散歩コミュニケーションが当たり前になったら、社会はどう変わるのか?
QWSでは、テーマ別のSAMPO MEETUPや渋谷を舞台にした新たな散歩プログラムを実践し、気分や会話、関係性がどう変化するのかを検証します。さらに企業、研究者、自治体等との共創を通じて、散歩コミュニケーションを、健康習慣から社会の新しいつながり方へと育てていきます。
何にチャレンジするのか?
私たちは、「誰かと歩きながら話す」という身近な行為を、単なる運動や余暇ではなく、人の健康、対話、つながり、共創を育む新しいコミュニケーション文化として社会に広げることにチャレンジします。
都市には多くの人や企業、情報が集まっています。しかし、肩書きや立場を越えて自然に出会い、安心して話し、関係性を育める機会は決して多くありません。横並びで同じ景色を見ながら歩くことで、人と人の心の距離がやわらかく近づき、会議室や交流会では生まれにくい会話や気づき、偶然の出会いが生まれるのではないか。さらに、その出会いが継続的な関係や、新しい企画・共創へとつながるのではないか。散歩コミュニケーションが、健康づくり、企業活動、地域、キャリア、まちづくりなど、社会のさまざまな場面で自然に選ばれる未来を目指します。
https://www.instagram.com/sampo_ippo/
PR Times
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/172200
なぜチャレンジするのか?
IPPOの出発点は、運営メンバーの母親が「健康のために歩きたいけれど、一人ではなかなか続かない」という小さな悩みでした。 誰かと一緒に街を歩き、話しながら過ごすことで、運動をしているという感覚よりも、楽しい時間の先に自然と歩数が積み重なっていく。その経験から、「誰かと一緒なら、健康習慣は無理なく続けられるのではないか」と考えたことが始まりです。
活動を重ねる中で、歩くことには健康以上の可能性があると気づきました。初対面でも横並びなら自然に話せる。沈黙があっても、景色や街の変化が会話をつないでくれる。所属や肩書きではなく、一人の人として出会うことができる。親子で歩きながら話す中でも、机に向かって話すだけでは生まれにくい本音やひらめきがこぼれ、企画や事業が動き出しました。
一方、現代社会には次のような課題があります。
- 健康のために運動したくても、一人では続けにくい
- 飲み会などが減少し、気軽に新たな人と人と出会う場が減っている
- 同じ会社、世代、地域の中だけで人間関係が完結しやすい
- 都市に多くの人が暮らしていても、孤独を感じる人がいる
- 企業、行政、地域、生活者が自然に混ざり合う機会が少ない
私たちは、こうした課題を大きな制度だけで解決するのではなく、「誰かと歩く」という、誰にでもできる小さな行動から変えていけるのではないかと考えています。
どのようにチャレンジするのか?
SHIBUYA QWSと渋谷の街を実験フィールドに、実践、検証、共創の3つを往復しながらチャレンジします。
- テーマ別SAMPO MEETUPを実施する
ウェルビーイング、新規事業、キャリア、まちづくり、地域活性などをテーマに、企業人、研究者、クリエイター、行政・地域関係者、生活者など、普段は接点の少ない人が歩きながら対話する場をつくります。名刺交換を目的とするのではなく、それぞれの問題意識や価値観が自然に共有され、次の対話や共創につながる場を目指します。
- 散歩コミュニケーションをメソッド化し、散歩プラットフォームを構築する
参加前後のアンケートやヒアリングを通じて、会話のしやすさや緊張感・気分の変化、参加者同士の心理的距離、新たな気づきやアイデアの創出、イベント後の関係性の継続などを検証します。 また、参加人数、歩く時間、ルート設計、グループ編成、テーマや問いの有無など、自然な対話やつながりが生まれやすい条件を整理し、企業・自治体・教育・福祉・地域活動など幅広い分野で活用できる「散歩コミュニケーション」のメソッドとして体系化します。 さらに、そのメソッドをより多くの人が日常的に活用できるよう、独自の散歩プラットフォームの構築を目指します。現在は、運営が同席しない散歩イベント(一部イベントを除く)を、既存のイベントプラットフォームやコミュニケーションツールを活用しながらPoCとして実施しています。今後は、参加者がより気軽に散歩へ参加でき、継続的に人とつながれる体験を実現するプロダクトへと発展させていきます。 また、その実現に向けて、プロダクト開発やコミュニティづくりに共感し、ともに挑戦してくださる仲間やメンターとのつながりも、QWSを通じて広げていきたいと考えています。
- SAMPO LABOの共創パートナーを探す
QWSに集まる企業、研究者、クリエイター、自治体関係者などと対話し、健康経営、組織開発、キャリア、商品開発、生活者インサイト、まちづくりなどの領域で連携可能性を探ります。IPPOだけで完成した答えをつくるのではなく、異なる専門性や視点を持つ人と一緒に歩き、問い、試すことで、散歩コミュニケーションの新しい価値を発見します。
- 渋谷発のオリジナルSAMPOを試作する
街の小さな発見「お散歩ミッケ!」、企業と参加者が歩きながら出会う「CAREER SAMPO」など、渋谷の街を舞台にした新しい散歩プログラムを企画・実施します。3か月間の実践を通じて、散歩コミュニケーションを一過性のイベントにとどめず、社会のさまざまな場面で活用できる形へと育てていきます。
プロジェクトメンバー
関 秀真
関 秀真
お散歩IPPO共同代表/SAMPO LABOプロジェクト代表。散歩企画の設計、イベント運営、SNS発信、ブランドの世界観づくりを担う。若年層の感覚と行動力を活かし、初参加でも自然に会話が生まれ、「歩いてみたい」と思える散歩体験をデザインする。
関 安希子
関 安希子
お散歩IPPO共同代表。コミュニティ運営、広報、参加者対応、共創パートナーとの連携を担当。人と人の間に安心感を生む場づくりを得意とし、散歩コミュニケーションの社会実装を進める。
関 樹里
関 樹里
お散歩IPPOデザイナー。ビジュアル制作、体験設計、フィールドワーク、運営サポートを担当。参加者が安心して一歩を踏み出せるよう、デザインの力でSAMPO LABOの世界観と体験を形にする。
応援コメント

リーダーインタビュー
あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?
歩くことには、健康、対話、人とのつながり、街への愛着など、複数の価値が同時に生まれる可能性があります。 しかし現在は、歩くことは「移動」や「運動」として捉えられることが多く、人と人の関係性を育むコミュニケーション手段としては、まだ十分に活用されていません。 散歩コミュニケーションが社会に定着すれば、一人では続きにくい健康習慣を自然に支え合えるだけでなく、立場の異なる人同士の対話や、企業・地域を越えた共創も生まれやすくなると考えています。 歩くことが、身体の健康だけでなく、人と社会の健康を育てる文化になる。その可能性を探究したいです。
あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?
この問いは、母の腰痛をきっかけに生まれました。
健康のために歩いた方がよいと分かっていても、一人ではなかなか続かない。けれど、誰かと話しながら歩けば、運動しているという感覚を持たずに、自然と歩き続けることができました。
その後、多くの人と街を歩く中で、歩くことには健康以上の力があると感じるようになりました。初対面の人同士でも、横並びで同じ方向を向いて歩くと、不思議と会話が始まります。向かい合う場では話しにくいことも、景色を見ながらであれば自然に言葉になります。
また、一緒に歩くことで、これまで知らなかった人や街を少し身近に感じるようになります。散歩の後に友人関係が生まれたり、新しい企画や仕事につながったりすることもありました。
100回以上、延べ3,000名以上と歩く中で、散歩は単なる移動や運動ではなく、人と人の間にある見えない壁をやわらかくする行為なのではないかと考えるようになりました。この小さな行為が社会の当たり前になったとき、健康、孤独、組織、地域、共創といったさまざまな課題に、新しい変化を起こせるのではないか。その可能性を確かめたいと思っています。
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