令和の日本は、江戸のサーキュラーエコノミーをアップデートできるか?

プロジェクト名 Shin Edo Economy
#新しい江戸#SDGs#サーキュラーエコノミー#循環型地域経済#アップサイクル #アパレルロス#フードロス#染め直し#クリエイターエコノミー#伝統工芸#コミュニティ #リブランディング #リカルチャー
世界で注目されているSDGs。このSDGsの参考になると注目されているのが江戸のくらし。徹底した再利用が行われ、ごみがほとんど出なかったと言われます。また、服に関しても、古着を徹底的に活用。現代では、年間で48万トンもの廃棄衣類が出ていると言われていますが、衣類ロス削減に向けて活動している私たちが江戸のくらしをヒントに、古くて新しいサーキュラーエコノミーを構築していきたいと考えています。
具体的には、渋谷区在住の方から捨てる予定の衣類を回収。また区内のカフェや農家と連携し、珈琲の捨てがらや規格外の野菜を回収しそれらを染料として、服を染め直して(アップサイクルして)、地域内でシェアする。そんな「現代版江戸」のような循環する経済が実現可能かを検証していきたく思います。

何にチャレンジするのか?

現代では、年間で48万トンもの廃棄衣類が出ていると言われていますが、衣類ロス削減に向けて活動している私たちが江戸のくらしをヒントに、古くて新しいサーキュラーエコノミーを構築していきたいと考えています。具体的には、渋谷区在住の方から捨てる予定の衣類を回収。また区内のカフェや農家と連携し、珈琲の捨てがらや規格外の野菜を回収しそれらを染料として、服を染め直して(アップサイクルして)、地域内でシェアする。そんな「現代版江戸」のような循環する経済が実現可能かを検証していきたく思います。

HP:https://somete.jp/
β版:https://somete-store.myshopify.com/
Twitter: https://twitter.com/somete10
Instagram:https://www.instagram.com/somete_jp/

なぜチャレンジするのか?

不要になった服は「売るか捨てる」という常識を変えたいからです。多くの廃棄衣類はアパレル企業ではなく「家庭」から出ています。そのため、生活者ひとり一人が衣類を捨てないよう心がければ年間48万トンとも言われる廃棄衣類を大きく削減できると考えています。しかし、その解決策が提示されていないため結果服を捨てる人が多いのではないでしょうか。

そこで街のカフェや飲食店などに『「koromogae(衣替え)」Box(衣類回収Box)』を設置し回収することで、不要になった服の行き先に新たな選択肢が生まれ、生活者が持つ衣類への意識も変化してくるのではないかと考えています。

また、江戸時代には、庶民から古着や紙くず古鉄などの買取をビジネスにしていた人も多くいたと言われ、これを現代版にアップデートし、古着の買取りや染め直しの染料となる珈琲の豆粕や廃棄野菜を集める人を生み出し、ウーバーのように新しいギグワーカーを生み出せたらという想いもあります。

どのようにチャレンジするのか?

プロジェクト期間内では、不要衣類の回収と染め直しの染料となる珈琲の豆カス、廃棄予定の野菜などの回収を行い、服を染め直し(アップサイクル)して、再循環するような仕組みの構築を目指します。

11月〜12月
①古着の回収。着用機会の減った衣類の回収イベントや交換会を行い衣類ロス問題を啓蒙、また使用できる衣類を染め直し用の服として回収する
②渋谷近辺のカフェや飲食店・農家に協力を仰ぎ、廃棄予定の珈琲かすや玉ねぎやなすなどの野菜、ブルーベリー、りんごなどを回収。古着回収イベントで集まった衣類の染め直しの染料にし、衣類を染め直す。

1月
渋谷近郊のカフェや飲食店でアップサイクルした服を販売。また、同時に衣類の回収も進め、循環する経済モデルの構築を目指す。

プロジェクトメンバー

青野祐治

プロジェクトリーダー

青野祐治

プロジェクトリーダー

循環型地域経済に興味を持ち、社会人向け学習プラットフォームのスタートアップでオウンドメディアの編集等を行う傍ら、2018年に複業で地元のローカルストーリーメディアを創刊。 地場野菜の魅力やストーリーを”一杯のカレーで味わえる”「カップカレー」のプロデュースや地元の未来を考えるトークイベントを主催。また、地方創生メディアへの寄稿やフードレスキューサービスと連携し地域の発展を目指してきました。現在は、ローカルメディアの活動から得た経験をきっかけに複業として染め直しの力で『衣類ロスゼロ』を目指すサービス「somete」を開発中。

瀬戸山匠

コミュニティマネージャー

瀬戸山匠

コミュニティマネージャー

株式会社Share Re Green 代表取締役。somete コミュニティマネージャー。 土づくりから食べるまでの楽しさを共有し関係性を構築するコミュニティづくりをおこなう。2017年に組織開発領域のコンサルティング会社から独立し、2020年7月に株式会社Share Re Greenを設立。埼玉県越谷市にてコミュニティファームを運営。 また、2021年4月よりパンなどに野菜でお絵かきするクリーム「やさいのキャンバス」を発売開始。

南寛人

プロダクトマネージャー

南寛人

プロダクトマネージャー

近畿大学卒業後、バックエンドエンジニアとして株式会社コドモンに入社。 転職後は最良のMVPを最速で作れるPMとして、海外向け日本語学習アプリ「plus japan」や不動産プラットフォーム「イエマート」など、20を超えるプロダクトの立ち上げを経験。 someteでは主に開発、サポート、サクセス、デザインのマネジメントを幅広く行う。

Kang Hwayung

デザイナー

Kang Hwayung

デザイナー

渡仏後、2018年より京都市でフランス語観光ガイドとして活動。その中で、もう一度日本の伝統工芸や美術に向き合い、また自身の大学専攻が日本画であったこともあり、日本美術や工芸の美しさを、海外からのお客様に伝えることに情熱を傾ける。その後日仏のインターナショナル幼稚園で幼児教育に携わった後、Webデザイナーに。 現在はオンライン受験塾のインハウスのデザイナーの他、ロゴデザイナー、イラストレーターとして活動中。 今回、衣類染め直しプラットフォーム「somete」の思いに深く感銘を受け、参加。プロジェクト「somete」では主にデザインを担当しています。

応援コメント

古着を単に流通させるということではなく、染め手とつなぐことによってアップサイクルするという取り組みは非常にユニークで価値のある仕掛けだと感じました。サーキュラーエコノミーをつくると同時に、伝統産業である染工房の保全にもつながる素晴らしい取り組みであるsometeを心から応援します。
株式会社アルファドライブ 代表取締役 兼 CEO麻生要一

リーダーインタビュー

あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?

『アパレルロスゼロ』に限りなく近い世界。新品を着ることのみがいいという価値観が変わり、一着への愛情を持って、大切に長く服を着ることが当たり前になっている。さながら、「インターネットのある現代版江戸」のような懐かしくて新しい、”ものを大切にする最先端都市”の価値づくりに一役買えたらと思っています。

あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?

①ローカルメディアの運営で出会った、サスティナブルな取り組みをする人々との出会い
自身で立ち上げをした地域プレイヤーに焦点を当てた、ローカルストーリーメディアでの活動の経験がsometeというサービスをつくりたいと思ったきっかけです。着物をリメイクして、ワンピースやジャケットなどおしゃれな日常着とするブランドを展開する方や、規格外のお米を使ってアスリート向けの甘酒を開発する方、規格外のやさいを集め、絵の具に見立てた野菜チューブを開発し食育を行う方など、インタビューを通してサスティナブルな取り組みを行うプレイヤーから刺激を受け、自分もそうした活動を「行う側」になりたいと思っていました。

②長年愛用していた黄ばんだ白シャツを藍染め。捨てるはずのシャツが「愛シャツ」に。
きっかけは、家族から誕生日プレゼントとしてもらった白シャツでした。3年ほど愛用していたシャツでしたが、首元などの黄ばみが強くなり、リユースショップで売るか、捨てるか迷っていたんです。でも、せっかくもらった思い入れのあるシャツなので、手放したくない…何かいい方法はないか。そんな時に思いついたのが、「染め直し」でした。 自身で立ち上げたローカルメディアの活動を行う中で、以前から地元(埼玉県のとある地域)にも藍染め工房があることを知っていました。そこで工房に問い合わせ、染め直しを行い、今ではそのシャツがヘビロテするほど、お気に入りの一着になっています。また、藍染め工房の方とお話しをさせていただく中で、この業界が衰退しつつあることや、後継者不足などの実態を聞き、こうした伝統工芸の良さを広く伝えたいと思ったんです。

③“染め直し”によって、個人・企業・社会が抱える「衣類ロス」の問題解決をはかりたい。
上述した原体験から衣類ロスやフードロス、藍染めなどについてに関心を持ち、調べていくうちに、下記のような課題が浮き彫りになってきました。

1、年間48万トンの服が家庭から廃棄されていると言われている(企業、社会)
2、着なくなった服は「捨てる」か「売るか」の二択。(個人)
3、藍染めなどの日本の染産業の衰退と、フードロス問題(社会)

これらの課題を、“染め直し”の力で解決し、衣類ロスやフードロス、伝統工芸の衰退などさまざま課題の解消が進むように取り組んでいきたいと思っています。また、①②の体験から、藍染めを行う方に「江戸時代のサスティナブルな暮らし」についてお話を伺い、現代にも活かせることが多いのでは?と思ったことが、問いの起点になっています。

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