スイッチ仕掛けのせわしない現代に移ろいの美しさを取り戻す照明とは?
何にチャレンジするのか?
現代の私たちが生活する空間は、スイッチにより非連続的に照明が変化する。この空間に、太陽や月のような連続して変化する光を取り入れる。太古から慣れ親しんだ光は私たちを落ち着かせ、人間本来のバイオリズムを思い出させる。私たちのプロジェクトでは、人々が地球本来の移ろいの美しさを感じることのできる照明を目指す。
なぜチャレンジするのか?
現代の私たちが生活する空間は、スイッチにより非連続的に照明が変化する。この空間に、太陽や月のような連続して変化する光を取り入れる。太古から慣れ親しんだ光は私たちを落ち着かせ、人間本来のバイオリズムを思い出させる。私たちのプロジェクトでは、人々が地球本来の移ろいの美しさを感じることのできる照明を目指す。
どのようにチャレンジするのか?
眩しく元気な朝の光、切ない夕焼け空や、月夜の空の広がり。空間に対して人が感じる美しさは、太陽と月によって生み出されている。その光の移ろいは、原始の時代から私たちになじんでおり、人に安心感を覚えさせる。
しかし、今の社会では安心感を覚えられない。 現在、太陽の光を感じることは少なくなり、照明の人工的な光を浴び一日の大半を過ごしている。 その光はスイッチ一つで非連続的に変化し、目まぐるしい変化にまるで追い立てられているかのように感じる。
そこで、太陽が作り出すゆったりとした空間の移ろいを部屋の中に取り入れられないかと考えた。外の環境に合わせて照明を調光し、適切な位置に動かす。この照明を通じて連続的な光の移ろいを感じることで、生物本来の穏やかなリズムを感じることができたらいい。
武藤琴音
武藤琴音
東京藝術大学デザイン科大学院。TIME&SPACE所属。光を使った作品を中心に制作している。 マンションの隙間から差し込む西日が好き。
北岸毅一
北岸毅一
東京大学大学院学際情報学府。AIとIoTの社会実装をテーマに研究している。 山に登ってみる初日の出が好き。
山田彩七光
山田彩七光
東京藝術大学デザイン科大学院。TIME&SPACE所属。映像インスタレーションを中心に制作している。 晴れた日に落ちる雲の影が好き。
平城裕隆
平城裕隆
東京大学大学院学際情報学府。ジャグリングや印刷物のデザインが趣味で人の認識について興味があり、計算機を用いた人間の能力や存在の拡張について研究している。
井澤泰輝
井澤泰輝
東京大学大学院学際情報学府。 大学ではiPS細胞の肝分化の研究、大学院では自動運転の研究を行っている。 皆と一緒にものづくり・野球をするのが好き。
応援コメント
リーダーインタビュー
あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?
地球の向き合い方を再構成する。 光は人にとって影響力のあるものだ。
だからこそ、照明の機能はただ暗い場所を明るくすることに収まらないと考える。照明を通して人の生活に新たな価値観を与えられるはずだ。 現代、せわしなく変化する世界で、人は疲弊しているように感じる。
この照明が地球の自然のリズムを思い出させ、豊かな時間を作り出す。 テクノロジーがあふれ、一息つくまもなくなっていく世の中で、私たち人間はが豊かな地球の一部であると感じさせることを目指している。
あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?
昼間のリビング、夕陽が差し込む子供部屋で照明の明るい光を邪魔に感じ、電気を消すことがあった。現在でも作業の合間に電気を消し、空の青さを部屋の中に取り込んで、その移ろいに浸ることがある。
目まぐるしく変化し、追いかけられるような時間のなかで、ゆっくりとした地球のサイクルは私をリラックスさせる。どうしてこの豊かな光を打ち消すような照明しかないのか。と思い、着想した。
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