Z世代が性について相談しやすい社会をつくるには?

プロジェクト名 ピルコンユースプロジェクト
#性の健康と権利#SRHR#多様性 #ジェンダー平等 #エンパワーメント#若者#Z世代#ユース
日本における性教育は十分ではなく、避妊に対して不安を持ちながら、相談しづらさを感じる若者も多くいます。一方スウェーデンなど北欧では、身近な地域で若者が自身の心や体、性の悩みなどを無料で気軽に相談できる「ユースクリニック」が広く普及しています。本プロジェクトでは、Z世代の声を調査しながら、性に悩む若者に寄り添い、気軽に相談できるユースフレンドリーな支援者を増やします。

何にチャレンジするのか?

性に悩むZ世代に寄り添うサポートに関するノウハウやニーズを、海外のガイドライン・事例や若者の声を調査し、ユースフレンドリー研修・提供者向け資材を開発します。支援団体スタッフ、教員、医療従事者等を中心に研修を実施し、Z世代にノンジャッジメンタルな態度で相談・支援ができる身近な大人を増やします。

なぜチャレンジするのか?

意図しない妊娠や、性感染症、SNSを通した性被害など、現在の日本には、若者をとりまく性についての課題が山積する一方、性の健康に関する正確な知識やリテラシーを若者が育む機会、また身近で相談できる社会資源が十分に保障されていません。相談や支援に繋がれる環境がないことから、傷ついたり、誰にも相談できず悩む若者の数が少なくありません。
スウェーデンには、若者が無料で利用できる「ユースクリニック」が、国内に約250箇所、公的な医療機関として存在しています。避妊や性感染症、SOGIE、性暴力やデートDV等に関する相談、友人や家族関係の悩み、たばこやアルコールの問題など、幅広いテーマに対応しており、交代制で勤務している専門家に相談することができます。ユースクリニックは、スウェーデンの若者の9割に利用されており、薬局や小児科と同じように当たり前のものとして存在しています。
本プロジェクトでは、そのように、若者が気軽に性について相談し学ぶことができる環境を日本でも整えていくことを、若者の街・渋谷から目指していきます。すでに存在している保健所など公的機関のサービスが若い世代にあまり知られていないという現状を踏まえ、大人主体ではなく、行政や企業、医療機関と連携しながら、若者自身が意思決定者となり活動することで、若い世代にとってより身近な、実際に利用したいと思える場づくりを目指していきます。

どのようにチャレンジするのか?

2022年5月~6月
・国内外におけるガイドライン
・事例調査
・各ステークホルダーへのヒアリング

2022年7月~8月
・ユースフレンドリー研修
・教材の開発
・Z世代向けイベント実施
・若者のニーズ調査
・ユースフレンドリー研修プロトタイプ版実施 その後、更にブラッシュアップを行う

プロジェクトメンバー

染矢 明日香

プロジェクト統括

染矢 明日香

プロジェクト統括

NPO法人ピルコン理事長。中高生や保護者、教育関係者向けの性教育講座や情報発信の他、政策提言や海外の性教育動画Amazeの日本語翻訳プロジェクトの統括も行う。著書に『マンガでわかる オトコの子の「性」』(合同出版)。

福田 和子

プロジェクトマネジャー

福田 和子

プロジェクトマネジャー

NPO法人ピルコンプロジェクトマネジャー。#なんでないの。プロジェクト代表。若者に届きやすいSRHRケアのあり方をテーマに、スウェーデン・ヨーテボリ大学大学院公衆衛生修士課程修了。FRaU×現代ビジネスなどに連載中。

水谷 萌

プロジェクトコーディネーター

水谷 萌

プロジェクトコーディネーター

NPO法人ピルコン事務局(ボランティアとしては6年目)。病棟看護師を経験した後、地域で暮らす若者のメンタルケアに興味を持ち、事務局にも携わるようになる。講演活動や団体内でのコミュニケーションの活性化、ボランティアの研修を担当。

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