地域資源の価値を最大化するために、コミュニティと人材はどのように連携できるか?

プロジェクト名 リソース・リボーン
#発掘#PR
本プロジェクトでは、地域資源を発掘・PRし、地域と都市をつなぐ新しい仕組みを作る取り組みです。未活用の地域特有の文化や自然、製品をデータベース化し、SNSや映像を活用して発信。さらに、地域住民と都市の若者をつなぐコミュニティを形成し、地域課題解決や新たな事業創出を促進します。人材紹介や交流の場を提供することで、地域の持続可能な発展と都市との相互成長を目指します。これにより、地域と都市が共に未来を創造する新しい価値を実現します。

何にチャレンジするのか?

本プロジェクトでは、「地域資源が十分に活用されず、都市との接点が希薄である」という課題に対し、地域資源の価値を再発見・可視化し、新たな交流の仕組みを提案することにチャレンジします。

まず、農林水産品、伝統工芸品、観光資源などの地域資源を全国規模でリストアップし、それらの情報を整理・発信することで認知拡大を図ります。さらに、都市部の人々が地域にアクセスしやすくなる仕組みを考案し、単なる情報発信にとどまらず、地域との関わり方を具体的に提示します。

加えて、既存の地域活性化プロジェクトや販売プラットフォームと比較し、どのような課題(ギャップ)が存在するのかを分析。その結果をもとに、「地域資源と都市の人材・市場を効果的につなぐために必要な仕組み」を提案し、実現可能なモデルを設計します。

最終的には、地域と都市の新たな関係を構築し、持続的な価値創出につながる仕組みの提案を目指します。

なぜチャレンジするのか?

このプロジェクトに取り組む理由は、地域資源の活用が不十分であることによる「機会損失」と、都市部と地域の間にある「情報・人材のミスマッチ」を解決するためです。

地方には、優れた農林水産品や工芸品、文化的資源が数多く存在するものの、それらの魅力が十分に伝わらず、販路の拡大や観光誘致に結びついていません。一方で、都市部には地域に関心を持つ人々や、地域で活動したい専門家・若者が存在するものの、その情報や機会にアクセスできないという課題があります。

私はこれまで、SNSやデジタルツールを活用した地域資源の発信に取り組んできましたが、その過程で「発信だけでは持続的な関係構築にはつながらない」という課題を実感しました。そこで、地域と都市の関係をより深く、長期的に結びつける仕組みを考えることが必要だと感じ、このプロジェクトに挑戦することを決めました。

ギャップ分析を通じて、地域資源の流通・発信の現状を整理し、既存の取り組みでは対応しきれていない課題を特定することで、新しいアプローチを生み出すことが本プロジェクトの意義です。

どのようにチャレンジするのか?

本プロジェクトでは、3つのステップでチャレンジを進めます。

1.地域資源のリストアップと現状整理 • 47都道府県の地域資源をカテゴリごとに整理し、既存の流通
・発信状況をリサーチ。
・地域資源の特徴や活用方法を可視化し、都市部の消費者や事業者が関心を持てる形に整理。

2.ギャップ分析の実施
・既存の地域資源活用プロジェクト(ECサイト、ふるさと納税、観光誘致など)を比較し、課題点を特定。
・特に「地域にとっての課題(販路・認知・人材不足)」と「都市部の人々にとっての課題(関わる機会が少ない、情報が分かりづらい)」の両面から分析。
・これらのギャップを埋める新しい仕組みを設計。

3.新たな仕組みの提案と発信
・ギャップ分析をもとに、地域と都市の関係を強化するための具体的な仕組みを提案。
・SNSやプレゼンテーションを活用し、関心を持つ人々 ・団体と連携しながらアイデアを発信。
このプロジェクトを通じて、地域資源の価値を最大化し、地域と都市がより密接に関わる仕組みを構築することを目指します。

髙橋巧己

環境活動家

髙橋巧己

環境活動家

東京都の高校2年生。個人事業主として活動。環境問題に情熱を注ぎ、フラワーロス問題解決型商品の製造・販売に取り組む。FSCジャパン・ジュニアアンバサダーやコンテスト受賞歴を持ち、地域資源の活用や新規事業に挑戦中。22期では新プロジェクトを進める。

髙橋ロバート栄太朗

髙橋ロバート栄太朗

東京生まれ東京育ちの高校2年生。 聖学院高校GIC3期生として、「生活環境ゼミ」で日本在住外国人が日本に住むにあたって、「日本人と外国人との言語の壁をどう下げられるか?」というテーマで解決に向けて取り組んでいる。

萩野紀之

萩野紀之

MBAホルダー、キャリアコンサルタントとして聖学院高校GICの「起業ゼミ」をサポート。本職は学校の広報職員。「会社社長」「大学教員」「ビジネス書出版」という夢を追い、組織論を専門として「ビジョン・ミッション」を研究中。プライベートのnoteで「広報リーダーシップ学」を連載中。

採択者からのコメント

「自分のことはよく見えない」とは、人もまちも同じ。
素晴らしい資源があるのに、地元の人には当たり前すぎて価値が見えていないということが多々あります。
日本全国に眠っている、地元民しか知らない資源や魅力を見える化すれば、新しい価値を生み出せるはず。
地方創生2.0がさけばれている今、見つめなおすべきは自分の周り。何か見つけたら「リソース・リボーン」が価値最大化を手伝ってくれる、そんな未来も、いいですね。
MOREブランド統括/MORE編集長(WEB)中田 貴子

リーダーインタビュー

あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?

私たちの「問い」は、地域資源と人材を活用した新しい経済モデルを通じて、地域と都市の相互作用を強化し、これまで誰も想像していなかった「地域と都市が共に創造する価値」を実現することを目指します。
具体的には、地域特有の文化、自然、製品(What)を、データベース化や映像・SNSを活用したPR(How)によって全国に広めることで、地域の知名度と魅力を向上させます。これにより、地域が抱える人口減少や経済停滞といった課題を、都市からの人材流入や新規プロジェクト(Who)が推進力となり解決します。一方で、都市部の若者や専門家が地方との交流を通じて新しいスキルや経験を得ることができ、彼らのキャリア形成や生活の質向上にも繋がります(Why)。
さらに、オンラインとオフラインのコミュニティ形成(Where)によって、地域住民と外部人材が持続的に連携し、新しい事業アイデアや雇用機会を創出します(When)。

これらの取り組みを通じて、単なる観光や一次産業の振興にとどまらず、「地域資源の価値を見直し、未来志向のコミュニティと経済活動を創出する」という未知の価値を実現することが可能です。
これらの価値は、従来の行政主導型の地域活性化では達成できなかったものですが、私たちの問いと仕組みによって、実現可能であり、地方と都市が共に成長し続ける新しい社会モデルの実現に貢献します。

あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?

私の「問いの感性」は、幼少期からの経験とこれまでの活動を通じて育まれました。私は小さい頃から新しいアイデアを考えるのが好きで、日常生活の中で「どうすればもっと良くできるか?」と試行錯誤することが自然な習慣でした。また、家族旅行で訪れる地方では、美しい自然や地域ならではの文化、魅力的な農林水産物に感動する一方で、それらの多くが都心や全国に広がっていないことに違和感を覚えました。テレビで地方の特産品を紹介する番組を見た際にも、「なぜこんなに素晴らしいものが埋もれてしまうのだろう」と感じ、その課題を解決したいという思いが芽生えました。
成長する中で、私はSNSを活用することが得意になり、それを使って情報を広めたり人と繋がる力を実感しました。その経験から、地方の魅力を発信するためにSNSを活用するアイデアが浮かびました。さらに、これまで取り組んできた環境問題や地域資源の活用に関する活動を通じて、地域の課題に寄り添い、具体的な解決策を見出す力を養いました。特に、廃棄される花を再利用したバスソルトの製造・販売やFSC認証製品の普及活動では、未活用の資源を新たな価値に変える可能性を強く感じました。
こうした経験を通じて、私は「地域資源を活用し、地方と都市をつなぐ新しい仕組みを作る」という自分の問いにたどり着きました。そして、この問いにSNSやテクノロジーを掛け合わせることで、地域の魅力を最大限に引き出し、人々が共に未来を創造できるプロジェクトを実現したいと考えています。

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