東京科学大学未来社会創成研究院キックオフシンポジウム オルタナティブな未来:100年後を再構築する (QWSアカデミア東京科学大学)
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イベント概要
- 日付
- 2025/02/21(金)
- 時間
- 14:00 - 17:00
- 場所
- SCRAMBLE HALL (SHIBUYA QWS内)
- 参加費
- 無料
【SHIBUYA QWSオリジナルプログラム ”QWS ACADEMIA” 】
大学と連携した「未知の問い」と出会うプログラムです。大学には多様な「問い」と向き合う学生や研究者がいます。「QWS ACADEMIA」は、単に知識が伝達される授業ではなく、双方向に刺激を与え合い、化学反応を生み出すことを目指します。
【開催主旨】
東京医科歯科大学と東京工業大学が統合し、2024年10月に誕生した東京科学大学に創設された未来社会創成研究院は、理学・工学・医学・歯学・人文社会科学の研究者が共創する科学的集合知を駆使し、多様な時空間的視座に立って社会課題の分析とその解決方法の長期的探索を連動して進め、社会に未来像を提示するような新しい研究領域の創出と科学の力の社会への還元を目指します。今回のキックオフシンポジウムでは、未来社会創成研究院が推進する「宇宙人類」、「プラネタリーウェルビーイング」、「ソーシャル・ディレンマ」、「ヒューマンモビリティ」の4つの“イニシアチブ(文理共創研究コア)”の紹介のほか、ゲストである株式会社Midtown代表取締役CEO中村貴裕氏、株式会社Q0代表取締役社長 林千晶氏による講演とDLab⁺のディレクターである伊藤亜紗教授のファシリテートによるパネルディスカッションを行います。現在の延長線ではない「オルタナティブな未来」とは何か、100年後の未来の再構築を想像するシンポジウムとなりますので、皆様のご参加をお待ちしております。
【概要】
◆日時:2025年2月21日(金)14:00-17:00(開場:13:30)
◆会場:渋谷スクランブルスクエア15階 SHIBUYA QWS SCRAMBLE HALLおよびオンライン(ハイブリッド開催)
◆参加費:無料
◆参加申込先:
現地参加 :https://forms.office.com/r/ZedGSE4VYG
オンライン:https://zoom.us/webinar/register/WN_C2CUIQnHTeug6w00Zsihmg
◆主催:東京科学大学 未来社会創成研究院
◆協力:SHIBUYA QWS Innovation 協議会
【プログラム】
13:30 |開場 / 受付
■第1部 東京科学大学未来社会創成研究院の紹介
14:00-14:05|開会挨拶
・田中 雄二郎(東京科学大学長)
14:05-14:10|未来社会創成研究院の紹介
・藤原 武男(東京科学大学未来社会創成研究院長)
14:10-14:15|来賓挨拶
・塩見 みづ枝(文部科学省研究振興局長)
14:15-14:25|持続可能な未来のために~プラネタリーウェルビーイングへの貢献を目指して~
・那波 伸敏(東京科学大学未来社会創成研究院ウェルビーイング創成センター長)
14:25-14:45|ヒューマンモビリティの未来像
・室伏 広治(東京科学大学特命教授(スポーツ庁長官))
14:45-14:55|ジレンマの世界
・川名 晋史(東京科学大学未来社会創成研究院副研究院長)
14:55-15:05|宇宙で生きるために必要なこと
・関根 康人(東京科学大学未来社会創成研究院地球生命研究所長)
15:05-15:25|休憩
■第2部 オルタナティブな未来:100年後を再構築する
15:25-15:45|Planet6.0
・中村 貴裕(株式会社Midtown代表取締役CEO)
15:45-16:05|100年後を夢見るための地域デザイン
・林 千晶(株式会社Q0代表取締役社長)
16:05-16:55|パネルディスカッション
・ファシリテーター:伊藤 亜紗(東京科学大学未来社会創成研究院DLab⁺ディレクター)
16:55-17:00|閉会挨拶
・大竹 尚登(東京科学大学理事長)
登壇者
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1. 藤原 武男
1. 藤原 武男
専門分野は公衆衛生学、疫学(社会疫学、ライフコース疫学)。ハーバード公衆衛生大学院やブリティッシュ・コロンビア大学での経験を生かして日本で初めて子ども虐待を予防するランダム化比較試験を実施し、その成果を厚労省と連携して社会実装した。さらに社会格差やソーシャルキャピタル、気候変動のライフコースにわたる健康影響についても取り組んでいる。2018年から旧東京医科歯科大学においてMaster of Public Health in Global Healthコースを立ち上げ、30カ国以上の出身国の学生からなる多様性豊かな教育を実施し、グローバルに活躍する次世代リーダーを育成している。
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2. 那波 伸敏
2. 那波 伸敏
専門分野は公衆衛生学、疫学、プラネタリーヘルス、小児科学。気候変動や大気汚染などのプラネタリーヘルスの課題に関心を持ち、暑熱への曝露がさまざまな疾患リスクに与える影響の研究や、JST-JICA地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)「衛星データ・領域化学輸送モデルを用いた大気汚染評価システムの開発と大気汚染および室内空気汚染対策に関する新拠点の形成」プロジェクトの研究代表者として、中央アジアの大気汚染問題に関する研究に取り組んでいる。
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3. 室伏 広治
3. 室伏 広治
陸上競技のハンマー投げ選手として2000年シドニー、2004年アテネ、2008年北京、2012年ロンドン五輪に出場。アテネ五輪では陸上・投擲種目でアジア史上初の金メダルに輝いた。現役中の2007年に中京大学大学院体育学研究科にて博士号を取得。2011年同大学スポーツ科学部にて准教授を務める。2014年には東京医科歯科大学にて教授を務めると同時に、スポーツサイエンスセンターのセンター長にも就任した。また、2014年に東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会スポーツディレクターに選任され、日本オリンピック委員会理事、日本陸上競技連盟理事などを歴任し、2020年10月より現職に就く。また2023年より政府代表として、世界アンチドーピング機構(WADA)の執行委員を務めている。
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4. 川名 晋史
4. 川名 晋史
国立研究開発法人科学技術振興機構研究開発戦略センター特任フェローを兼任。専門分野は国際政治学、安全保障論、米国の海外基地政策。基地政策のキープレイヤーである国防総省と軍部の認識をターゲットとして機密性の高い⽶国の外交・安全保障政策分野の⼀次史料を読み解き、在⽇⽶軍基地、とりわけ⽇本本⼟の基地をめぐる⽶国側の政策決定過程にフォーカスを当てた研究を行っている。
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5. 関根 康人
5. 関根 康人
専門分野は惑星科学、アストロバイオロジー、地球惑星進化学。惑星の大気と海洋の起源と進化、および太陽系におけるハビタビリティ(居住可能性)について研究。2015年には土星の衛星エンケラドスに現在も継続している熱水系が存在することを明らかにした。惑星に生命を誕生させ、維持するための環境因子と同環境における化学反応を理解することで、「何が地球をハビタブルな惑星にしているのか」、「太陽系には地球以外に生命が存在するのか」といった未解決問題を解き明かすための研究を行っている。
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6. 中村 貴裕
6. 中村 貴裕
東京大学大学院理学系研究科修了。新卒でアクセンチュアに入社し製造小売業の経営コンサルティングに従事。その後リクルート新規事業開発室にて複数の事業立ち上げを経験。(株)ispaceにて、創業株主&取締役COOとしてビジネス全般を統括し、社員2名から200名へのスケールアップを経験。
宇宙×気候変動×生物多様性を軸に(株)Midtownを創業。複数の大手企業・スタートアップのCXOやアドバイザー、東京大学大学院工学系研究科学術専門職員、月面産業ビジョン協議会の座長代理を兼務。
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7. 林 千晶
7. 林 千晶
花王を経て、2000年に株式会社ロフトワークを起業、2022年まで代表取締役・会長を務める。退任後、株式会社Q0を設立。北海道や秋田などの地域を拠点において、時代を代表するような「継承される地域」のデザインの創造を目指す。グッドデザイン賞審査委員、経済産業省「産業競争力とデザインを考える研究会」などを歴任。森林再生とものづくりを通じて地域産業創出を目指す「株式会社飛騨の森でクマは踊る」取締役会長も務める。
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8. 伊藤 亜紗
8. 伊藤 亜紗
もともと生物学者を目指していたが、大学3年次に文転し、美学芸術学を専攻。専門は美学、現代アート、身体論。障害を通して人間の身体のあり方を研究し、身体や感覚について考える場をつくる活動をしている。マサチューセッツ工科大学客員研究員(2019年)。NHK Eテレ「魔改造の夜 技術者養成学校」に出演。研究の傍らアート作品の制作に携わっている。
【ABOUT SHIBUYA QWS】
2019年11月1日、渋谷駅直結・直上に開業した渋谷スクランブルスクエア。SHIBUYA QWS(以下QWS)は、その15階に位置する会員制の施設です。「問うだけじゃなく、出会うだけじゃなく、生み出すだけじゃなく、世界を変えよう。」をコンセプトに掲げ、多様なバックグラウンドを持つプレイヤー達の[問い]を交差させることで、未知の価値に繋がるムーブメントを生み出すことを目指しています。
https://shibuya-qws.com/
【ご回答をいただいた個人情報を含む内容について】
いただいた個人情報は渋谷スクランブルスクエア(株)の個人情報管理規定に基づき、管理し、また、使用後は適切な方法で廃棄処分いたします。https://shibuya-qws.com/privacy-policy
【当イベントの記載情報について】
登壇者やプログラムに関する情報については、変更や追加決定事項があり次第、随時更新をさせていただきます。