何者でもないものの価値とは?
消費者の方に向けて、作り手が込める想いやストーリー、製造過程といった文脈を前提に伝えることで一つの服に愛着を持つ価値軸を育てると同時に、服や作り手への共感をベースにしたコミュニティを楽しむことができるリアルとデジタルの融合した次世代のファッション体験をつくります。
何にチャレンジするのか?
stitch_は、一枚の服に想いを込めるファッションデザイナーさんと消費者の方を直接繋ぐ、産直コミュニティアプリを作っています。個の価値軸やこだわりを追求したクリエイションを強みとするデザイナーさんの抱える、ビジネスリソースが不足しキャッシュフローが不安定であるという課題に対して、ビジネス面をサポートしてファンコミュニティを中心とした新たな収益基盤を確立していきます。
消費者の方に向けて、作り手が込める想いやストーリー、製造過程といった文脈を前提に伝えることで一つの服に愛着を持つ価値軸を育てると同時に、服や作り手への共感をベースにしたコミュニティを楽しむことができるリアルとデジタルの融合した次世代のファッション体験をつくります。
WEBサイト: http://stitchtokyo.com/
なぜチャレンジするのか?
機能的価値を追求してきた世の中は飽和状態にあり、その一方でそのモノが存在する意義の部分である情緒的な価値が求められ、一人一人の価値軸で世の中に問いを再定義していく時代になってきています。
技術の進化によりコモディティ化が進んだ世の中において、一人一人の価値軸から発せられる多様な問いは、その存在自体に大きな意味があります。 ファッションも同様に、機能性としての側面は既に飽和状態にあり不要不急の存在と隣り合わせとなる一方で、その対極にある嗜好性や表現としてのファッションは、個人の価値軸による多様な問いを世の中に定義していくものであると考えています。 他方で、ファッションにおける情緒的価値の高いクリエイションを追求する若手の課題として、世の中への問いを起点とした提供価値の追求にはコストが掛かるにも関わらず、クリエイション自体の販路は狭く、それに見合う経済的価値を生み出せることは少ないのが現状です。
また、信用できる質の良いものをより長く楽しみたいと考えるZ世代の消費者の抱える課題として、情緒的価値の高い若手D2Cブランドを消費するにあたっての金銭的、情報的コストの障壁が高いという現状があります。 両者の課題解決として、若手クリエイションの追求自体に付加価値を持たせ、消費者側にもその価値を身近にすることができれば、若手のクリエイションに経済的価値を持たせられると同時に、活性化させることができるのではないかと考えます。
どのようにチャレンジするのか?
■5月
5月中旬デザイナーさん展示会@京都
■6月
デザイナーさん展示会@QWS
デザイナーさんとQWSメンバーのコラボレーショントークイベント
アプリ要件確定→開発
■7月
アプリβ版リリース、クラウドファウンディングリリース
平澤良樹
田中琴奈
大城章太
池内健人
瀬戸川裕太
永井凱
下條史織
徳永翔平
徳永翔平
1989年生まれ。 某ファッション週刊誌のウェブ記事編集者を経験、その後数社のベンチャー企業を経てstitch_に参画。
応援コメント
ユニークで大胆、カラフル、情熱的であることに熱心で、自己表現に投資を惜しまない若いクリエイターがいる場合にはなおさらです。
スティッチは若い作家がどのくらい評価されるのかという大きな価値を押し出そうとしています。
気になる1点に出会ったのに、それが無名だったから(再販価値がゼロに近いから)やめたという経験が何回ありますか?
もしそれを借りることができたら?
もし心ゆくまで様々なファッションを試せたら?
その日の気分に合わせてファッションを変えられたら?
こんな風に若いデザイナーの価値を大切にできたら素敵じゃないですか?
…だからこそ、私はスティッチプロジェクトを支援をしたいと思っています。
リーダーインタビュー
あなたの「問い」は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?
「何者でもない者の価値とは?」 未だ世に評価されていない若者のクリエイション、それ自体をアートとして捉えた時、若手の感性の追求そのものに唯一無二の価値があるのではないか。 私達は、ファッションにおける若手クリエイションの価値を世の中に再定義していきたいと考えています。
今、世界で活躍している人にも、若さの中で価値を磨いてきた時代がありました。 ただそこにあったのは、それぞれの生き様の中で触れてきたものによって形作られた感性のみであり、私達は一人一人、個の感性の価値を見つめ直す時代に直面してきているのではないでしょうか。アートの市場ではアーティストの若い頃の作品に非常に高値が付けられる事例も多く見られます。今後、ファッションにおけるクリエイションも、その発信手段をファッションとした世の中への問いかけが大きな意味を持ってくると考えます。
「ファッションは不要不急の象徴か?」 機能的価値を追求してきた世の中は飽和状態にあり、その一方でそのモノが存在する意義の部分である情緒的な価値が求められ、一人一人の価値軸で世の中に問いを再定義していく時代になってきています。 ファッションを機能性と捉えた時、それは常に不要不急な存在と隣り合わせであり、必要最低限の衣服を持てば生きていくことができます。
ファッション業界の閉鎖性やファストファッションの過剰生産などにより、世の中にはファッションの負の側面が取り沙汰されるようになりました。しかし、私たちの世の中でアートが大きな意味を持つように、機能性の対極にある嗜好性や表現、思想哲学としてのファッションはこれまでもこれからも私たちの生活の一部として生き方を豊かにしていくものであると考えています。
そこで私達は、循環型ファッションのあり方を大前提とし、嗜好性や表現としてのファッションにおいて、情緒的価値の高い若手クリエイションに経済的価値を与えることで、若く鋭い感性と多様性の未来を育てることをミッションとします。
あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?
私(平澤)の人生のテーマは「恩返し」です。 私は過去に、中学を卒業してから就職という道を選び、現場仕事をしていた経験があります。周りにも同じ選択をする友人や先輩が多数を占める環境の中で、ある出来事をきっかけに自分の人生と向き合う機会があり、もっと自分自身の人生の幅を広げてみたいと考えるようになりました。
人生を変えようと覚悟を固め本気で挑戦していこうとした時に、何の見返りもない自分に対して本気で支えてくれる人たちの存在があり、そのおかげで目標を達成することができました。自分は本当に恵まれていると感じたと同時に、本気で夢や目標に対し挑戦していく者にとって、その背中を押し、支えてくれる人の存在がどれほど大きいか身をもって感じた経験でした。自分自身がしてもらったように、私も本気で自分の夢や目標に対し挑戦していく者の背中を押し、支えていけるような存在になりたい、それが自分の人生を懸けた恩返しであると考えています。
大前提として私は、自分自身の考えや思考を、言葉で表現することが苦手なタイプの人間です。そんな中で、言葉にできないことをクリエイションを通して伝えていくことの素晴らしさを感じてきました。音楽、アート、ファッション、映像、などのクリエイションを表現の手段として発信している人たちが身近に多くいて、その力の大きさを感じていた一方で、そのような本気でクリエイションを追求していこうとする人達が、未だ世の中に評価されていない若さの中、困難な環境下で感性を追求していく構造があることを感じていました。そういったクリエイションに内在する構造的な課題を解決することはできないかと考えたのが始まりです。
QWSステージの発表
新着プロジェクト New Project
QWS チャレンジ
はじめてみませんか?
進めることができる内容であれば、分野や規模に制限はありません。
ぜひ、プロジェクトの更なる可能性を試してみませんか。
プロジェクトベースが
無料で利用可能!