日本の文化の継承形態「老人と孫」と地方を繋ぐことで、Z世代に文化を継承できるか?
何にチャレンジするのか?
文化のプロの老人(中澤弘幸75歳)と孫役(奥井奈南28歳)のユニット「老人と孫」を地方で展開したい。地方にある日本文化を、私たちも発見し、感動して、Z世代だけでなく幅広い層に伝えていきたいと考えています。
地方に生活する方々との交流を通して「老人と孫」の世間話をその場で公演、またその様子を発信することで、地方文化の継承が叶うかどうかの問いの答えを見つけたいと思っています。
なぜチャレンジするのか?
現代社会では、ネットに質問を投げかけると情報がもらえます。私たちはいつだって、「知りたいと思ったことを簡単に知ることができる。」そう思っていますが、人の思考、人生、経験等、人がもつ情報は一方通行のコミュニケーションでは限界があります。
文化のプロが読み解く日本の文化やその価値を、Z世代の奈南が質問することで紐解かれていく。「老人と孫」と地方を繋ぎ、地域にある文化を面白く豊かに、本質的なところを掘り下げながら「発信」することで、Z世代だけでなく幅広い層に「地方にある日本の文化」を伝えることができると考えています。
どのようにチャレンジするのか?
QWSに集まる方々と繋がりアドバイスをもらったり、お力を借りることから、私たちが考える「老人と孫」の世間話を地方で実施していくための具体的きっかけを手に入れ、実行したいと思っています。
地方での「老人と孫」ユニットの公演。その現場をyoutubeにてライブ配信します。
5月:地方と繋がり、文化の発掘を行う(QWSの方々へこの企画書を元に相談。企画提案型で地方に赴きながら文化の発掘を行う)
6月:実際に地方と繋がり、老人と孫のコミュニケーションをベースに地方の文化をZ世代にに発信する
7月:6月に作り上げた、私たちと地方とのコミュニティを中心に、新しい文化の継承形態を模索し発信する
プロジェクトメンバー
稲葉 よし美
奥井 奈南
土生田晃
土生田晃
NHKを中心としたドキュメンタリー番組に携わる。テーマは、アンタッチャブルにされがちな“性”の問題や、先端テクノロジーである“ブロックチェーン”など。他にも、経済メディアのネットコンテンツや、NPOのショートフィルムなども製作。私生活では、拡張家族「Cift」に参加し、新たなコミュニティの形やクリエイティブの在り方を模索中。
応援コメント
リーダーインタビュー
あなたの「問い」は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?
Z世代に向け、本質的な日本の文化を継承していけると考えています。日本の文化を知ることによって、世界とコミュニケーションすることが出来ます。また、文化のプロである老人の視点での日本を知ることで、「日本人であること」だけで自分を肯定することが出来ます。(私が実際そうでした) 自国の文化を知ること、それがこの未来の私たちの「心」を創り、世界と交流するベースになると考えています。
あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?
振り返れば、きっかけは6年前に遡ります。上記老人と書いている、京都の煎茶道黄檗売茶流先代お家元の中澤弘幸老宗匠のお話を初めて拝聴した時、先代の視点で語られる人や生き方、日本という国、日本の文化のお話に心から熱く感動し、とにかく目から涙が溢れ出て止まりませんでした。
「日本人である」そのことだけで、自らを誇りに思えたのは初めてで、とにかくその視点のおもしろさに、衝撃を受けました。「もっとちゃんと知りたい!!!そして、いつかこのお話や視点を、より多くの人と共有したい」と思い以来、先代のお話が聞ける場にはとにかく顔を出し続けました。その時、日本の文化の継承形態が「老人から孫である」ことを知ります。
今年、渋谷に住むキャスターの奥井奈南と先代を引き合わせました。奈南が質問することに答える先代のお話を聞いている時、まさに老人から孫へ視点や思考、知識、日本の成り立ちなどの文化を、世間話のようなカタチをしながら継承していく姿を目の当たりにしました。この世間話は、Z世代の人たちに届けることで、継いでいきたい。自国の文化、歴史観、日本人であるということ。これらをいつかまた、孫に継承することで、豊かな社会に繋がると確信しています。
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