ムーンショット早稲田デー「わが国の破壊的イノベーションを先導するためには何をすべきか?」(QWS ACADEMIA SPECIAL 早稲田大学)

2024.02.13(火)
ムーンショット早稲田デー (4)

イベント概要

日付
2024/02/13(火)
時間
13:00 - 20:00
場所
SCRAMBLE HALL (SHIBUYA QWS内)
参加費
無料

ムーンショット早稲田デー「わが国の破壊的イノベーションを先導するためには何をすべきか?」

内閣府ムーンショット型研究開発制度は、わが国発の破壊的イノベーションの創出を目指し、目標1から目標10まで設定し、それらの目標を達成するため、従来技術の延長にない、より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発を推進する国の大型研究プログラムです。 この度、早稲田大学が参画しているムーンショットプロジェクトについて、広く皆さんに各プロジェクトのビジョン、ミッション、および研究成果を紹介するため、渋谷スクランブルスクエア15階のSHIBUYA QWSにおいてムーンショット早稲田デー(Moonshot Waseda-Day)を開催することとなりました。各プロジェクトから講演とポスター発表があり、ポスター発表のセッションでは研究分野や業界を越えた交流を深める場を提供します。
 プロジェクトに参加している研究者や学生が集いますので、プロジェクトに興味のある方、研究テーマに関して情報交換したい方、産学連携の取り組みに興味のある方は、万障お繰り合わせの上、ご参加ください。

 
◆日時:2024年2月13日(火)13時-20時
◆会場:渋谷スクランブルスクエア15階 SHIBUYA QWS スクランブルホール
◆参加費:無料
◆参加申込先:https://qws-academia-special-240213.peatix.com
◆対象者:プロジェクトに興味のある方であれば誰でも参加できます
            (高校生、大学生、大学院生、教職員、教諭、研究員、社会人 他)

◆プログラム|総合司会 朝日 透 (早稲田大学先進理工学部 生命医科学科 教授)

開会セッション

13:00|開会挨拶  菅野 重樹 (早稲田大学理工学術院 学術院長/創造理工学部 総合機械工学科 教授)
13:10|来賓挨拶  西口 尚宏 (内閣府 ムーンショットアンバサダー/グローバル・アントレプレナーシップ・ネットワーク(日本代表マネージング・ディレクター)/スタートアップ・ゲノムジャパン株式会社 代表取締役社長) 

MSプロジェクト紹介セッション1
13:20|目標3 菅野プロジェクト
    「一人に一台一生寄り添うスマートロボット」
    講演者 尾形 哲也 (早稲田大学基幹理工学部 表現工学科 教授)

13:55|目標5 竹山プロジェクト
    「土壌微生物叢アトラスに基づいた環境制御による循環型協生農業プラットフォーム構築」
    講演者 西川 洋平(産業技術総合研究所 産総研-早大CBBD-OIL 研究員)

14:30|目標5 由良プロジェクト
    「地球規模の食料問題の解決と人類の宇宙進出に向けた昆虫が支える循環型食料生産システムの開発」
    講演者 由良 敬(お茶の水女子大学基幹研究院 教授/早稲田大学先進理工学研究科 生命医科学専攻 教授)

15:05|目標5 清水プロジェクト
    「藻類と動物細胞を用いたサーキュラーセルカルチャーによるバイオエコノミカルな培養食料生産システム」
    講演者 清水 達也(東京女子医科大学先端生命医科学研究所 所長)

15:40|休憩 & 写真撮影1

MSプロジェクト紹介セッション2
16:00|目標6 青木プロジェクト
    「ナノファイバー共振器QEDによる大規模量子ハードウェア」
    講演者 青木 隆朗(早稲田大学先進理工学部 応用物理学科 教授)

16:35|目標4 中垣プロジェクト
    「岩石と場の特性を活用した風化促進技術“A-ERW”の開発」  
    講演者 中垣 隆雄(早稲田大学創造理工学部 総合機械工学科 教授)

17:10|目標1 金井プロジェクト
    「身体的能力と知覚能力の拡張による身体の制約からの解放」
    講演者 渡邊 克巳            (早稲田大学基幹理工学部 表現工学科 教授)

17:45|休憩

ポスターセッション&交流会
18:00-19:45 
1.      「時系列情報と Attention を用いた未知物体のロバストな手繰り寄せ把持動作の安定化手法の提案」 上野 貴久、船橋 賢、伊藤 洋、Alexander Schmitz、尾形 哲也、菅野 重樹(早稲田大学 理工学術院)

2.      「対象物の特徴の共有による複数タスク動作生成のための深層学習モデル」 久保 杏由南、斎藤 菜美子、鈴木 彼方、伊藤 洋、尾形 哲也、菅野 重樹(早稲田大学 理工学術院)

3.      「ヒューマノイドAIRECを用いた人支援:双腕マニピュレーションから全身協調動作までの生成」王 語詩、三宅 太文(早稲田大学次世代ロボット研究機構)、陽 品駒、Simon Gormuzov、赤石 拓海、尾形 哲也、菅野 重樹 (早稲田大学 理工学術院)

4.      「餌と性別がコオロギの体サイズに及ぼす影響」 村田 光陽、鈴木 丈詞(東京農工大学 大学院生物システム応用科学府)

5.      「コオロギは更年期障害を救う…か?」 WANG Hsiao-Hsieh、野崎 千尋、平田 和也、片岡 孝介、朝日 透(早稲田大学 理工学術院)

6.      「コオロギ科の染色体レベル全ゲノム塩基配列に基づく性分化機構の解明」 三野 流斗、阿左美 優花、早川 翔大、平田 和也、朝日 透、片岡 孝介(早稲田大学 理工学術院)、内藤 健(農業・食品産業技術総合研究機構 遺伝資源研究センター)、由良 敬(お茶の水女子大学 基幹研究院)

7.      「コオロギにおける腸内細菌叢の性的二型性とコアマイクロバイオームの解明」 平田 和也、朝日 透、片岡 孝介(早稲田大学 理工学術院)、鈴木 丈詞(東京農工大学 大学院生物システム応用科学府)

8.      「ロングリードシークエンサーを用いたGryllus属コオロギの全ゲノム塩基配列解読」 伊藤 悠希、三野 流斗、朝日 透、片岡 孝介(早稲田大学 理工学術院)、三戸太郎(徳島大学 バイオイノベーション研究所)

9.      「昆虫食の社会受容向上に向けた教育的アプローチおよびアンケートによる社会科学的分析」 早川 翔大、三野 流斗、森 一明、平田 和也、佐藤 由弥、石崎 一輝、片岡 孝介、朝日 透(早稲田大学)、村田 光陽、松山 未奈、潘 豪、魏 松泰、松長 諒、森下 聡吾、鈴木 丈詞(東京農工大)、堀内 春乃、鈴木 愛菜、影澤 和奏、明地 美玲、熊澤 有紗、森光 康次郎、伊倉 貞吉、由良 敬(お茶の水女子大学)

10.   「動物細胞培養におけるFBS代替に向けた微細藻類抽出物の利用」 原 司、清水 達也(東京女子医科大学 先端生命研究所)

11.   「持続可能な細胞性食品生産のためのシアノバクテリアを利用した動物細胞培養」 岡本 裕太、朝日 透(早稲田大学 理工学術院)、坂口 勝久(東京都市大学 理工学部)、原口 裕二、清水 達也(東京女子医科大学 先端生命医科学研究所)

12.   「培養肉生産のための乳酸利用シアノバクテリアと成長因子分泌細胞を用いた共培養系の開発」CHU Shanga (秋 尚雅) 、朝日 透(早稲田大学 理工学術院)、原口 裕次、清水 達也(東京女子医科大学 先端生命医科学研究所)、加藤 悠一、近藤 昭彦、蓮沼 誠久(神戸大学 先端バイオ工学研究センター)

13.   「細胞性食品の生産に向けた 固体酸触媒を用いたシアノバクテリアからの栄養抽出と動物細胞培養」 鈴木 理子、岡本 裕太、朝日 透(早稲田大学 理工学術院)、原 亨和(東京工業大学 科学技術創成研究院)、原口 裕二、清水 達也(東京女子医科大学 先端生命医科学研究所)

14.   「ナノ光ファイバー近傍における冷却セシウム原子のバックグラウンド・フリー・イメージング」阿萬 絃人、橋本 舜一朗、青木 隆朗(早稲田大学 理工学術院)

15.   「ナノ光ファイバー共振器の近接場内における光ピンセットを用いた単一原子配列の生成」 橋本 舜一朗、阿萬 絃人、青木 隆朗(早稲田大学 理工学術院)

16.   「岩石と場の特性を活用した風化促進技術“A-ERW”の開発 プロジェクトの概要と適用岩石の拡大」 中垣 隆雄(早稲田大学、三菱重工業)

17.   「岩石と場の特性を活用した風化促進技術“A-ERW”の開発 休廃止鉱山廃水および森林傾斜地への風化促進技術“A-ERW”の適用」 中垣 隆雄、高瀬 雄大(北海道大学、森林総合研究所、北海道立総合研究機構、国土防災技術)

18.   「岩石と場の特性を活用した風化促進技術“A-ERW”の開発 農地を活用した風化促進技術の開発」中垣 隆雄、高瀬 雄大(京都府立大学、北海道大学、農研機構、東京大学、国際農研、琉球大学)
19.   「ダイズ代謝産物に対する細菌動態の理解に向けたダイズ根圏細菌のゲノム解析」 佐久間 紘大、木伏 真子、細川 正人、竹山 春子(早稲田大学 理工学術院)、西川 洋平(産業技術総合研究所 産総研-早大CBBD-OIL)、穴井 豊昭(九州大学 農学部)

20.   「LC-Ramanを用いた新規分析手法による天然化合物の探索」 京谷 拓磨、竹山 春子(早稲田大学 理工学術院)、中島 琢自、安藤 正浩(早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構)

21.   「有用微生物の獲得に向けたダイズ根内生菌のゲノム解析」 大西 雄貴、柏木 康熙、木伏 真子、細川 正人、竹山 春子(早稲田大学 理工学術院)、松本 厚子(早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構)、西川 洋平(産業技術総合研究所 産総研-早大CBBD-OIL)、穴井 豊昭(九州大学 農学部)

22.  「シングルセルゲノム解析を用いたダイズ根腐れ病における微生物動態調査」  越智 健、我妻 竜太、木伏 真子、竹山 春子(早稲田大学 理工学術院)、西川 洋平(産業技術総合研究所 産総研-早大CBBD-OIL)、佐藤 孝(秋田県立大学 生物資源科学部)

23.  「微生物感染機構の解明を目指したダイズ根毛1細胞レベルの遺伝子発現解析」 蘇 千雅、竹山 春子(早稲田大学 理工学術院)、松永 浩子、Samuel Ashok、奥平 美里(早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構)、濱崎 英史(理化学研究所 環境資源科学研究センター)、松井 南(横浜市立大学 木原生物学研究所)

閉会セッション
19:45|閉会挨拶  天野 嘉春 (早稲田大学 研究推進部長/基幹理工学部 機械科学・航空宇宙学科 教授)     
19:55|写真撮影2

◆合同主催:SHIBUYA QWS Innovation 協議会、早稲田大学理工学術院
◆共催:早稲田大学研究戦略センター、早稲田大学グローバル科学知融合研究所、生物系特定産業技術研究支援センター(BRAIN)
◆協賛:内閣府ムーンショット型研究開発制度 目標3「一人に一台一生寄り添うスマートロボット」プロジェクト/目標5「循環型協生農業プラットフォームコンソーシアム」/目標5「昆虫利用型食料生産コンソーシアム」/目標5「サーキュラーセルカルチャーコンソーシアム」/目標6 「ナノファイバー共振器QEDによる大規模量子ハードウェア」プロジェクト/目標4 「岩石と場の特性を活用した風化促進技術“A-ERW”の開発」/プロジェクト目標1「身体的能力と知覚能力の拡張による身体の制約からの解放」プロジェクト、次世代ロボット研究機構、ナノ・ライフ創新研究機構、早稲田大学先進生命動態研究所、早稲田大学環境総合研究センター,
産業競争力懇談会(COCN)、株式会社エコロギー
◆後援:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
【来賓】
・西口 尚宏(内閣府 ムーンショットアンバサダー/グローバル・アントレプレナーシップ・ネットワーク(日本代表マネージング・ディレクター)/スタートアップ・ゲノムジャパン株式会社 代表取締役社長)

シリアルアントレプレナー。既存企業へのイノベーション経営の浸透とスタートアップ・エコシステムづくりの両面から日本社会の活性化に取り組んでいる。スウェーデン国立研究所(RISE)認定のイノベーションマネジメント・プロフェッショナル。ISO TC279 イノベーション・マネジメント委員会 日本国内審議委員会の委員長を7年務めたのち、現在は米国国内審議委員会委員。文部科学省のEDGE及びEDGE-NEXTの構想段階から深く関与し、有識者会議委員を足掛け10年継続。経済産業省 産業構造審議会グリーンイノベーションプロジェクト部会委員、その他の政府委員会や研究会委員を歴任。世界銀行グループのオフィサー、マーサー社ワールドワイドパートナー、産業革新機構執行役員などを経て現職。上智大学経済学部経営学科卒、ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院卒

【登壇者】
・菅野 重樹(早稲田大学理工学術院 学術院長/創造理工学部 総合機械工学科 教授)

1981年早稲田大学理工学部機械工学科卒業。修士、博士課程を経て1986年早稲田大学助手。1989年つくば万博(1985年)日本政府テーマ館で展示実演された鍵盤楽器演奏ロボットに関する研究により工学博士。専任講師、助教授を経て1998年より教授。現在、早稲田大学理工学術院創造理工学部総合機械工学科教授。2014~2020年早稲田大学理工学術院創造理工学部長兼研究科長。2020年より早稲田大学理工学術院長。早稲田大学次世代ロボット研究機構ヒューマン・ロボット共創研究所所長。人間共存ロボット、機械における心の発生などの研究に従事。2007~2012年International Journal of Advanced Robotics編集長。2017年計測自動制御学会会長。2019年よりIROS (IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems) Steering Committee Chair。2023年より日本ロボット学会会長。2017年文部科学大臣表彰科学技術賞。IEEE、日本機械学会、計測自動制御学会、日本ロボット学会のフェロー。2020年よりJSTムーショット型研究開発制度目標3「一人に一台一生寄り添うスマートロボット」プロジェクトマネージャーを務める。

・天野 嘉春(早稲田大学 研究推進部長/基幹理工学部 機械科学・航空宇宙学科 教授)

1991年早稲田大学理工学部機械工学科卒業。修士、博士課程を経て1994年早稲田大学理工学総合研究センター助手。 2000年早稲田大学専任講師。2008年スイス連邦工科大学ローザンヌ校客員教授。エネルギーマネジメントシステムの最適設計に関する研究に従事。国内唯一のFieldComm Group のFoundation Fieldbusの公認教育サイトを持つIONL(産業用オープンネットワーク・ラボラトリ)を2006年から主宰。なお、IONLは2023年時点でFieldComm Groupセクション以外に、Profibus協会のIO-Linkコミュニティ・ジャパンセクションおよびFDT Group日本支部セクションとの3セクション体制となっている。2014年9月からは早稲田大学スマート社会技術融合研究機構(ACROSS)内に設置した、動力エネルギーシステム研究所の所長を務めている。2014年度から早稲田大学理工学研究所副所長、2017年から2019年まで早稲田大学理工学術院総合研究所の副所長。IEC TC65-JWG14, JWG17 international expert、および国内委員。JEITA 一般社団法人電子情報技術産業協会 制御・エネルギー管理専門委員会およびWG1連携制御 アドバイザー 兼  FEMS-TF主査。エネルギーシステムの研究者からなる国際NPOであるECOS International IncorporatedのFounding Member であり2023年度からExecutive Council Member。

・尾形 哲也(早稲田大学基幹理工学部 表現工学科 教授)

1993年早稲田大学理工学部機械工学科卒業。1997年日本学術振興会特別研究員(DC2)、1999年早稲田大学理工学部助手、2001年理化学研究所脳科学総合研究センター研究員、2003年京都大学大学院情報学研究科講師、2005年同准教授を経て、2012年より早稲田大学理工学術院基幹理工学部表現工学科教授。博士(工学)。2009年-2015年JSTさきがけ領域研究員、また2017年より産業総合技術研究所人工知能研究センター特定フェロー。2013年から2014年日本ロボット学会理事、2016年から2018年人工知能学会理事などを歴任。2017年より日本ディープラーニング協会理事。2020年より早稲田大学次世代ロボット研究機構AIロボット研究所所長。ディープラーニングに代表される神経回路モデルとロボットシステムを用いた、認知ロボティクス研究、特に予測学習、模倣学習、マルチモーダル統合、言語学習、コミュニケーションなどの研究に従事。2021年IEEE ICRA2021 Best Paper Award In Cognitive Science、2023年文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)などを受賞。

 ・西川 洋平(産業技術総合研究所 産総研-早大CBBD-OIL 研究員)

2014年早稲田大学先進理工学部生命医科学科卒業、2019年博士(工学)を取得。2016年-2019年 日本学術振興会 特別研究員(DC1)。2019-2021年 産業技術総合研究所 産総研・早大 生体システムビッグデータ解析オープンイノベーションラボラトリ 博士研究員、2021-2022年 早稲田大学ナノ・ライフ創新研究所 次席研究員を経て、2022年より現職。ムーンショット型農林水産研究開発事業目標5「土壌微生物叢アトラスに基づいた環境制御による循環型協生農業プラットフォーム構築」プロジェクトでは、土壌微生物およびウイルスのゲノム解析を担当し、微生物のゲノム情報の観点から「健康な土壌とはなにか?」の定義づけに取り組む。専門は生命分子工学、環境微生物、ゲノム解析、シングルセル解析、マイクロ流体工学。

 ・由良 敬(お茶の水女子大学基幹研究院 教授/早稲田大学先進理工学研究科 生命医科学専攻 教授)

1988年早稲田大学理工学部応用物理学科卒業。1993年名古屋大学大学院理学研究科生命理学専攻博士後期課程単位取得退学。同年名古屋大学理学部生物学科助手。1999年名古屋大学にて博士(理学)取得。2002年日本原子力研究所研究員。2005年日本原子力研究開発機構副主幹。2008年より、お茶の水女子大学教授。2011〜2012年、日本生物物理学会副会長。2013〜2017年、国立遺伝学研究所特任教授。2017年より、早稲田大学理工学術院とのクロスアポイントメント。生命に見られる共通性と特殊性/多様性を分子レベルからコンピュータを使って明らかにする研究を展開し、専門は計算生物学、生物物理学、ゲノム科学。2020年より、ムーンショット型農林水産研究開発事業目標5「地球規模の食料問題の解決と人類の宇宙進出に向けた昆虫が支える循環型食料生産システムの開発」プロジェクトマネージャーを務める。

・清水 達也(東京女子医科大学先端生命医科学研究所 所長)

1992年東京大学医学部医学科卒業後、循環器内科医師として済生会中央病院、JR東京総合病院で勤務。その後、東京大学大学院で分子生物学研究に従事。1999年より東京女子医科大学先端生命医科学研究所で世界初日本発の細胞シート技術を用いた再生医研究をスタートし、肉眼レベルで拍動する立体心筋組織の作成に成功。2011年同研究所教授、2016年同研究所所長。立体組織構築技術の再生医療・創薬モデル・培養食料への応用を目指している。2009年文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)、2012年第7回モノづくり連携大賞日刊工業新聞社賞、2014年日本循環器学会第39回日本心臓財団佐藤賞、2015年には2015年度日本再生医療学会賞を受賞。専門は再生医療、組織工学、心筋再生、循環器内科。ムーンショット型農林水産研究開発事業目標5「藻類と動物細胞を用いたサーキュラーセルカルチャーによるバイオエコノミカルな培養食料生産システム」プロジェクトマネージャーを務める。

 ・青木 隆朗(早稲田大学先進理工学部 応用物理学科 教授)

2001年 東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻博士課程修了、博士(工学)。東京大学大学院工学系研究科助手、JST「さきがけ」専任研究員(カリフォルニア工科大学滞在)、京都大学大学院理学研究科特定准教授、早稲田大学先進理工学部准教授を経て、2014年から現職。2008年度、科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞。2022年、青木研究室で創出された量子技術の社会実装を目指す株式会社Nanofiber Quantum Technologiesを共同創業し、CSO (最高科学責任者)を務める。専門は量子光学、ナノフォトニクスデバイス、量子情報・量子計測、共振器量子電気力学(QED)。2022年より、JSTムーショット型研究開発制度目標6「ナノファイバー共振器QEDによる大規模量子ハードウェア」プロジェクトマネージャーを務める。

・中垣 隆雄(早稲田大学創造理工学部 総合機械工学科 教授)

1992年早稲田大学大学院理工学研究科機械工学専攻修了後、同年に(株)東芝 総合研究所に入社。新発電システムやCO2分離回収などの研究開発に従事。2004年博士(工学)(早稲田大学)取得。2007年早稲田大学理工学術院創造理工学部総合機械工学科に准教授として着任、2012年より同教授、現在に至る。技術士(機械部門)、日本機械学会フェロー、(一財)エネルギー総合工学研究所理事、川崎市カーボンニュートラルコンビナートや(一社)火力原子力発電技術協会などでアドバイザーを務める。NEDOカーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発「海水を用いた有価物併産カーボンリサイクル技術実証と応用製品の研究開発」研究代表ほか、現在8つの国プロに参画。専門は熱工学、特に化学反応を伴う熱物質移動とそのエネルギー工学的応用、CO2分離回収利用貯留の研究。NEDOムーショット型研究開発制度目標4 「岩石と場の特性を活用した風化促進技術“A-ERW”の開発」プロジェクトマネージャーを務める。

・渡邊 克巳(早稲田大学基幹理工学部 表現工学科 教授)

1995年東京大学文学部心理学科卒業。1997年東京大学大学院総合文化研究科認知行動科学専攻修士課程修了(学術修士)、2001年カリフォルニア工科大学(Caltech)計算科学—神経システム専攻博士課程修了(Ph.D)。日本学術振興会特別研究員(順天堂大学医学部第一生理学講座)、National Eye Institute, National Institutes of Health、産業技術総合研究所人間福祉医工学研究部門研究員、科学技術振興機構ERATO下條潜在脳機能プロジェクト意思決定Gリーダー等を経て、2006年東京大学先端科学技術研究センター認知科学分野助教授、2007年同准教授。2015年より現職。2020年、文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)を受賞。専門は認知科学、心理学(認知心理学)、神経科学。2020年より、JSTムーショット型研究開発制度目標1「身体的能力と知覚能力の拡張による身体の制約からの解放」プロジェクト課題推進者を務める。

【総合司会】
・朝日 透

1986年早稲田大学理工学部応用物理学科卒業、1992年博士(理学)、2007年経営学修士を取得。早稲田大学グローバル科学知融合研究所所長、ナノ・ライフ創新研究機構副機構長、早稲田大学「WASEDA-EDGE人材育成プログラム」副実行委員長、早稲田大学先進理工学部教務主任を務め、学際的研究を推進し、イノベーション人材の育成に取り組む。JST研究成果展開事業大学発新産業創出プログラム「Greater Tokyo Innovation Ecosystem(GTIE)」プラットフォームコアメンバー、ムーンショット型農林水産研究開発事業目標5の「地球規模の食料問題の解決と人類の宇宙進出に向けた昆虫が支える循環型食料生産システムの開発」副プロジェクトマネージャーおよび「藻類と動物細胞を用いたサーキュラーセルカルチャーによるバイオエコノミカルな培養食料生産システム」プロジェクトメンバー、JST創造科学技術推進事業(ERATO) 「山内物質空間テクトニクスプロジェクト」プロジェクトマネージャー、尾道市ウェルビーイング政策アドバイザーを務める。専門はキラル科学、生物物性科学、結晶光学、機能性薄膜、対称性の破れ、循環型食料生産システムの研究。

【実行委員会】

委員長:朝日 透

副委員長:中西 卓也

実行委員:野﨑 千尋、片岡 孝介、西川 洋平、小野寺 航、岡本 裕太、早川 翔大、森 一明、石崎 一輝、三野 流斗、平田 和也、佐藤 由弥、秋 尚雅、阿萬 絃人、Hsiao Hsieh WANG、菅原 アマンダ 里沙、細木 春花、Zhilin SONG、京谷 拓磨、鈴木 理子、伊藤 悠希、佐久間 紘大、越智 健、藍原 朋弘、榊 璃音

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