「岡谷シルク」という伝統文化を、若者層がもっとカジュアルに体感できないか?
美しい生糸ブランド「岡谷シルク」で、“こんなのあったらおもしろい!”を企画・実現、商品化に挑戦するプロジェクトです。
何にチャレンジするのか?
「岡谷シルク」という伝統文化を、若者層がもっとカジュアルに体感できないか? そんな問いから導いた”若者層へむけたカジュアルな提案”として、岡谷シルクを配合したクラフトビールの商品化とそのプロモーションに挑戦します!
なぜチャレンジするのか?
今や衰退し、認知も低くなりつつある岡谷のシルク産業。地域の手で伝統として大切に守られ、そしてまだまだ奥深い可能性を秘めている「シルク」を、もっと身近に、もっと若者向けに展開できないだろうか?現代のカジュアルなカタチで、そして美しい生糸ブランド「岡谷シルク」で、“こんなのあったらおもしろい!”を実現したいのです。
どのようにチャレンジするのか?
岡谷シルクを配合したクラフトビールの商品開発を行います。 高品質の製糸工場としても全国的に名を馳せる岡谷の老舗「宮坂製糸所」で、糸取り作業時に排出されるサナギ。これまで廃棄されていたサナギ=『お蚕さん』を、ビールの素材としてアップサイクルし、「これまで意外とよく知らなかったシルク」に対する関心を高める狙いで商品化を実行していきます!
プロジェクトメンバー
増澤 ヨシエ
味澤 和孝
味澤 和孝
個人でリフォーム業を営みながら、2016年東京都千代田区のビルの一角にて、TKキャリアデザインを共同創業。キャリアや働き方、ライフワークバランスなどで多様性が謳われ始めた時期に「悩みを持つ人同士対話したり情報交換ができる場を提供しよう」というコンセプトで、主にイベントの企画運営に従事。 2018年長野県岡谷市湊に、コワーキングスペース「LINKLAC」を創設。同時にTKキャリアデザインの拠点も長野県に移し、イベント企画のほか、岡谷市のブランディングや関係人口創出の活動に取り組む。
竹村 剛志
竹村 剛志
自動車販売・整備の会社を経営しながら、2016年東京都千代田区のビルの一角にて、TKキャリアデザインを共同創業。主にイベントの企画運営に従事。2018年長野県岡谷市湊に拠点を移した後、イベント企画のほか、結婚相談サロンの経営や関係人口創出の活動に取り組む。
梶栗 隆弘
梶栗 隆弘
1986年生まれ、福岡県宗像市出身。 法政大学卒業後、昭和産業株式会社に入社。油脂、大豆ミート、プレミックス粉等の食品原料の法人営業、ユーザー向けの商品開発等に従事。 退職後、資料作成、データ入力・分析、WEB開発等のBPO事業を創業。2018年に当事業を共同創業。 事業化をめざしたきっかけ 食品メーカーを退職してBPO事業を創業後、自らの経歴を活かしたフードテック領域での新事業の立ち上げを模索していたところ、味、コスト、健康機能性が優れている蚕「エリ蚕種」を見出した。エリ蚕は桑を餌とする家蚕と呼ばれる種よりも、広食性であることが知られており、21世紀の作物と評されるキャッサバ葉を餌とする。代替タンパク質としての食糧不足問題の解決策としてだけでなく、キャッサバ栽培を通じて食料自給率の向上という社会課題解決にも繋がると考えて事業化を決意した。
杉谷 健太
杉谷 健太
埼玉大学大学院、国立研究開発法人理化学研究所にてカイコガ性フェロモン産生の研究に従事。ニッポンハムグループにてコンビニエンスストア向けの畜肉加工品や大豆ミート等の開発/製造に従事。退職後、法政大学経営大学院に進学、優秀プロジェクト選出。卒業後、エリー社に参画。法政大学大学院イノベーションマネジメント総合研究所特任研究員(2022年~)
応援コメント
しい使い方を見出した素晴らしいアイディアです。蚕のタンパク質が和菓子やビールの原
料になるという事実は、ハイブランドや暖かい下着に使われるというシルクの既存イメー
ジを覆すちょっとした驚きでもあります。より広く、世界の人々に知って欲しいプロジェ
クトです。
リーダーインタビュー
あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?
伝統文化として“そのままの形”を“そのままの世代”が守っていくだけでなく、 新たな世代により新たな価値に気づき、次世代のニーズに合わせたルートを進めることも、 世界に誇る日本のシルクがよりサステナブルに、そして地方創生としても、 大きな可能性を発揮できるのでは、と考えます。 新しいものばかりを知る若者層だからこそ、 古きをたずねることを、きっと「おもしろがれる」。 今や認知度の低い長野県岡谷市がふたたび「シルクのまち」として広く認知され、 住民の愛着・全国からの関心で、賑わいが戻りますように。
あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?
子供の頃は「田舎で」「何もなくて」「おもしろくない」諏訪地域が大嫌いでした。今のようにスマホで情報収集できる環境もなく、近隣の同世代以外とはほとんど関わりのない毎日。 ですが、そんな私は大学進学で上京し、様々な人と出会い、SNSの普及によるたくさんの情報に触れ、そして諏訪地域を外側から見たことで、”あの”諏訪地域をとても魅力的な地域だと思えるようになったのです。今まで無彩色に見えていたものに対して、「自然豊かで」「そこにしかないものがあって」「地域独自の色」が鮮明に見えるという体験をしました。 諏訪地域へ戻り、地域の観光資源・移住者・事業者・土地の歴史などに関心を持って触れるうちに、私は「私がただ知らないだけだったこと」を「おもしろくない」と決め付けていたことに気づきました。以来、未知に触れ、知覚することは、間違いなく豊かな感性を育む!という考え方を持つに至ります。 ”これまで意外とよく知らなかったシルク”を「飲んでみる」という体験で、豊かな感性や思いやり・優しさに溢れる、そんな世界への一歩を、プロジェクトを通して実現していけたらいいなと考えています。 ※諏訪地域とは、長野県の真ん中あたり、諏訪湖〜八ヶ岳山麓に位置する6市町村(岡谷市・下諏訪町・諏訪市・茅野市・原村・富士見町)からなる地域の名称です。
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