花の力を通じて、人の心とつながりをエンパワーするには?

プロジェクト名 Flower Light Movement -桜月夜&hana-
#花の明かり#ライフスタイルデザイン#芸術のソフトパワー#ウェルネスデザイン#フラワーパワー#花の力#アートコミュニケーション#芸術のウェルビーイング効果#新しいラグジュアリー
パンデミック以来、現代社会では多くの人が生活の変化を経験し、ストレスを感じています。それに伴い、空間づくりに求められる価値は、これまでの物理的な均質性や効率から、より精神的な充足感や親密な人のつながりを重視するウェルネスデザインへと変化しています。
私たちFlower Light Movementは、花の力に着眼し、花の照明で日常空間を照らすことで、人の心とつながりをエンパワーするムーヴメントです。

何にチャレンジするのか?

私たちは、花をモチーフとする2つの照明ブランド「hana」と「桜月夜」を運営していますが、一貫して「Flower Lightが、人の心とつながりをエンパワーする」というビジョンを持っています。
具体的には「hanaを部屋に置くようになっておうち時間の充足感が高まった」「桜月夜のオブジェを設置したら社内外のチームビルディングが向上した」といった生活風景の創造がテーマです。
そのためにQWSでの3ヶ月間は、長期的なビジョンと実際の顧客体験の間にあるギャップを埋めるべく、さまざまなプロトタイピングとテストを行いたいと考えています。

1ヶ月目:ギャップの設定、ターゲット設定、プロトタイピング、テスト&検証 
2ヶ月目:ギャップの設定、ターゲット設定、プロトタイピング、テスト&検証 
3ヶ月目:ギャップの設定、ターゲット設定、プロトタイピング、テスト&検証


会社HP:https://sakuratsukiyolighting.wordpress.com
Youtube「花と高野 -考えるファクトリー」:https://www.youtube.com/channel/UCi_ilcCnxNvZeyKcvbVcigQ

なぜチャレンジするのか?

QWSには、多数の連携企業、教育機関、行政とフラットに繋がり、共創するチャンスがあります。
「問いのもとに平等」というコンセプトを掲げるからこそ、QWSはスタートアップの私たちに対しても「問い」ベースで非常に協力的に一緒に考えて下さるプロフェッショナルの方、持ちうるリソースを提供してくださる大企業の方々との出会いに恵まれる場です。私たちFlower Light Movementは、自分たちの商品ブランドである「hana」と「桜月夜」について今2つの成長が必要だと考えています。

第一に、目的意識をぶらさないまま、かつマーケットにフィットしたストーリーテリングを行うこと。
第二に、Flower Lightが人の心とつながりをエンパワーするという効果を実際に測定し、エビデンスを蓄積し、方法を改善すること。

この二つの成長を遂げるためには、適切な問いを設定し、セクターを超えたより多様な自治体・企業・一般の家庭とつながり、ターゲットとなる方々にテストしてもらう機会をより多く作っていくことが必要です。
この多様なセクターとの出会いのチャンスを得ることができる場として、QWSで活動したいと考えています。

どのようにチャレンジするのか?

渋谷は世界随一の「動的な開発都市」だからこそ、刺激を受け、商業空間や公共空間のこれからの姿について常に想像し、モノと空間作りを通していかに目的を達成するか、という自分達が今思い描けているビジョンの枠を超えてもっと面白く考えていけるに違いないと考えています。
渋谷のパワフルな空気と最先端の情報を吸収し、実験的なビジョン、プランを作っていきたいと思います。

プロジェクトメンバー

小林 花

代表、プロデューサー

小林 花

代表、プロデューサー

1995年、東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業。新卒ではインキュベーション事業に従事。楚々とした一輪の野花に心すくわれた体験から、こうした体験を世界中に届けたいという思いで2020年に独立し、光のオブジェづくりに奔走中。人間の身体と心の鋭敏な感受性に沁みわたるモノを生み出すため、卓越した芸術家や技術者の協力のもとモノづくりに励んでいる。

高野 慎太郎

共同代表、電子回路エンジニア

高野 慎太郎

共同代表、電子回路エンジニア

1994年、埼玉県生まれ。東京工業大学電気電子工学部卒業。2016年にMakership Inc.を設立し、ハードウェア製品の機構設計や量産設計を行う。桜月夜では人の感覚を妨げずかつ環境負荷を最小限とした「控えめのテクノロジー」を掲げ、チラつかず目への負担を抑えたLED点灯方式や、有機的な調光機能、省電力消費、長寿命化を実現する電子回路設計に励んでいる。

上野 雄次

クリエイティブディレクター

上野 雄次

クリエイティブディレクター

1967年、京都府生まれ、鹿児島県出身。花道家、芸術家。 国内外の指導や展覧会の作品発表、イベント美術、書籍出版、TV/メディア出演などを横断的に手掛ける。 地脈を読みモノと花材を選び抜いて活ける独自の「花いけ」の世界は各分野から熱烈な支持を受け、多数の音楽家や茶人、ファッションデザイナーとコラボ活動も行う。桜月夜では花いけの美学に基づいた即興の曲線造形や、植物と人間のあり方の哲学を投影してコンマミリ単位の精度でガラス金属部品の調整を行ったり、ユーザー体験を監修している。

リーダーインタビュー

あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?

私たちは芸術の「ソフトパワー」が本当に人々の争いや暴力を未然に防ぐ、平和のインフラとして機能する未来をめざしています。

これまでは、法律・罪刑・武器・警察・軍などの「ハードパワー」が、平和のための抑止力、実行力として発展してきました。

一方、文化芸術は全く異なった様々な手段と角度から、平和にアプローチする自在さを備えています。そもそも、人間は多面的な存在です。対人関係において誰かを警戒したり攻撃的になることもあれば、心を開いて打ち解けて優しさを見せることもあります。 そんな多面性を持つ人間に対して、芸術には、人を触発し、感情や思考に働きかけ、喜びを引き出したり、他者理解を促す力があります。 この力を、私たちは芸術の「ソフトパワー」と呼び、その平和のインフラとしての未知のインパクトを信じています。

演劇・食・芸能・ファッション・観光・その他あらゆる文化芸術がそうしたパワーを持っている中でも、私たちFlower Light Movementは、「花で日常空間を照らすこと」を拠り所に平和へのアプローチをしたいと考えています。

例えば竹林の中で静まった気持ちになったり、雰囲気のあるバーで会話が弾んだり、賑やかなフードコートで食欲が高まったり、など誰もが思い当たる体験を持っているのではないでしょうか。日常空間とは、人の感情と思考に働きかけるタッチポイントの連続と捉えることができるかもしれません。 だからこそ、私たちがモノと空間づくりを通じて日常生活に届けたい体験は2つあります。

第一に、自分の心の深みと向きあい、切実な生きるパワーを内面から得られる体験。 第二に、他者への警戒を解き、心を開いてコミュニケーションを取りたくなる体験。
こうした体験で、家や街を満たしていくことにより、悩みや争いがエスカレートする前に、人がみずから回復や解決の糸口を見出すことができる生活風景を描いています。

あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?

法律の学生として、訴訟という、人と人との争いを解決する手段を学ぶ毎日を過ごすうち、あるときこんな問いを抱きました。「もとは小さな争いの種なのに、どうして仲直りも難しいほどこじれて大きくなってしまうのだろう?」
大きな争いを事後解決するためには莫大な労がいります。当人たちの心身が疲弊したり傷ついている場合もあります。そして法的に解決できた後も、経験は記憶に刻まれ、実際の解決はより難しいかもしれません。一方、争いが起きる前に防げる手段か、まだ小さいうちに解決する手段があればはるかに良いはずで、そうしたものを作れるだろうかという考えがいつもありました。

同じ頃ですが、私はあるピンチに直面して疲れ切り、視界に映るすべてが灰色に見えるなか道を歩いていました。ふと、木の幹に咲き始めたばかりの一輪の桜の花が目に飛び込んできました。健気に幹から咲いたその花は、輝くために生きているのだと私に思い出させてくれたのです。この瞬間、自分に生気が湧き上がり、視界に色が戻りました。
そして次の瞬間、桜の下を歩く周りの人たちの姿が目に入りました。誰もがウキウキとほころんだ顔をしています。見知らぬ他人にもかかわらず、嬉しそうに花を見上げて写真に収めようとする姿は、くすりとほほえましく、私まで嬉しくなってしまったのです。一輪の花が、私の心を潤したと同時に、他人に心を寄せる「ゆとり」を与えてくれたのです。
私は一輪の花に心すくわれたからこそ、このときの気持ちと体験を再現する、花の明かりを作ろうと思い立ちました。

QWSステージでの発表

新着プロジェクト New Project

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QWS チャレンジ

あなたも“問い”からプロジェクトを
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自らの感性に基づいた自発的な[問い]を持ち、多様なプレイヤーを巻き込みながら
進めることができる内容であれば、分野や規模に制限はありません。
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