【SHIBUYA QWSオリジナルプログラム　”QWS ACADEMIA” 】

大学と連携した「未知の問い」と出会うプログラムです。大学には多様な「問い」と向き合う学生や研究者がいます。「QWS ACADEMIA」は、単に知識が伝達される授業ではなく、双方向に刺激を与え合い、化学反応を生み出すことを目指します。

＜開催趣旨＞

　東京大学先端科学技術研究センターの創発戦略研究オープンラボ（ROLES）は活動開始から6年目を迎えた。先端研内の社会科学系研究室3つが中心となり、外務省外交・安全保障調査補助金事業からの助成を受けて運営されてきたものである。
　ROLESでは、従来あまり光の当たってこなかった領域の研究や、これを基にした政策志向の研究に活発に取り組んできた。地域的にいえば中東・中東欧・バルト・バルカン・モンゴルへの着目がそれであり、領域別に言えば認知領域や新興テクノロジーがこれに当たる。手法面では、活発なトラック1.5/2会合の実施、民間企業との連携による衛星画像分析、外交・安全保障に関する定期的な世論調査の実施などの新基軸を数多く生み出した。
　本イベントの第一の目的は、こうしたROLESの6年間を振り返ることによって、当初の目的をどれだけ達成できたのか、何が不足していたのかを総括することにある。第二に、これまでの活動成果を幅広い聴衆と共有し、日本におけるシンクタンクのあり方について社会全体で考えていく機会とすることを目的とする。最後に、これらの考察を踏まえた上で、ROLESの今後の活動の方向性について展望していくためのヒントを我々自身が得られるような機会としたい。

■日時：12月19日（金）18:00-20:00　※17:30開場

■定員：170名

■参加費：無料

■会場：SCRAMBLE HALL（SHIBUYA QWS内）/オンライン参加：申込者には後ほど配信URLをメールにてご共有いたします。

■主催：SHIBUYA QWS Innovation協議会

■共催：東大先端研創発戦略研究オープンラボ（ROLES）

■プログラム

18:00　開会挨拶（池内恵教授）

18:05　プレゼンテーション「私たちは何者であったか：ROLESの6年間」（池内恵教授、小泉悠准教授）

18:35　パネルディスカッション1「メンバーの目から見たROLES」（中井遼教授・国末憲人特任教授・宮島昭夫上級顧問）

19:05　Q&Aセッション

19:35　パネルディスカッション2「私たちはどこへ行くのか：これからのROLES」

19:55　閉会挨拶（池内恵教授）

20:00　閉会

＜登壇者プロフィール＞

池内 恵／Satoshi IKEUCHI

東京大学先端科学技術研究センター教授（グローバルセキュリティ・宗教分野）
東京大学先端科学技術研究センター創発戦略研究オープンラボ(ROLES) 代表

内外の研究者・実務者を広く巻き込み、宗教、地政学、イデオロギー、テクノロジーといったグローバルセキュリティ問題を扱う東大内シンクタンクの代表として活躍。ROLES は、戦略・安全保障・国際問題に関わる各国の大学・研究機関とも幅広く連携し、セキュリティ研究における国際的な拠点となっている。専門分野は、イスラーム政治思想、中東地域研究、国際テロリズム研究。

小泉 悠／Yu KOIZUMI

東京大学先端科学技術研究センター准教授
東京大学先端科学技術研究センター創発戦略研究オープンラボ(ROLES) 副代表

2019年3月、東京大学先端科学技術研究センター特任助教（グローバルセキュリティ・宗教分野）に就任し、2022年1月より同専任講師。2023年12月より現職。専門は安全保障論、国際関係論、ロシア・旧ソ連諸国の軍事・安全保障政策。

中井 遼／Ryo NAKAI

東京大学先端科学技術研究センター教授

2012年に博士号取得。早稲田大学助手、日本学術振興会特別研究員、立教大学助教、北九州市立大学政策科学科准教授などを経て現職。専門は比較政治学（政党政治・選挙、ナショナリズム・民族問題）。

国末 憲人／Norito KUNISUE

東京大学先端科学技術研究センター・特任教授（グローバルセキュリティ・宗教分野）

1987年に紀行「アフリカの街角から：サバンナ人間紀行」で第3回ノンフィクション朝日ジャーナル大賞優秀賞を受賞。同年、パリ第二大学新聞研究所を中退し、朝日新聞社に入社。朝日新聞論説委員の傍ら、2023年7月〜12月に東京大学先端科学技術研究センター客員上級研究員を兼任。2023年12月末に朝日新聞社を退社、2024年1月より現職。専門は欧州政治、紛争研究。

宮島 昭夫／Akio MIYAJIMA

東京大学先端科学技術研究センター（グローバルセキュリティ・宗教分野）アドバイザー

81年に外務省入省。84年に米国イェール大学大学院修士（国際関係論）修了。駐韓公使、国連代表部公使などを経て、総合外交政策局審議官・国連担当大使、駐英国特命全権公使、駐トルコ特命全権大使、駐ポーランド特命全権大使を務めた。2024年10月に帰朝し、外務省を退官。2025年7月に東京大学先端科学技術研究センター・グローバルセキュリティ・宗教分野のアドバイザーに就任、併せて創発戦略研究オープンラボ（ROLES）の上級顧問に就任した。

【ABOUT SHIBUYA QWS】
2019年11月1日、渋谷駅直結・直上に開業した渋谷スクランブルスクエア。SHIBUYA QWS（以下QWS）は、その15階に位置する会員制の施設です。「問うだけじゃなく、出会うだけじゃなく、生み出すだけじゃなく、世界を変えよう。」をコンセプトに掲げ、多様なバックグラウンドを持つプレイヤー達の［問い］を交差させることで、未知の価値に繋がるムーブメントを生み出すことを目指しています。
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【当イベントの記載情報について】
登壇者やプログラムに関する情報については、変更や追加決定事項があり次第、随時更新をさせていただきます。