お墓に、入りたいですか?

プロジェクト名 DEATHフェス実行委員会
#死生観#葬送#弔い#ウェルビーイング#グリーフケア#生死#死#デスフェス#デスケア#終活#エンディングノート#多死社会#人生100年時代#無縁墓#樹木葬#堆肥葬#海洋散骨#入棺体験
2024年4月14日(よい死の日)に「DEATHフェス」開催!
超少子高齢化と同時進行で訪れた「多死社会」だからこそ、「死」をタブーとせずに人生と地続きのものとして捉え直し、年齢や個別の事情によらず、多くの人が「死というテーマ」をきっかけに今をどう生きるかを考える ーーそんな「生と死のウェルビーイング」のためのイベントです。
我々(法人化準備中)の取り組みは、DEATHフェスの企画運営に留まらず、「死というテーマ」を起点とした様々なワークショップの他、中長期的には、日本での「有機還元葬(堆肥葬)」の政策提言と事業化などを考えています。

何にチャレンジするのか?

1)2024年4月14日「DEATHフェス」の開催
2)「死の民主化」のための情報発信、ワークショップ開発など
3)日本における有機還元葬の事業化

DEATHフェス実行委員会 note
https://note.com/deathfes

DEATHフェス実行委員会 X(Twitter)
https://twitter.com/deathfes

日本の葬送事情と堆肥葬の先行事例
https://www.canva.com/design/DAFv7I1E3HA/oNrWnSb2Ks2OyDRPmRfofQ/edit

なぜチャレンジするのか?

多死社会において、火葬や埋葬にまつわる新たな社会問題が顕在化しつつあるため。
また、「死というテーマ」がタブー視され過ぎていることによって、いまを生きる個々の人生への機会損失が大きいため。また、多様な葬送の在り方が広がっていかない現実を動かすため。

どのようにチャレンジするのか?

各取り組みに対するファーストステップとしては、以下の通り。
1)DEATHフェス開催に向けた企画開発とリソース集め
2)「死の民主化」にまつわるリサーチと情報発信、イベントを通じたワークショップのテスト
3)有機還元葬の政策提言のためのリサーチと応援団集め

プロジェクトメンバー

市川望美

共同代表

市川望美

共同代表

1972年生まれ、東京都江戸川区出身。青山学院女子短期大学卒業後、IT系企業へ入社。2002年長男出産後、育児休業を取得したのち退職。2003年に長女を出産し、年子2人の育児をしながら“当事者発信型・循環型”の子育て支援に従事。NPO法人せたがや子育てネット理事、アミーゴプリュス合同会社代表社員などを経験。2011年内閣府地域社会雇用創造事業ビジネスプランコンペで起業支援案件として採択され、地域における多様な働き方を支える基盤づくり事業を開始。2011年8月「ここちよく暮らし、はたらくための拠点」として”cococi”Coworking Space立ち上げ、2012年非営利型株式会社Polaris設立。2016年からは日々の実践と学びを統合するために立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科に進み、2018年3月修了。修士論文は「半分幸せの考察―選択における個人と社会の関係性」。日本ファンドレイジング協会准認定ファンドレイザー、社会デザイン学修士。2023年1月、より個人的関心に根差した実験的なプロジェクトを推進するための器として、合同会社メーヴェ設立。

岡本佳美

岡本佳美

岡本佳美

岡本佳美

1973年生まれ、静岡市出身。
ブランド経営コンサルタント。組織の“体幹”である理念を核とした組織開発を体系化し、民間企業やソーシャルセクターの理念経営、戦略的広報、ソーシャルアクションの実装をサポートしている。
大学卒業後、広告会社勤務を経て2000年に独立。2005年「子育てと仕事の両立がもっと当たり前になる社会」を目指して、NPO法人フローレンスの立ち上げに参画。副代表に就任し、経営理念を核とした組織開発を実装。予算0円から広告換算7億円分の情報発信によって「ソーシャルビジネス」への社会的関心の高まりを創出した。その後、小規模保育園や男性育休など、NPO発の政策提言による制度化を経験する。
団塊ジュニア世代のひとりとして、人口ボリュームゾーンの「個人の意思ある選択」が次の時代の「あたらしい当たり前」となることを願って事業をつくってきた。2005年「子育てと仕事の両立」、2018年「教育の多様な選択肢」に次いで、「死のリブランディング」「人生のエンディングにおける選択肢の多様化」が目下の関心。一児の母。趣味は自由研究。

小野梨奈

共同代表

小野梨奈

共同代表

1977年生まれ、北海道函館市出身。
小学生の時に天文に興味を持ち、東北大学理学部へ進学。当時まだ発見されて間もなかった雷雲上で起こる発光現象「スプライト」の存在を知り、宇宙地球物理学を専攻する。大学院修了後は、IT企業、女性向けWebメディア編集部を経て2006年に独立。
「世の中に知られていないワクワクや価値ある情報・もの・サービスをわかりやすく言語化して広め、選択肢を豊かにする」をミッションに、企業や経営者、アスリート、研究機関の伴走者となり、情報発信やコンテンツ制作を支援している。独立時に情報がなく苦労した経験や、女性の自立や多様な働き方の選択肢として広めるために、フリーランスに関する情報やノウハウを集めたメディアを2006年から10年間運営した後、2021年10月に女性経営者・フリーランスのためのオンラインコミュニティ「ホクレア」を立ち上げる。
「有機還元葬(堆肥葬)」に強い関心があり、DEATHフェスをきっかけに日本での実現に向けたロードマップをつくっていきたい。3児の母。趣味は卓球。

応援コメント

死にまつわるビジネス分野は広がっていますが、その一方で早いうちから死について考える機会はまだ多くないように思います。渋谷という場所でプロジェクトが進むことに強い意義を感じるので、形になっていくことがとても楽しみです。
ハヤカワ五味ハヤカワ五味

プロジェクトを通じて死について考えるきっかけになればと思い採択しました。また、センシティブな領域なので、どんな表現の仕方であれば世の中に問いを投げかけるきっかけになるかを伴走できたらと思います。
Deportare Partners代表/元陸上選手 為末 大

リーダーインタビュー

あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?

お墓に、入りたいですか?
いまだかつてない多死社会における、あたらしい葬送のかたちとは?

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WHY
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なぜ、「死」は忌み嫌われるタブーの側面しかないのでしょうか?
もし、「死ねることは、むしろしあわせなことで、ずうっっっと死ねないことの方がこわいかも」という感覚や、「死」には辛さや悲しさばかりでなく、明るさやあたたかさだって内包しているかもしれないという感覚が、いまよりも多く聞こえてくるようになったら、「死というテーマ」が持つ、ポジティブで、パワフルな影響力を、もっと多くの人が享受できるかもしれません。

「死というテーマ」には、生きることを、ポジティブに照らす側面があります。
「死なない人」はいないのだから、死を生の対極としてではなく、生きることと地続きのものとして、もっとカジュアルに、もっと日常的に、ちょっとまじめに、死生観を語れるようになれば、生きる時間をもっと自分らしい選択に満ちたものに、確信を持って、ドライブしていけるのではないか?と思っています。

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WHO 
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弔いは、誰のものか?
いろんな側面があり、遺族や残された人が気持ちを整理する役割も大きいと思います。それは今後も、大切な役割として残り続けるでしょう。

一方で、自分が死んでしまってからは、自分のお通夜やお葬式に参列することは出来ません。それならばと、生きているうちに感謝を伝え、楽しいひとときを過ごせるパーティを企画する人が増えるかもしれません。生前葬と呼ぶかもしれないし、感謝祭と呼ばれるかもしれない。お葬式を模したスタイルかもしれないし、結婚式を模したセレモニーかもしれないし、誕生会のようなカジュアルなパーティ形式かもしれない。そんな風に、死ぬ前に自分からお世話になった人たちに感謝を伝えるパーティが、当たり前に開催される日が来るかもしれません。それはきっと、しあわせに満たされる時間でしょう。

お葬式は、家族や親族のみを対象として小規模化しています。
しかし、故人と深い関わりがあった人は、家族だけではありません。お葬式が済んだあとに、仕事仲間や趣味のコミュニティなど様々な形で関わりのあった人たちが、お別れの会を主催するような動きが一般化するのでは?と観察しています。仕事仲間や友達を悼み、弔う場面は、その人たちらしい、個性的な場になっていくかもしれません。かつて、結婚式のスタイルが多様化したように。

お墓は、誰のものか?
家族単位で埋葬されるいまのお墓のカタチは、戸籍や家父長制と強く結びついています。LGBTQや事実婚、長男長女以外の世帯、親族との関わりの薄い単身高齢者など、どんなパートナーシップにあっても、安心して、自分の望む形で弔いの場所が見つけられる。そんな社会になって欲しいな、と願っています。

多様な選択肢は、カジュアルな対話から生まれるものです。だからこそ、老若男女を問わず、できるだけ多くの人と、DEATHフェスで同じ時を過ごし、たくさんの対話の機会をつくりたいのです。

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WHEN/WHERE 
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100年後に、かつて自分だったはずのものは、どうなっているでしょうか?
もしお墓に入ったら、100年後は、ひ孫の世代が墓守りかもしれません。あなたは、ひ孫には会えずに亡くなる可能性が高いでしょう。ひ孫にとっては、あんまりよく知らない人の遺骨。骨壷を納められるスペースにも限りがありますが、先祖の遺骨を無下にもできず、ああ、、、困ったな、、、とひ孫を困らせているかもしれません。

もし有機分解葬(堆肥葬)を選び、土に還っていたら、100年後は森になっているかもしれません。気候のいいときに、ハイキングやピクニックのかわりに、お花見に来てくれたら嬉しいですね。

共同代表のひとりは、遺体のまま、海に還りたいと言います。100年後には、雨になり、山に降り注いで、地下水になっているのでしょうか?

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WHAT 
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葬送の多様性は、もっとあってもいいのでは?
結婚式が多様化したように、お葬式も多様化するのでは?と思っています。
火葬ばかりではなく、樹木葬や循環葬、土葬や有機還元葬(堆肥葬)など、様々な選択肢から選ぶのが当たり前になるかもしれません。
でも、さすがにそんな葬送は、死後数日で企画し、準備することは出来ません。だからこそ、前もって意思ある選択をし、自分らしい準備を進めたいと願う人が増えるのでは?と思っています。

通夜やお葬式だけでなく、生きているうちに生前葬や感謝祭で、感謝を伝え合うのが当たり前になるかもしれません。

火葬後に骨壷に入れるのが当たり前でしたが、数ヶ月かけて土に還る有機還元葬(堆肥葬)ならば、数時間で骨になってしまう火葬に比べて、ゆっくり時間を掛けてお別れをすることができるようになるかもしれません。

埋葬の場所も、お墓だけでなく、宇宙や花火など、いろんな選択肢が増えるかもしれませんね。

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HOW
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防災の日に防災の準備を見直すように、よい死の日に、生き方と仕舞い方の両方を見直すのが当たり前に、なるといいなと思います。

大震災のシミュレーションは、積極的にしたいものではありません。できれば、自分は遭遇しないものとして、見て見ぬふりをしたいもの。それでも、9月1日という防災の日があるから、なんとなく見直す習慣が根付いています。

「死というテーマ」に向き合うことも、最初からポジティブな習慣にはならないでしょう。
それでも、DEATHフェスが定着し、毎年必ずあるイベントとして定着し、国民的な常識にまで育てることができたら、「死というテーマ」が持つ、ポジティブでパワフルな影響力を、もっと多くの人が享受できる。

ーーーそんな日が来ることを願って、DEATHフェスを始めます。

あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?

1)最初のインパクト
12年前、半年間の闘病の末に父を見送った際、現実的な死を前にしても一切動揺することなく、運命を受け入れながらも前向きに生き切る姿に、人生の最期に父親からの身を呈した教えを託された気持ちに。以来、「死」は必ずしも辛く、悲しく、絶望的な側面だけでなく、明るさや、あたたかさや、希望さえも内包するものだったのか!と、まったく新しい感覚を持つように。人生のどこかで「死のリブランディング」をしようと決意。

2)余命半年の体験
8年前、自分自身が、余命半年を覚悟して過ごす一ヶ月を体験。有り難くも、結果的には勘違いだったわけですが超リアルな思考実験となり、死後を現実的に考える機会に。そのとき、骨壷に入れられてお墓に入ることに違和感を覚えました。遺骨として残り、私の存在を知らない子孫が「守るべき仕事」として残り続けるのではなく、有機物なのだから、無機物で遮蔽せずにしっかり分解され、何かの栄養にでもなって、役に立って「無く」なりたい。自分がそう願っていることを、強く自覚しました。

3)責任と信念
これまでの人生において、就活も結婚も出産も学校選びも、デフォルトとして「そうすることになっている」という常識的な選択に違和感がありました。その都度、自分なりに納得のいく選択を模索しながら、効率の悪い意思決定を繰り返してきたわけですが、それは、団塊ジュニア世代として、世代が背負った責任があると思っているからです。
人口ボリュームゾーンである団塊ジュニア世代が、違和感に気づきながらも「世の中の当たり前」を無思考に選択し続けたら、次の世代に違和感を再生産してしまう。数の暴力にもなり得ると思っています。だからこそ、自分の違和感に忠実に、まずは自分個人の選択に責任を持ったつもりです。
そして、出来れば次の世代に「あたらしい当たり前」を贈りたいという願いから、点の意思決定を面にするために、子育て支援のNPOやオルタナティブ教育を紹介するWEBメディアを立ち上げてきました。子育て支援は20年、オルタナティブ教育は8年の時が経ち、世の中の「当たり前」が変化していることを実感できることは、この上なくしあわせなことです。

このさき「死んだら、お墓に入ることになっている」というデフォルトがしっくりこないので、まずは、私個人の選択に責任を持ちます。そのうえで、このたび共同代表という2人の仲間に出会ったことに勇気を得て、点の意思決定を面にすべく、事業化に向けて動き出すことにしました。

共同代表の市川、小野の動機や体験は、こちらの記事にまとまっています。
https://note.com/deathfes/n/n2e55956da9b5

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