「誰もがデザイナーである」とはどういうことか? 【エツィオ・マンズィーニ氏 特別来日・基調講演】

2026.09.03(木)
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イベント概要

日付
2026/09/03(木)
時間
16:30 - 19:30
場所
スクランブルホール (SHIBUYA QWS内)
参加費
無料
定員
130名

◆ イベント趣旨
いま、社会のしくみが揺らいでいる
日本社会は人口減少・少子高齢化が進んでおり、物流・建設・医療・介護など暮らしを支えるサービスにおける人手不足が深刻化し、自治体も人材不足の中で多様化・複雑化する住民ニーズに応え続けています。一方で、地域のつながりは緩み、雇用が不安定化するなかで孤独・孤立や「生きづらさ」が世代を問わず広がっています。この状況は、社会のしくみ(システム)をアップデートする(リ・デザイン)必要性を私たちに投げかけているのではないでしょうか。

ただ、個人や地域の多様化が進む現状では、国があるべき「画一的な姿」を描き、自治体が計画に基づいて実現していく20世紀型のやり方は難しいでしょう。かといって、コミュニティや個人の努力だけに期待することも現実味がなく、豊富なリソースを持つ企業も経済性と社会性を両立させる難しさを抱えています。

いま必要なのは、「社会のしくみ(システム)をデザインする方法」そのものをアップデート(リ・デザイン)することだと私たちは考えています。

 

エツィオ・マンズィーニ氏が提起してきたこと
この課題に30年以上向き合ってきたのが、エツィオ・マンズィーニ(Ezio Manzini)氏です。「誰もがデザイナーである」を掲げ、持続可能な社会を草の根から築く「SLOC(Small, Local, Open, Connected)」シナリオ、身近な資源を独自に編み直す「ブリコラージュとしてのプロジェクト」、市民の協働による実践を通じた「プロジェクト中心の民主主義」など、社会のしくみ(システム)を問い直す視点を提示してきました。

そのなかで、近年マンズィーニ氏が提起しているのが「協働型公共サービス」です。行政が一方的にサービスを供給し、市民が消費するだけの関係から脱し、市民を対等な「共同管理者」として捉え直し、共に地域の福祉や環境を創り維持する「共有型行政」への転換を提案しています。そして、「他者と出会い、協働し、共に生きる能力(ケイパビリティ)の回復」は、公共サ ービスを通じてすべての人に保障されるべきだと主張しています。

この考え方は、いまや一過性の理論やイタリアローカルの実践にとどまらず、国内外の行政・教育・サードセクターを巻き込む強力なナレッジプラットフォームとして動き始めています。

今回のイベントについて
今回、マンズィーニ氏を渋谷に招き、これまでの思索と試行錯誤をお聞きするとともに、日本各地で重なりある実践を続けてきた実践者からの報告を受け、改めて「誰もがデザイナーである」とはどういうことか、そして「社会システムをデザインする方法」をどうリ・デザインしていくか、参加者のみなさんと一緒に考えます。

◆ こんな人におすすめ
●  自治体職員・行政関係者として、住民との新しい関係のつくり方を模索している方
●  地域福祉やコミュニティづくりに携わっている方
●  ソーシャルイノベーション、ソーシャルデザイン、サービスデザイン、パブリックデザインに関心のあるデザイナー・研究者の方
●  地域との協働やまちづくりに関する事業開発に興味がある、もしくはすでに取り組んでいる企業の担当者の方
●  まちづくり、リビングラボ、共創プロジェクトの実践者・企画担当者の方
●  大学・研究機関で公共政策やデザインを学ぶ学生・研究者の方
●  エツィオ・マンズィーニ氏の著作や理論を、実践の文脈であらためて聞いてみたい方

◆ 開催概要

日時  :2026年9月3日(木)16:30〜19:30(講演・クロストーク)
     19:30〜21:00(懇親会)
会場  :SHIBUYA QWS スクランブルホール
     東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア15階 
     SHIBUYA QWS内
参加費 :講演・クロストーク 無料/懇親会 3000円
定員  :130人
申込  :https://peatix.com/event/5088740/tickets
実施形式:現地開催のみ(後日、録画をYouTubeにて配信予定)
     同時通訳対応あり
主催  :「誰もがデザイナーであるとはどういうことか?」実行委員会(仮称)
     東京都市大学 都市生活学部
協力  :株式会社地域創生Coデザイン研究所
     株式会社コパイロツト
     一般社団法人 渋谷国際都市共創機構(Shibuya Innovation Institute)
     一般社団法人大牟田未来共創センター(ポニポニ)
     SHIBUYA QWS

◆ プログラム(予定)
16:30-16:35
 開会挨拶:(調整中)

16:35-16:45
 社会システムデザインへの問い

  ● 木村篤信氏(東京都市大学/日本リビングラボネットワーク)

16:45-17:45
 基調講演

  ●「誰もがデザイナーである」がどのように社会のしくみ(システム)を再構築するか?:ライフプロジェクト、近接性、協働型公共サービス(仮) 
   エツィオ・マンズィーニ氏(ミラノ工科大学、DESISネットワーク)
  ● 質疑

17:50-19:30
 日本における実践に関する話題提供とクロストーク(予定)

  ● 原口悠氏(大牟田未来共創センター/渋谷国際都市共創機構 フェロー/シブヤスタートアップス株式会社 シニアアドバイザー)
  ● 松崎亮氏(コミュニティデザインラボ、宮崎県三股町社会福祉協議会)
  ● 吉江俊氏(東京大学)
  ● 都竹淳也氏(岐阜県飛騨市長)
  ● 田坂克郎氏(シブヤスタートアップス株式会社)
  ● クロストーク
  ● 質疑

19:30-21:00
 懇親会  参加者・登壇者・協賛企業とのネットワーキング

※プログラム内容・登壇者・協賛/後援団体は現時点での予定であり、今後変更となる場合があります。

◆ 登壇者プロフィール
●  エツィオ・マンズィーニ(Ezio Manzini) ミラノ工科大学 名誉教授/DESIS Network プレジデント

30年以上にわたり、持続可能性のためのデザイン領域で研究・実践を続けてきた世界的なキーパーソン。15年前、持続可能性のためのソーシャルイノベーションに取り組む国際ネットワーク「DESIS Network」を創設し、現在では世界60以上の大学・デザインスクール・研究機関が、地域・公共・ケア・共創・コミュニティをテーマに実践・研究活動を展開している。2024年、デザイン研究領域の国際学会Design Research Societyより生涯業績賞を受賞。世界各地のデザインスクールで客員教授を務め、代表的著作『Design, When Everybody Designs』(2015、MIT Press)は世界中の研究者・実践者に参照され続けている。

 

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免責事項

・当日の模様を撮影し、レポート記事、SNSなどに掲載する可能性があります。
・参加者による録音、録画、スクリーンショットの撮影は禁止とさせていただきます。
・スケジュールは予告なく変更する場合がございます。
・施設内外で起きた参加者間トラブルについて、本学・施設では一切の責任を負いません。
・講師、他の参加者の迷惑となる行為はお控えいただき、節度を持ってご参加ください。上記を含め、プログラム進行の妨げや、参加者の迷惑になると主催者が判断するような言動があった場合は、強制で退出頂く可能性がございます。
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