IT化、DX化が小売業で進展しない隠れた課題は、何か?

プロジェクト名 音声入力でデータ化
#音声入力#資本主義者社会#データ化
IT化・DX化が進展するためには、デジタル化が不可欠だが、現在の生鮮小売業では、バーコード入力が出来ないことで、デジタル化への遅れがある。このプロジェクトでは、従来のデータ入力に変えて、『音声入力』を使用したPOSシステムを使用可能にし、デジタル化の推進を行う。
加えて、FAXを使用した発注業務の『手書き入力』を同じ様に『音声入力』でデータ化する事で受注業者の『データ入力』を代行を可能にする。

何にチャレンジするのか?

2023年インボイス制度が開始され年商1千万円以上の企業は、請求書や領収書に『適格事業者番号』を記載する事になります。
生鮮食品を販売する八百屋、果物屋、魚屋、肉屋等の商品にバーコードを添付できない商品を販売するお店では、POSレジが使用できない為にIT化、DX化が遅れています。併せて、昨年から開始のマイナポイントにも対応が出来きないなど、深刻な課題となっています。2024年にはISDNサービスの終了でFAXを使用した『受発注の配信サービス』が遅延してしまうので、その課題を早急に解決する、ソリューションが望まれています。

なぜチャレンジするのか?

渋谷キューズにご参加の東京6大学の学生の皆様、オープン・イノベーションをお探し中のインキュベーター様や、VC様、CVC様、新規事業を模索されている大企業の皆様、私は、イーオーガナイザー研究所の半田です。今年で72歳になるおじさんです。

私は2011年の東日本大震災から10年間、日本の隠れた問題点を『問う』。

昨年末に山口 周先生が上奏された『ビジネスの未来』の中で提言された、『経済合理性限界曲線の外側にある未解決の問題を解く』へ挑戦し、現在13件のビジネスモデル特許を取得しています。 各種の認識技術(画像認識、目視認識、QRコード、音の認識等)を使用したビジネスモデル特許です。

今回DX化、IT化が遅れている小売業のデータ入力をご支援する『音声入力でデータ化』を使用して生鮮食品の小売業へPOSレジを使用可能にします。又、受発注業務にFAXを使用する為の手書き入力を『問う』ことへ挑戦しました。当ソリューションのPOCを作成して、実際に企業様で『実証実験』を行いたく参加致しました。

このソリューションは海外でも適用されますので、国際特許の支援も募集しています一緒に、活動を支援してくれる、学生さんや、VC様、大企業様の御参画をお待ちしております。どうぞよろしくお願いします。

どのようにチャレンジするのか?

2月:
① MVPを改良して、DEMOの実施を行い、告知を広める。
② PTC国際特許を取得支援してくれる企業を募集する。
③ POCの試作を協業する企業をさがす。

3月:
① POCを使用した実証実験を行う企業を探す。
② POCの試作を開始する。
③ IBM CLOUDと WATSONのSpeech to TEXTを使用開始する。

4月:
① POCを完成する。
② POCを使用したDEMOを実施する。
③ POCを使用した業務委託契約を獲得する。

プロジェクトメンバー

半田隆均

代表

半田隆均

代表

イーオーガナイザー研究所 代表 元日本IBM社 新規開拓営業を中心に33年間勤務

上田智洋

コンサルタント

上田智洋

コンサルタント

元日本IBM社 新規開拓営業 山梨大学工学部、早稲田大学大学院卒

宇治信子

アドバイザー

宇治信子

アドバイザー

元日本IBM社 SE 新人社員研修 主管 奈良女子大学卒業

採択者からのコメント

現存するものごとをサイバースペースに適合させるのではなく、サイバースペースを変容して既存のものごとに適合させるプロジェクトであると解釈しています。サイバースペースがもつ合理性や効率性を小売業のフィジカルスペースにある懐かしい温かさに接続することにより、伝統的な技術や文化と先端技術とが連携し、新しい技術や文化を共創することに繋がる試みであると期待しています。
東京工業大学 環境・社会理工学院 教授藤井晴行

リーダーインタビュー

あなたの「問い」は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?

日本の商習慣として小売業の店員は、商品名と数量と助数詞を復唱するのが一般的です。『ニンジン×3×本』と言った時点で、音声入力により、自動的に売上を確定する事が可能になるリューションです。POSレジや、レジスターでの販売データの手入力が不要になります。売上の確認をする為に、POSレジの画面を見てOKならば、確定ボタンを押すだけです。
生鮮食品の八百屋、果物屋、魚屋、肉屋等、バーコードを添付できない商品を販売するお店ではPOSレジが使用できない為にIT化、DX化が遅れこの課題を解決する必要が有ります。 FAXの発注業務のデータ入力に応用すれば、商品番号を手書きで書く事もなく、商品名、数量と助数詞を言うと、自動的にデータ入力が行えます。
上記と同様に、データの入力が完了します。受注するメーカーの、受注センターでのデータ入力も無くなります。
2024年のISDNサービス終了問題(送信遅延)にも対応できます。手書き入力に比べると、『音声入力でデータ化』すると5倍位生産性が向上します。このソリューションは、海外の小売業でも同様の問題が有り、IBM WATSONの翻訳機能を使用して、海外への展開も可能です。

あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?

日本IBM社で、新規開拓の専門営業として長年経験をして来ました。30年以上前、当時のアンデルセン社の専務から、『新人が入社すると、商品を覚えるまで1週間位は掛かる。何とか商品のPOSレジ使用(販売データの自動入力)を考えてくれ。』と依頼された案件に端を発しています。
一昨年、岩手の滝沢市でも同じように手書きで行う、宅急便の伝票の記入ミス、聞き間違いを無くしたいから、今回のビジネスモデル特許が生まれてきました。 音声入力は、1971年、50年前に入社したIBM社の事務機部門で口述録音機を販売しており、手書きや、タイプに比べて生産性が高くなることは理解していました。アンデルセン社への大型システムでの見積金額はおおよそ、30億円で月額6千万円程度になりとても提案できませんでしたが、現在では、タブレットPOSとAIのIBM WatsonのSpeech to TEXTを使用すれば、廉価にサービスが出来ると考えました。
音声入力は、8年前に特許申請した検針支援システムでも使用しました。検針メーターを写真撮影して、検針員の代替えを考えた特許です。今ですと、IOTの支援で、各所のメーターをスマホで取るソリューションです。この時メーターが汚れていたり、画像が取りにくい場所にある時に、音声でメーターの数値を入力すると言う特許です。

QWSステージでの発表

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