ゴミを宝に変えるには?
何にチャレンジするのか?
廃棄物から感動を設計します。すなわち、持ち主を失い、迷子になってしまったゴミの適材適所、新しい活躍方法を考えます。高知県須崎市という日本の田舎で研究することで、地球上の環境問題の解決に繋がると考えています。だからこそ、年齢、国籍、性別、関係なく、世界中の仲間と共にアイディアを出し合い、クリエイティブに挑戦し続け、地域の経済、環境、教育、コミュニティの循環を共に創造します。
環境保全活動、エシカル消費、空き家問題、地域活性化など、単語だけ聞くとどれも小難く聞こえます。実際は、学びと挑戦に溢れたとてもワクワクする活動です。世界中の人たちが地球上の問題として共通認識しているからこそ、共に課題解決に向けて協力し合えると考えます!
なぜチャレンジするのか?
生物多様性を学ぶことは、人間の個の多様性を輝かせ、次世代の教育改革に繋がります。従来の前ならえ教育ではなく、各々の個性が光るつまり、自然そのものが教材です。次世代の子供たちが安心して過ごせるよう、地球環境を整え、愛の循環を取り戻し、思いやり、感謝、愛という根本的な大事なことを、この活動を通してみんなで学んでいきたいです。
特に、Greysonとり〜なは田舎っ子で自然が大好きです。だから、自然溢れる高知県で生活することは、毎日ワクワク楽しいです。休みの日は地元民と釣りをしたり、農業を勉強させていただいたり、狩りたての猪さんをいただいたり、生きていた証を感じる新鮮な食べ物を口にし、感謝が溢れます。毎日のように海を眺め、暑過ぎる季節になったら山に行き、川に飛び込む。
与えられた選択肢から選んで消費行動をとるのではなく、無限大の可能性から自分の心が素直にときめく唯一無二の経験をさせていただいています。
この幸せを世界中にお裾分けして、愛が溢れる循環を作っていきたいです。
どのようにチャレンジするのか?
ゴミを宝に変える環境活動を通して、“3EC”(Economy 、Environment 、Education and Community)すなわち経済、環境、教育、コミュニティの循環を目指します。
・空き家移植:取り壊される予定の空き家の素材を移植し、再利用する空き家のDIYに活用します。
・いかだ庭:海で廃棄されるいかだを再利用します。在来種の植物と海藻をいかだの上下に植えた庭を作り、生物多様性を取り戻します。
・廃棄される竹のフィルター作り:川と海の間に、竹の筒に土砂や籾殻と炭を入れて作ったフィルターを設置して、海に流れる水を綺麗にする実験をします。
・規格外野菜の活用、廃棄物を活用したイベント:空き家DJパーティー、藤田教授のゼミの課外活動としての規格外野菜プロジェクトをこれからも続けます。
水戸り〜な
高知県須崎市政策アドバイザー
Greyson Assa
高知県須崎市サステナブルデベロップメントアドバイザー
Greyson Assa
高知県須崎市サステナブルデベロップメントアドバイザー
25歳。環境デザインの会社「ENTITY design studio」の代表。スタンフォード大学の環境・サステナビリティ科学の理学士号と理学修士号を取得。2021年に学生起業をし、ニュージーランド、メキシコ、イギリスに事業を拡大した。
現在は、高知県須崎市に移住し、サステイナビリティアドバイザーとして、地域に根ざした持続可能な開発のためのプロジェクトを推進している。
https://www.entitydesign.studio/
https://www.linkedin.com/in/greyson-assa-52408a14a?original_referer=https%3A%2F%2Fwww.google.com%2F
藤田康範
藤田康範
ミクロ経済理論に基づいて経済政策や経営戦略を立案する。藤田教授のゼミでは、「感動の設計」をテーマに、様々な人、企業がもつ課題に対して、解決案を提案し実行する。高校生や地方自治体とコラボし、フードロスや空き家を活用した研究を行なっている。
採択者からのコメント
廃墟と化したスペースの再利用から、廃棄物からアートを生み出すことまで、皆さんの取り組みはレジリエンスと機知を体現しています。皆さんは変化を促すだけでなく、感謝の気持ちと創造性が花開く共同体感覚を育み、次世代への道を切り開いています。
期待に胸を膨らませながら、プロジェクトの仕事のインパクトを楽しみにしています。これからの道のりには困難が待ち受けているかもしれませんが、皆さんの情熱と創造力が無限の可能性へと導いてくれることを忘れないでください。
皆さんの進歩と成功を見届けることを楽しみにしています。
リーダーインタビュー
あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?
「この町に何もない」
北海道から九州まで車で旅をして、このような声を至るところでたくさん聞きました。でも、田舎こそ都会よりも、私にとってはワクワクする資源で溢れています。美しい川・山・海が融合する自然、そこから生まれる新鮮な食の恵み、懐かしいアニメの雰囲気を残した空き家、熱くてあったかい人と人との繋がり…。
私たちの活動のスタート地点である高知県では、たくさんの方々に、全力で応援していただいています。
私が高知県に住み始めた時、「海が見える大きな古民家に住んで、海外からも人を呼びたい!」という想いがありました。およそ2ヶ月間、一緒に空き家探しに協力してくださった人々がたくさんいて、最終的に漁師さんと船の上で見つけた、元神社だった大きな空き家に暮らしています。
アメリカから来たGreysonくんが移動手段に困っていると、壊れたバイクを見つけた男性が、「僕が修理の仕方を教えるから、一緒に直して使えるようにしよう」と、温かく協力してくださっています。
私の大学の恩師である藤田教授が「ピアノがあれば弾けるのに…。」という話をすると、地元の醤油屋の女将さんが、今は使われていないアップライトピアノを快く譲っていただきました。本当に街のためになることはとことん地元民が応援してくださいます。そのピアノを使って今年度は音楽コンサートイベントも行う予定です。
これは全部ほんの一例の話です。私たちは心から感動しました。この価値を見える化したり数値化するのは本当に難しいけれども、日本の田舎こその価値がここにあると感じています。
かつて誰かに大切に使われていたものが息を吹き返し、地域の人々の力で宝に変わることで、愛の循環を取り戻します。そして、「ゴミを宝に変えるには?」という問いを元に編み出した最先端の技術を通して、世界中の仲間と協力し、繋がります。ゆくゆくは、地方活性化に向けたクリエイティブな手法の一つとして、地球規模で繋がり、年齢、国籍、性別、肩書関係なく共に学び、共に挑戦し続ける未来を夢追い続けます。
あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?
誰かが愛用していたはずの古着を着て、元空き家に住み、できるだけ地産地消を心がけ、手触り感が溢れ、愛が循環する衣食住の生活を日々、楽しんでいます。
「誰かが大切に使っていたんだ」と思うと心がときめくし、埃を被って古くなってしまったものを磨き上げ、次世代が使えるようにすることも楽しいと思えます。毎日がまるで宝探し。普段口にするものは、近くで採れた新鮮なものでありたいし、皮ごと丸ごと食べて、大地と作り手に感謝しながら時間を過ごしたい。
私が生まれる前に苦労し、努力を続けた人たちに毎日ありがとうを伝え、今を存分に楽しみ、次の世代にありがとうを受け継ぐ。これが、地球にも地域コミュニティにも私にも誇りに思える生き方で、そんな愛の循環が美しい。
でも、多くの人は、新しい服を買い、新築を建てて、どこか遠くの場所で採れた食べ物を口にしている。それって、本当に豊かなのかな?感謝の循環はどこに行ったの?どうして地球にはこんなに使われなくなってしまったものが多いの?まだ使えるのに、勿体無い!
そんな疑問があるから、人間に手放されてしまったゴミさん達を使ってどれだけ宝に変えられるか研究しています。
QWSステージでの発表
新着プロジェクト New Project
QWS チャレンジ
はじめてみませんか?
進めることができる内容であれば、分野や規模に制限はありません。
ぜひ、プロジェクトの更なる可能性を試してみませんか。
プロジェクトベースが
無料で利用可能!