もしも「心」が可視化されたら、社会はどう変わる?

プロジェクト名 ココロを光で可視化する「e-lamp.」
#感情#コミュニケーション #バイオフィードバック#バイタルデータ#エンターテイメント
日常に、新たな感情コミュニケーションを。これまでわからなかったココロを「認知」し、これまで伝えられなかったココロを「共有」するために、心拍のバイオフィードバック体験を、光で可視化します。

私たちが問いとして社会に提案したい“e-lamp.” 。
それは感情を「見せる」という新たなコミュニケーション方法です。

何にチャレンジするのか?

ココロを光で可視化するデバイス「e-lamp.」の開発。

なぜチャレンジするのか?

2020年、2021年。私たちの「ココロ」を取り巻く環境は変わりました。未知への混乱、戸惑い。様々な声が飛び交うこの変化は、果たしてネガティブに帰着するのでしょうか。

“e-lamp.”の出した結論は、「NO」です。
この時代の節目。もしかすると我々人類は「心の自由」を手にする機会を得ているのかもしれません。好きなことを好きだと、 素敵なものを素敵だと、 一人一人のそんな思いを尊重できる未来を、どんなに願ったでしょう。だからこそまず、わからなかった「心」を認知し、伝えられなかった「心」を共有するために、私たちは新たな感情コミュニケーション体験を促進します。

どのようにチャレンジするのか?

11月:プロトタイプを用いたPoC(概念実証ないし実証実験)と、e-lamp.の実用化に向けた開発を相互的に行っていく。また、学術的な影響も調査するため、大学と連携しながら心理実験を行う。

12月:実用化を進めると同時に、e-lamp.の認知を拡大しブランディングを進めるための活動を積極的に行う。例として、コンテスト応募・展示会への出展・メディア露出を想定。

01月:実用化が進んだプロダクトを社会に届けるために、クラウドファンディングを通じた先行予約販売を行う。この取り組みによってe-lamp.の存在を社会に周知させることができ、技術や体験設計の知見を生かしながら他プロジェクトや企業との共創・連携が生まれていくことを期待している。

プロジェクトメンバー

山本愛優美

プロデューサー

山本愛優美

プロデューサー

2001年2月23日生。「ときめきで溢れる世界」を実現するために教育×エンタメの領域で学べる恋愛ゲーム「Smart Kiss」や学校複合型文化祭イベント「超学校祭」etcの事業プロデュースを行う傍ら、数理心理学・感性工学の面から「ときめき」の研究を行う。TEDxSapporo2018登壇。

朝比奈ひかり

企画、マーケティング、広報

朝比奈ひかり

企画、マーケティング、広報

1998年生まれ。2019年に設立した株式会社ネオレアの代表取締役。高校2年生でライターとカメラマンの仕事を始め、大学1年生でインフルエンサーとファンとの交流イベントを企画し9ヶ月で2500万円の売上を達成。”10代マーケター”としてフリーランスで活動を開始する。株式会社ネオレアでは「若者コンサル」をテーマに企画コンサル、SNS運用、イベントなどを手掛ける。

飯田 勇平

PMM

飯田 勇平

PMM

1996年生まれ。静岡生まれ広島、秋田、千葉育ち。 大学卒業後パラダイムシフトに興味があり大手IT事業会社にてFintech、コミュニケーションツールの事業に営業、BizDev、PMMとして従事。

応援コメント

ハードウェアの事業化って簡単ではなく、実際には「死の谷」と呼ばれるような過酷な現実もあったりするわけですが、それはそれとして、若い人たちがここをどう乗り越えるのか、あるいは諦めるのか、(それも悪いこっちゃないと思います)を応援したいな、とか思いました。
メディアアーティスト/東京芸術大学 先端芸術表現科 教授八谷和彦

リーダーインタビュー

あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?

“もしも「心」が可視化されたら、社会はどう変わる?”
これが私の投げかけたい問いです。

ある人はこんな未来を描くでしょう。「もしも心が可視化されたら、これまで気づかなかった自分や相手の一面に気が付けそう!」 また、ある人はこんな未来を描くでしょう。「もしも心が可視化されたら、”良い感情を持たなければ”と息苦しくなってしまいそう」

「心」の幸せな在り方について、古くは哲学の文脈で、現在は実務/理論問わず様々な領域で議論が行われてきました。e-lamp.では、これまでわからなかったココロを「認知」し、これまで伝えられなかったココロを「共有」するために、心拍のバイオフィードバック体験を、光で可視化します。 勿論私たちe-lamp.はバイタルセンシング 技術によって、「心」を取り巻くポジティブな連鎖を起こそうとしています。しかしながら、このテクノロジーがネガティブな方向へ悪用されてしまったり、倫理的な問題をはらむリスクもゼロではありません。

e-lamp.と一緒にこの問いを繰り返し社会に提案し続けることで、人々の間にポジティブ/ネガティブ両面からの真摯な議論が生まれるようになり、「心」に関わるテクノロジーと社会実装の理想を、各人が描けることを期待しています。この問いは、時にワクワクするような未来を想起させ人々をエンパワメントし、時に心の本質に立ち返るようなブレーキとなる、つまり「正解のない」ものです。だからこそ、ディスカッションを重ねていくことで社会へもたらす価値が大きくなる問いであると信じています。

あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?

私の原動力は「ときめき」という言葉に集約されます。自分のときめきがわかり、大切な人にときめきを伝え、自由に行動していけるような、そんな「ときめきで溢れる世界を作りたい」と気がついたのは、2018年8月、高校3年生の夏でした。

北海道帯広市に生まれ育ち、地元で「高校生起業家」として活動していました。これはやりたいことをやって社会的に評価される生き方として、とても魅力的であった一方、とても脆いアイデンティティでした。そこから内省を重ね、年齢にも、肩書きにもとらわれず、自分が行動したい理由はなんだろうと考えた時に浮かんできた言葉が「ときめき」でした。大切なことを大切だと、素敵なものを素敵だと、好きな人を好きだと、思う心が「ときめき」です。そんな私たちが感じるポジティブな思いを尊重していきたいという軸が、これまでの自分の人生を通して形成されていたことに気がつきました。

そんな自分の「ときめき」を追究できる生き方をするために、ときめきの専門家になろうと決意したのが2020年3月のことです。そこまでは「問いの感性」となる原石を探す時間でした。 そして、2020年4月以降から現在は、ときめきの専門家になるべく数理心理学・感性工学分野の研究をはじめ、学術的な知見を踏まえて社会に価値提案を繰り返すことで「問いの感性」を磨いています。研究者として、起業家として。とらわれることなく唯一無二の「ときめき」プロフェッショナルを目指しながら、これからも「問いの感性」を磨き続ければと思っています。

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