猫の推し活サービスで、保護猫団体の”自続可能性”を高められるか?
「猫のためになにかしたい、でも"できない"。」そんな想いを抱える人が、月会費で会員登録を行い、気に入った猫「推し猫」の新しい家族探しを応援していきます。推し猫のライブチャットなど様々な限定コンテンツは、同じ猫を推す会員限定で配信。追加課金により推し猫を複数登録したりライブチャットで使えるおやつ券を購入することも可能です。月会費や課金額の50%は推し猫が所属する保護猫団体に寄付いたします。
他にも、ボランティアマッチング機能や活動履歴を可視化する機能で保護猫団体の活動をサポートします。
- Keyword :
-
- #保護猫
- #動物愛護
- #殺処分
- #譲渡会
- #ソーシャルビジネス
- #自続可能性
- プロジェクト名:
- neco-note
- メンバー:
-
- 黛 純太
- 香取 徹
- 高橋 怜央
- Keyword :
-
- #保護猫
- #動物愛護
- #殺処分
- #譲渡会
- #ソーシャルビジネス
- #自続可能性
何にチャレンジするのか?
保護猫活動の大衆化です。
「猫を助けたいけど、何をしたらいいかわからない」という人がいます。アレルギーや家の事情、どの保護猫団体に声をかけたらいいのかわからないなど理由はさまざまだと思います。だからneco-noteがその垣根をなくします。誰もが気持ちよく、それぞれの関わり方で猫助けができる社会をつくります。
なぜチャレンジするのか?
保護猫業界が抱える課題のひとつが、活動の属人化です。端的にいえば「いまのプレイヤーが凄すぎてあとが続けない」状態。パワフルに猫たちを救ってきましたが、継続性と再現性は乏しいといえます。
その状況を変えるためには、保護猫団体それぞれの”自続可能性”を高める必要があります。”自続可能性”とは、ビジネス要素を取り入れることで向上する活動の継続性と、選手層の増強と次世代の教育によって向上する再現性のこと。保護猫団体のアセットをneco-noteに載せれば、保護猫団体の”自続可能性”の向上は叶えられると考えます。


どのようにチャレンジするのか?
neco-noteは「マネタイズ環境とその活用方法」「活動を支えるボランティアとの出会い」を保護猫団体に提供します。 そのためには「猫を助けたいけど、何をしたらいいかわからない」人の意見が大切です。QWSメンバーやコミュニケーター、メンターの方々の意見を吸い上げながら企画に反映させていきます。
1ヶ月目(2021年11月)【ENTRY期】
・都内で譲渡会を開催(20,21日:国連大学(Farmer’s Market内)、25,26日:スモーワールズ TOKYO)
└参加団体へneco-noteについてヒヤリング。
・ユーザー候補となるQWS利用者やコミュニケータへのヒヤリング、メンタリングを通し企画をブラッシュアップ。
2ヶ月目(2021年12月)【MVP期】
・β版でユーザーヒヤリングを実施。
└フィードバックをもとに改善を繰り返す。
・融資やクラウドファンディングなどの資金調達の準備開始。
3ヶ月目(2022年1月)【MVP期】
・クラウドファンディングを開始(金融機関からの融資など、資金調達も併行して行う)
└最終日を2022年2月22日(今世紀最大の猫の日)に設定
・ソーシャルビジネススクール「BORDERLESS ACADEMY」も併行して受講。講師である社会起業家の方々と一緒にローンチ準備やその後のリスク想定と対策を詰めていく。
・QWSステージ




プロジェクトメンバー
高橋 怜央
映像制作
1992年生まれ。成蹊大学経済学部経済経営学科卒。大学在学中に、独学で映像制作を学ぶ。現在フリーランサーとして、幅広い分野の映像の制作を行っている。
応援コメント
リーダーインタビュー
あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?
「猫を助けたいけど、何をしたらいいかわからない」
私の[問い]はみなさんが抱えるそのモヤモヤを晴らすものになります。猫に触れることなく猫助けができる基本機能に加え、もっと保護猫活動に取り組みたい人向けにボランティアマッチングや保護猫ファンショップ、保護猫暮らしのオープンソース機能を順次搭載していきます。 それら全ての機能は保護猫団体が保有する保護猫やノウハウを保護猫団体の資産と捉えたもので、自身が運用することで利益を生める環境が整っています。
保護猫活動が自続可能なビジネスモデルであることが証明できれば、参入障壁が下がり様々な人が様々な立場で保護活動に参加できるようになります。救われる動物の数と関与人口が増えた結果、世間の動物愛護に対する関心はより高まっていき保護活動をさらに加速させます。 そうした好循環を生み出すためにはまず、業界力(市場規模/プレイヤーの実力)の底上げとそれに必要な人材を流入させることが必要だと考えています。そのための第一歩が『neco-note』。保護猫業界の関わりしろを増やします。
あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?
生まれた時から保護犬猫と一緒に暮らしてきました。幼少期から動物と触れ合いつつ、テレビでも動物のドキュメンタリーを見ることが多かったことから野生動物にも興味がありました。彼らの、死と隣り合わせで生きる強さに惹かれていたのだと思います。
一方で、殺処分や工業畜産などの実情を知りました。大好きな動物たちが人間のエゴによって生産され消費廃棄されていくことに強烈な違和感を覚えたのが、いまの活動のきっかけです。 2017年1月に保護猫活動に取り組むことを決めてから、50以上の保護団体へのヒヤリングやドイツの保護施設への視察を行いました。原体験となるその時間の中で気づいたのは「日本は業界内で団体の連携が取れてない」「団体が感じてる課題は共通している」ということでした。そのことから、どこの団体にも属さず業界全体をサポートするいまの立場を取ることを決めました。
当時は「ねこの広告代理店」として保護猫団体の情報発信などをサポートしていましたが、対症療法的なアプローチに留まってしまい保護猫団体に本質的なサポートができていないことを課題に感じていました。そこでこの度、株式会社neconoteを設立し「保護猫団体の”猫の手”」として彼女らと協力しながら、保護猫活動の”自続可能性”を高めるために取り組んでいくことを決めました。今回応募している『neco-note』はその第一弾プロジェクトとなります。
Numéro TOKYO編集長 / ファッション・ディレクター
田中杏子