“勝つ“だけの「シングル・ゴール」でなく”価値観“を後押しする 「ダブル・ゴール」な社会を実現するためには?
何にチャレンジするのか?
挑戦をいつでもできるような環境を創るために何ができるのかを考え、参加者と共に「挑戦のコミュニティ」を確立する。
コミュニティに据える一つの考えの軸として、「ダブル・ゴール・コーチング」を置いて考えを進める。勝利至上主義の考えだけではなく、「競技の向上」と「人間としての成長」の二輪でスポーツを行うという考え方が「ダブル・ゴール」である。
コミュニティではワークショップ、ホームページ、スポーツwebメディア、SNSを通して価値を伝えることを検討している。
なぜチャレンジするのか?
私自身が空手界でもかなりの常勝校で育ち、中学・高校と全国大会で優勝した経験、大学時代にもコーチとして中学生のチームを日本一へ導いた経験から、「勝利」の価値を実感しつつ、モヤモヤとして気持ちとなっていました。
「勝つことが正しいのか?」「勝つことしか教えない環境で良いのか?」と実績に誇りを持ちつつも、疑問を感じて育ちました。
選手としてプレーをしていた時、勝ち負けは「個人」の責任だと思っていましたが、大学で教育環境について学んだり、実際に教育現場で働いたりする中で、「個人の問題ではない」ということを実感しました。
どのようにチャレンジするのか?
長時間労働、保護者からの圧、社会からの要請、伝統など、様々な要因が重なって今のスポーツ・教育の環境があります。
そのため、このプロジェクトでは「人」ではなく「環境」にアプローチを試みます。教育環境や、スポーツにおける勝利への構造等の教育のシステムに責任があることを仮説に、物事を大きく捉えて、その解決に向かわせます。
その手法として、ダブル・ゴールをスタンダードにすることによって、固定化したマインドセットから「成長マインドセット(Growth Mindset)」を部活動に根付かせていく。スポーツ「から」社会を変えていくような子どもたちを育成するべくメンタルモデルの変革と、社会構造の変化を行います。
2月:SNSやスポーツメディアのCOACHING STARIONを通して、コミュニティメンバーの募集をかける。すでにいるメンバーには、「できる人が・できる範囲で・できることを」を合言葉に、できる範囲でのコミュニティからの働きかけをしてもらう。他のスポーツ団体との合同イベント開催。
3月:コミュニティ内イベント開催(小規模、中規模程度のもの)。教育団体、教育コミュニティとの合同イベントの開催。指導者向けイベントの開催。コミュニティ参加者同士でのイベントの開催を後押しする。note、SNSにてコミュニティ内の挑戦を発信。
4月:挑戦の連鎖反応を引き起こす。コミュニティ参加者同士でのイベントの開催。3ヶ月での成果を発表。
プロジェクトメンバー
河野翔一
後藤晃一
後藤晃一
『共生』と『人の心』をテーマとして『スポーツが変われば社会が変わる』をキャッチフレーズとして活動中。スポーツがもたらす社会的なインパクトに着目し、スポーツ心理学を軸にしながら現場単位での行動変容が起きるためにはどうしたらよいのか?を常に模索し続けています。
自身の一番の魅力は『三角筋後部』です。
小林忠広
横田直道
山口紗都美
芳賀雅彦
石渡圭輔
石渡圭輔
スポーツコーチング・イニシアチブのメンバーです。日本のスポーツ現場を、人々の可能性を開く場所に変えていくことで、より日本が元気に、素敵な場所になっていくと考え活動しています。
大澤 綾子
大澤 綾子
1996年生まれ。東京出身千葉在住。スポーツ・コーチングイニシアチブでは広報を担当。新しい価値観を伝えていくことが好きです!普段はクラウドファンディングの仕事をしています。
リーダーインタビュー
あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?
未知の価値に向かって、自らその価値を創ることを人々が応援することができるようになる社会を実現することができる。画一的な正解論で生きていく社会ではなく、それぞれの価値を共有し、許容することができれば、挑戦することへのハードルを下げることにつながる。たまたま隣に座った人の考える価値や挑戦に刺激を受け、人が挑戦したいと思えるような社会を創る。
あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?
「自分の価値観を大切にし、挑戦者が溢れる日本の社会をスポーツと教育から実現する」 私は新卒で教育現場で働いています。
もちろん上司の存在は大事ですが、何よりも学校の教室という環境に久しぶりに入った時に、子どもたちの怖いもの知らずな熱量と、可能性を信じて進む姿に、感動しました。
その一方、日本財団が行った9か国への18歳への意識調査である「国や社会に対する意識」では、「将来の夢を持っている」、「国に解決したい社会課題がある」との回答も他国に比べ30%近く低い数字となっています。
さらに「自分で国や社会を変えられると思う」人は5人に1人といったような「チャレンジマインド」とはほど遠いのが日本社会の現状だということに無力感を覚えました。
私自身を振り返ると、運が良いことに、尊敬できる上司に出会い、働くということにポジティブな気持ちで向かうことができました。
環境に恵まれ、自ずと成長できることができたと考えます。 その一方で、仲が良く、当時はチャレンジマインド友人の中には、社会人になり、上司の愚痴や「できない」という言葉を多く使うようになり、諦める姿を見るようになりました。話を聞いていると上司の正解を押し付けられて働いて、自分の意見や挑戦が受け入れられていません。「世の中こんなもんだよ」と言う旧友を見て悔しさも感じています。
子どもの時の教育環境や新卒で入った会社は本当に大事だと思っています。 教職として子どもの将来を考えるにあたり「今の教え子たちに、こんな社会で働いてほしくない」と思ったのが、新卒で教育現場にはいった自分の教師としての戸惑いであり、「どうやったら社会で挑戦者が増えるか:挑戦のハードルを下げるか」が私の問いであります。
そのためには画一的な「正解論」ではなく、自らの価値観を大切にし、方法から模索していくことを応援する社会が必要だと感じています。 そんな社会を僕たちは「ダブル・ゴール」と定義し、実現を通して「挑戦者が溢れる」社会にスポーツと教育からしていきたいと思っています。
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