「共感」という形のないエネルギーを、社会資本に昇華させるには?
何にチャレンジするのか?
「共感」という形のないエネルギーを、実際に人を支える力に変えていきます。家族のモヤモヤを社会に届け、共感した人が事業を支える「ファミリー」として関わっていく。共感が社会資本として循環し続ける仕組みづくりにチャレンジします。
プロジェクトサイト
PR Times
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/174989
Podcast
なぜチャレンジするのか?
「相談したくてもできない家族の孤立」と「支える仕組みの持続の難しさ」という2つの課題が原点です。
①社会的背景:子育て中のママ・パパの約7割が、気軽に頼れる先がないと言われています。
「人に聞いていいのかな」「聞くほどのことではないのかも」「そもそも聞ける相手がいない」というためらいから声にならず、既存の制度からもこぼれ落ちる、いわゆる「制度のはざま」の悩みが数多く存在します。
②事業的背景:こうした家庭を支えようとしても、相談支援は収益化が難しく、事業として続けること自体が簡単ではありません。
私たちのチルディッシュも、利用料を月額500円に抑えているぶん、理念に共感して応援してくれる「ファミリー」の存在に支えられています。この応援を、事業を続けていく力へと育てていく必要があります。
どのようにチャレンジするのか?
QWSに集まる人たちと関わりながら、3つの段階で進めていきます。
①それぞれの背景から、家族の話を引き出す たくさんの「問い」が集まるQWS。その問いの多くは、その人が育ってきた家族や環境と、どこかでつながっていると考えます。改めて口にする機会が少ないからこそ、「あなたの問いが生まれた感性は、どのような環境で育まれたのか」を一緒に振り返る対話の時間をつくりたい。当たり前、として意識の外にあるそれぞれの「普通」を、コミュニケーションを図る中で汲み取り、発信に繋げていきます。
②聴いた人が集まれる場をつくる 「分かる!」の感情だけで終わらせない。SNSを活用し、リスナーが集まれる場を育てたいと考えています。同じような悩みを持つ人がつながり、話し、そこからまた新しい語り手が出てくる。この流れを生むための広報・企画作りに取り組みます。運営が一方的に発信するのではなく、関わる人たちと一緒につくる「共創型」を目指します。
③共感を、事業への応援につなげる 共感という感情だけでは、実際の支援には繋がりづらい現状があります。家族の問題は、取り返しのつかない状態になって、はじめて「問題」として表に出てくることも少なくありません。その手前で何かできていれば、と思うことを減らしたい。そのために、等身大の「モヤモヤ」を発信することで、「これは他人ごとじゃない」と感じてもらうことを目指します。その実感が広がるほど、事業の必要性に賛同し、支える側にまわる人が増えていく。これを、今ある「ファミリー制度」(理念に共感し、資金などで応援してくれる人たちの仕組み)を通じて、共感が実際の応援につながるのかを検証していきます。
プロジェクトメンバー
川辺 愛
加治木 基洋
作野 充
林 煥通
林 煥通
中国出身、26歳の時一念を起こし日本へ移住。母国で商社に勤務した後、26歳の時一念を起こし日本へ移住。来日後は本屋だと勘違いして広告代理店に入社し、その後IT企業2社を経てOhMyFamilyに参画。
柏谷 歩夢
柏谷 歩夢
大手自動車メーカーを経てIT業界へ転身。Web開発に5年従事後、2021年に独立。2025年、株式会社whitenを創業しSaaS開発に従事。情熱ピッチでOhMyFamilyの共同代表と出会い、ビジョンへの共感から参画。現在は自身のDX知見を活かし、プロダクト開発から情シスまでIT全般を統括する。
応援コメント

大学院環境情報学研究科都市生活学専攻(博士後期課程・博士前期課程)/都市生活学部西山 敏樹
リーダーインタビュー
あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?
私の問いは、二つの段階で未知の価値につながると考えています。
一つは、新しい事業のかたちの創出です。
共感には、人を動かす力があります。ただ、その力をきちんと受け止める仕組みが、まだ十分とは言い難い現状です。だからこそ、この目に見えないエネルギーを、事業を回し続けるための「社会資本」に変えていきたい。
寄付やクラウドファンディングはあっても、人の想いが事業の土台そのものになっている例は、まだ多くないと思います。気持ちという不確かなものを、事業を支える資本にする。それ自体に価値があると考えています。
もう一つは、人と人の関わり方が変わることです。
誰かに助けてもらうと、借りをつくったように感じる人もいる。
だからこそ、頼ることにも、手を貸すことにもちょっぴり身構えてしまう。地域のつながりが薄れているのも、その遠慮の積み重ねなのかもしれません。
共感から始まる関係が根づけば、その身構えもやわらいでいくのではないでしょうか。それは、家庭の中でも同じです。いちばん近いはずの家族にさえ、つい「自分ばかりが」と思ってしまう瞬間がある。一歩損得から離れた感覚が広まれば、家の中の息苦しさも減っていくと思います。 ファミリーが増えるということは、支援者の数が増える以上の意味を持ちます。同じものに価値を見いだす人が増えていけば、社会の価値観そのものも動いていくかもしれません。続けることの難しさから手をつけられずにいた、他の領域にも通じる一歩を。
「共感は資本になる」、そう示せることが、この問いの先にある一番大きな価値だと考えています。
あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?
人がどんな環境で育ち、人格がどう形づくられていくのか。
自分自身がその問いの中で育ったからこそ、このモヤモヤが原動力になっています。
家族が心を病み、その人を支える役目が、まだ子どもだった私に回ってくる。
助けを求める先がどこにあるのかもわからないまま、家庭の中の役割をこなしていく。福祉にもケアにもはっきりとは数えられない、制度のはざまのような場所で過ごした時間が、私には長くありました。
その中で気づいたのは、「当たり前」とは誰にとっても自分だけのもので、もろく崩れ、人それぞれに違うのだという事実です。
この実感を苦しさから可能性へ変えてくれたのが、高校から続けてきた探究学習でした。
モヤモヤから問いを立て、人と対話し、行動に変える。その延長で放課後学習支援や子育て広場、全国の中高生の伴走支援を通じて各地の家庭に関わる中で、私はもうひとつの現実に突き当たります。
大変な状況にある人へ、共感を寄せてくれる人は確かにいる。
けれど、共感はその人の隣にとどまるだけで、暮らしを支える力にはなかなか変わらない。気持ちは確かにそこにあるのに、誰かを実際に支えるところまで届かない。このもどかしさを越えて、共感を社会に残り、人を支えるかたちに変えられないか。それが、今回の問いの出発点です。
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