べて圧倒的な情報・教育格差が生まれています。世界からの情報や日本以外の文化をバックグラウンドとする人とのつながりが極端に少ないそのような地域で、子どもたちが「世界視点」で物事を考えることは非常に難しい状況です。さらに、世界的なパンデミックにより海外渡航が制限され、特に学校教育では、留学プログラムや海外研修・留学生の受け入れなどがなくなり、これからのボーダレスな社会を担っていく世代が世界に目をむける機会が失われつつあります。

子どもたちが海外に行けなくても世界を身近に感じられる機会をつくるにはどうしたらよいのか?世界をもっと自分事にできる人をふやすには?コロナ禍で体験的に異文化を学ぶ機会を創出するには?
私たちはこのような問いに向き合いながら、あらゆる教育の場で使用できる異文化理解ゲームを開発します。

どのようにチャレンジするのか?

この三ヶ月間で、小中学生を対象とした異文化理解ゲーム制作とそのお披露目を目指す。

11月:情報収集
・情報収集、教材調査
・ゲーム作りのために各国にインタビュー(50か国以上を目指す)
・教育系団体等へのヒアリング

12月:作成
・異文化理解ゲームのサンプルを作成
・学校教員、保護者、教育関係の団体を集めてピッチする。
・ピッチのアンケートから改善、修正 ・翌月のワークショップに向けた参加者の募集開始

1月:実践、発表
・ゲームのブラッシュアップ
・ワークショップ実施
・ワークショップのアンケートから改善、修正
・渋谷QWSにて発表

プロジェクトメンバー

木村有希

プロジェクトリーダー

木村有希

プロジェクトリーダー

新潟県出身新潟在住。 大学時代、フィンランドでの教育インターン留学を機に、公教育の道を志す。大学卒業後、高校教師として働き進路指導を担当していたが、「学校社会しか知らない自分が生徒にキャリア教育など机上の空論でしかないのでは?」と疑問をもち退職。現在は企業での海外営業職を経て、NPO法人にて新潟県内の学校や行政のキャリア教育支援や高校生段階のアントレプレナーシップの醸成に従事。その傍ら、国際交流やESD教育を通じて、子どもたちの世界への視野を開き、多様性理解を促す活動を行っている。 今回のプロジェクトは新潟よりハイブリッドでの参加。渋谷QWSには月2~3回、実際に行く予定。

宮島洋平

プログラムクリエイター

宮島洋平

プログラムクリエイター

新潟県出身千葉在住。学生時代のアーキテクトを礎に0から1を生み出す面白さとオリジナリティを追求するチーム内のクリエイター。普段は世界中のITインフラを支える仕事を主としているが、多民族国家シンガポールへの赴任を機に多様性をリアルに体験し、帰国後、未来ある子どもたちにも広い世界を届けたいとの想いで活動を続けている。好きな言葉は「みんな違って、みんないい」  渋谷QWSは週2~3回のペースで利用予定。

古俣健

プランニングディレクター

古俣健

プランニングディレクター

新潟県出身東京在住。大学時代にバックパッカーで地球一周しながら、途上国の学校でボランティアを経験。大学卒業後は救急隊として勤務しつつ、子どもに関するNPO法人の運営に関わる。徐々に、仕事として海外と日本を繋げることがしたいという気持ちが強くなり、転職。現在はインバウンド事業やオンラインコンテンツ事業を展開するベンチャー企業に勤務し、世界各地、日本各地を繋げるため奮闘している。 渋谷QWSは週2~3回のペースで利用予定。

応援コメント

社会を変えるためには、まずは私たち一人一人がお互いを理解し、尊重し合うことが必要です。
様々な人と出会い、ディスカッションをし、「世界視点」で物事を考えることは21世紀のリーダーの一つの役割だ。
コロナ禍で国際交流の多くの機会がなくなった中、次世代のグローバルリーダーを育成するためには、このプロジェクトの重要性はますます高まっています。
渋谷から世界に広まることを期待しています!
一般社団法人Social Innovation Japan 代表理事ルイスロビン敬

リーダーインタビュー

あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?

私たちは問いの対象を、これからボーダレスで多様性あふれる社会を生きていく小中学生世代に設定します。

テーマの問いを深めることで、以下のような機会や経験を彼らに創出します。
・小学生など低年齢でも気軽に未知の文化や価値観にふれる体験ができる
・地方に住んでいてグローバルな視点が薄い環境にいる人たちが、世界に目を向けられる
・コロナ禍で海外研修や留学の機会がなくなった教育現場に、国際理解教育の一部として導入ができる
・学校教育に本プロジェクトの成果を導入することにより、より多くの子どもがアフターコロナで世界へ飛び出したいと思う
・子どもの将来の選択肢の中に「世界」という基準を取り込む
・異文化を単に理解するだけでなく、相互理解に基づく多文化共生という視点をもち、国際社会の一員として主体的に行動するきっかけとなる
・未知の価値観や文化に触れる経験をすることで、「他者を認める力」・「問題解決能力」・「コミュニケーション能力」など、非認知的な力が育成される

あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?

小学5年生の夏、家族ぐるみで仲良しだった近所のバックパッカーのお兄ちゃんに 半ば強引に連れられ2週間ハワイでホームステイをすることに。 親もいない中、初めての海外、そして初めての異文化体験は 目まぐるしい衝撃の連続だったことを覚えています。日本で生まれ日本で育った私にとって、未知の価値観にふれ 多様性がそこに存在することを理解した最初の体験でした。

「人は自分の半径5mのことにしか興味をもたない」 という言葉があります。自分とはまったく違うバックグラウンドの人や場所に出会い、半径5mに世界が入り込んだ体験をしたからこそ、世界を身近に感じより広い視点で物事を考えられるようになったと思っています。 現在、特に学校教育においては、コロナ禍で留学や海外研修、学外との交流の機会が著しく減っています。 私たちWorld Talk Caféは、コロナにより海外との繋がりが薄くなってしまった・地方に住んでいて中々海外とのつながりが持てない子どもたちを対象に、オンラインで実際に海外在住の現地の方と繋がる国際交流プログラム提供しています。

プログラムを通じて単に海外の人と仲良くなるだけでなく、異文化理解や多様性理解、主体的に行動することの大切さを伝えてきました。今回、今までの経験を活かして教育の場で使える異文化理解ゲームを開発し、学校や行政などでワークショップ的に講座を展開していきたいと考えています。将来的には、そのゲームをツールとして私たちがいない場でも子どもたちの半径5mに世界が入り込み、世界がもっと身近に感じられるような仕組みをつくりたいと考えています。

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