伝えられるか未来への愛を―3Dと5Gが当たり前の時代のコミュニケーションとは?
何にチャレンジするのか?
VR/ホログラムを使うことで、今まで見えなかった情報を多くの人と気軽にシェアできるようにすること。
なぜチャレンジするのか?
AR/VR/MR、ホログラムは「今年こそイッキに来るぞ!」と毎年繰り返し言われてきたにもかかわらず、今に至るまで未だにその実感はありません。あるサービスが標準化されるには、多くの人たちがそのサービスの存在を知り、試してみて、それで何ができるかを自分で想像できるようになることが重要です。私たちのプロジェクトの重要なポイントは、この部分で多くの人たちの背中を押すことだと思っています。そのために、若者たちを中心とする多様なAR/VR/MR、ホログラムに関心を持つクリエイティブなコミュニティを築いていくことが重要ではないでしょうか? 私たちはそのプロセスでリーダーシップを発揮し、貢献したいと思っています。そして、その活動から新たなビジネスチャンスを考え、実現したいと思っています。
どのようにチャレンジするのか?
- メンバーを中心にヴォルメトリック・キャプチャーによるデータ採取。特に、今までデータのない「着物姿」のヴォルメトリック・キャプチャーによるデータ・サンプルを紹介して、評価できる点、問題点についてアーティスト、エンジニアの双方の視点から議論する。
- COVID-19の感染状況によるが、一般の人々に広く声をかけ、予約制でVRデータ・キャプチャー、及び、メッセージ収録を行なう。
- 蓄積したデータを元に、それらを魅力的に見せるためのいくつかのモデルを公開。対面、またはオンラインでのイベントを企画。
- 8月10日までに集めたデータを発表会で魅力的に見せるためのデータ加工、デザインを行う。それを「展示」して多くの人に見せ、その様子をヴィデオで魅力的に保存する。また、参加者、一般の来場者のフィードバックも記録する。
※COVID-19をめぐる状況によっては、日本政府、都からの指示に従って予定が見直される可能性があるかも知れません。
田宮 彩加
守下 誠
伏田 昌弘
岩渕 潤子
赤松 正行
Albert Kim
Albert Kim
アメリカの大学院でコンピューター・サイエンスを学び、卒業後はAR/VR/ホログラムの表現ができるプラットフォームの開発を手がけ、カリフォルニアのシリコンバレーでDoubleMe, Inc.を立ち上げました。開発拠点はロンドンとソウルですが、今回はFuture Lab.を若い社員たちと共に応援します。
白鳥 啓
白鳥 啓
株式会社 間チルダ 代表 東京工科大学卒業後、岐阜県立国際情報科学芸術アカデミーにてアートとテクノロジーを研究、AR技術を用いたアプリケーション「ARART」がドイツZKM アップアートアワードでグランプリを受賞。人とメディアの関係性をテーマに、先端技術を用いて、アート、音楽、映像、アプリケーション、プロダクト開発など幅広い分野で活動している。
平賀 大介
平賀 大介
映像制作会社ピクスに籍を置いて、SF、歴史ファンタジーなどの映画、ドラマ、アニメ等、Original Contentsを中心にプロデュース。近年は美術館での展覧会のテーマに基づいたオリジナル映像のプロデュースも手がけている。
応援コメント
世界の分断が加速するといわれる今だからこそ、その可能性を追求する実験を応援したいし、たくさんの方々に参加頂きたいと思います。
リーダーインタビュー
あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?
まるで今、その場にいるかのようにメッセージを伝えることができたら「思い」の共有はどう変わるのか? オンライン・コミュニケーションは対面を超える価値を生み出せるか? そんな問いを元に今回のプロジェクトを考えました。ホログラムを用いたメッセージの発信とそのアーカイブ化が可能になれば、二次元から三次元への表現の拡張によって現状の動画では足りない感覚を創出・存在感を共有でき、対面に近い存在感を生み出せます。わかりやすいイメージとしては『スターウォーズ』のジェダイ会議システム、あるいは『ブラックパンサー』で描かれた、着信すると上半身がホログラムで立ち上がる3D電話システムです。
あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?
私は京都の舞妓さんが大好きでたまりません。日本髪や着物、だらりの帯といった外見の美だけでなく、舞妓さん一人一人がみな憧れを持って日々厳しいお稽古を積み、芸の道を極める姿や所作に滲み出てくる内面の美が魅力的に映ります。このような素敵な人たちが伝統と歴史を受け継いでいることを日本人として誇りに思います。そして、もっと多くの人にこのことを知ってほしい。この美しい文化を記録したいと強く思っています。私がこのような情熱を持つのと同じように、興味の対象が異なるだけで多くの人がそれぞれの胸に秘める情熱や夢、希望を持っているはずです。それをこの♡Future Lab.のメンバーとの対話を通じて改めて痛感しました。人々が愛や希望について考え、それをクリエイティブに現すことができたら、そして、それが連鎖していったらとても素敵なことだと思います。 昨年12月にクローズド・デモのため東京を訪れたAlbert Kim(DoubleMe, Inc.)氏と出会って、私はホログラムにコミュニケーションの未来を見ました。
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