コロナによって生まれた日常の制限を、アート体験としてポジティブに転換できるか?
何にチャレンジするのか?
黙って食べるは退屈だ。もっと「食の世界に没入」して食べる体験を。をコンセプトに、黙って1人で食べる退屈な「黙食」という時間を、アート視点で捉え直し、食の世界に没入する体験を作ります。浅草花柳界全面協力の元、街全体を劇場として捉え、街歩き〜明治11年創業の老舗料亭 「割烹家 一直」でのランチを含めた没入体験を作り、実証実験を行い、同じ場所の同じ時間に、多くの人を集めない、今の世の中だからこそできるアート体験を作り出すことにチャレンジしたいと考えています。
ウェブサイト:https://www.dramaticdiningasakusa.com/
Instagram:https://www.instagram.com/dramaticdining/?hl
Twitter:https://twitter.com/dramaticdining_
前回公演動画:https://www.youtube.com/watch?v=EW0wOzcjA7E
なぜチャレンジするのか?
新型コロナウィルスにより発生している、日常の小さな制限や変化の積み重ねは、我々に静かにストレスを与えています。日常の小さな制限を、アートでポジティブに変換することで、ネガティブに捉えていた現状の社会に対して、少しだけ前向きに捉えていけるようになるのではないでしょうか。
どのようにチャレンジするのか?
2022年2月:
『料亭で愉しむポケットイマーシブシアター』の制作。
街歩き全体の体験設計をし、パフォーマンスを制作・稽古。浅草観音裏の複数個所での撮影を行い、作品の核となる映像を撮影。
芸者とストリートダンサーとの完全融合をめざし、台東区芸術文化支援アドバイザーの友吉鶴心様(薩摩琵琶奏者)、観世葉子様(俳優)のアドバイスや、浅草花柳界に指導を賜ります。
2022年3月
明治11年創業の老舗料亭 「割烹家 一直」にて実証実験を行い、来場者には詳細な実験アンケート、インタビューを行い、検証します。
2022年4月
実証実験を踏まえたレポーティングの作成、他の飲食店での展開に向けたプロトタイプを作成。4月28日 QWSステージにて実験結果発表。
プロジェクトメンバー
竹島唯
近藤香
田村寿康
河野 珠里
応援コメント
全ての鍵は、アートとしての完成度。
価値観を揺さぶる、見たことのない風景を期待している。
リーダーインタビュー
あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?
私たちの問いを追求していくことで、現在の混沌とした世界を、少しだけ生きやすくするヒントを見つけることができると考えます。
新型コロナウィルスにより、メンタルヘルスが大きな社会問題となっていますが、経済的な理由などにより生活が大きく変わった人々だけの問題ではありません。明治安田生命が行った健康に関する調査によれば、日常の小さな制限や変化の積み重ねが、我々の首を緩く長くじっくりと締めつけ、ストレスにつなげているという結果がみて取れます。
今回の実証実験で取り上げる「黙食」も、新型コロナウィルスの影響で発生した日常を制限することの一つです。私たちDramatic Diningは「アートの視点で世界を捉え直す没入体験」を作るクリエイティブチームとして「できるだけ会話を控えて食べる」という時間を、アート視点で捉え直します。街全体を劇場として捉え、街歩きとダンスを組み合わせた、イマーシブシアターというパフォーマンス形式をとることで「食の世界に没入」する時間へと転換します。
「食の世界」とは、街、人、街や飲食店の空気感など、食事とその周りの世界全てを包括しています。250年の歴史を誇る浅草花柳界全面協力の元、明治11年創業の老舗料亭 「割烹家 一直」を中心に、街全体を俯瞰して花柳界を担う人々を描き出し表現することで、制限された「食」の時間を、新たな視点で捉える体験を作ります。
新型コロナウィルスによって、小さく積み重なる日常の制限がストレスとなり、私たちを緩く締め続けています。そのストレスを、アート視点で捉えポジティブに転換することは、ネガティブに捉えていた現在の状況に対して、希望の糸口となり、新しい未知の価値へとつながるのではないでしょうか。
あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?
私たちDramatic Diningは「アートの視点で世界を捉え直す没入体験」を作るクリエイティブチームです。その街、その空間、その商品がまとう世界観を独自に解釈しコンセプト開発、ダンス、空間演出を通じて日常の延長線上に潜む別世界に没入する体験をデザインしてきました。2019年は埼玉県飯能市にある古民家で思い出を紡ぐ作品、2020年には浅草花柳界全面協力の元、ストリートダンサーと浅草芸者のイマーシブシアターを上演し、チケットは3日で完売するほどの大盛況でした。
しかし、新型コロナウィルスの影響で、リアルな場所を借景して行う表現形態での実施は難しく、我々は表現の場を失っていきました。パフォーマンスアートとは、同じ場所の同じ時間に人(観客や出演者)を集めなければ成立しないのです。
人が集まり生まれる熱量こそが、パフォーマンスアートの一番の魅力であるにもかかわらず、その根本の実施条件が失われた形になりました。オンライン公演を実施する団体も多くみられましたが、どうやってもリアルの熱量には勝てません。
しかし、そんな状況でありながら、人々は「同じ場所に同じ時間に集まることで生まれる興奮」を諦めたのではなく、Twitterやインスタグラムなどのプラットフォームに求めるようになりました。オンラインライブ配信をインターネットで鑑賞しながら、Twitterやインスタグラムでファン同士の感想交換などを行い、リアルとバーチャルの融合が自然と生まれました。
では、我々Dramatic Diningも「同じ場所の同じ時間に人を集めないアート」は作れないのだろうか。そう考えて生まれたのが、本プロジェクトです。
リアルな場所に好きな時間に出向き、密にならずにパフォーマンスを楽しむ体験ができれば、リアルとバーチャルの融合したパフォーマンス体験を作れるのではないか。
冒頭にも明記した通り、Dramatic Diningは「アート視点で世界を捉え直す没入体験」を作るチームです。コロナによって発生した日常の制限を、どうアートの視点で捉え直すことでポジティブに変換できるのか。これから、QWSでこの「問い」にしっかり向き合い、実証検証していきたいと考えています。
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