私たちのふるまいはどうやって作られたのか? (QWSアカデミア 早稲田大学 × ビヘイビアプロジェクト)
イベント概要
- 日付
- 2024/04/24(水)
- 時間
- 19:00 - 21:00
- 場所
- クロスパーク (SHIBUYA QWS内)
- 参加費
- 無料
- 定員
- 60名
【SHIBUYA QWSオリジナルプログラム ”QWS ACADEMIA” 】
大学と連携した「未知の問い」と出会うプログラムです。大学には多様な「問い」と向き合う学生や研究者がいます。「QWS ACADEMIA」は、単に知識が伝達される授業ではなく、双方向に刺激を与え合い、化学反応を生み出すことを目指します。
【開催趣旨】
日本では、人と会ったときにまずお辞儀をします。電車に乗るときは、降りる人が全員降りるのを待ってから乗ります。混雑した通勤電車では押し合いながら詰めるのが当たり前です。電車内では携帯電話で通話することは禁止されています。エスカレータは立ち止まって乗りましょうと書かれていますが、利用する人たちはみな片側に立ち、歩く人のために道を譲っています。
このような、日常何気なく行っている「ふるまい」は、いったいどうやって作られのでしょうか? 人はなぜお辞儀をするのでしょうか? 電車の乗り方はいつどのように決まったのでしょうか? ふるまいは私たちが普段何気なく行っているとても身近な行為ですが、学問としてこれに取り組もうとすると、1つの学問で考えるより、様々な専門領域から横断的に考える必要がありそうです。
今回のQWSアカデミアでは、QWSを拠点として活動する「ビヘイビアプロジェクト」と共同で、この「ふるまい」の謎に迫ります。
ビヘイビアプロジェクトは、日中韓3カ国のダンサー6名が身体表現の専門家として各国のふるまいを比較観察・収集・実験をしていく、実践型アートプロジェクトです。活動の様子はドキュメンタリー番組、パフォーマンス、展示として発表されます。この活動は、認知科学、歴史、哲学、経済学、デザインなど様々な分野の研究者と共同でプロジェクトを進めてられており、今回はQWSアカデミアと共同で、早稲田大学の細馬宏通教授を交えて「私たちのふるまいはどうやって作られたのか?」という問いに取り組みます。
ふるまいは、私たちにとって身近な課題であると同時に、社会の姿を映し出す鏡のような存在です。公共空間や職場、教育や家庭内のふるまいを1人ひとりが変えていけば、社会の有り様も大きく変化してくきっかけになるかもしれません。今回の問いは「ふるまい」の根源を探求する取り組みであると同時に「未来の暮らしやすい社会のために私たちはふるまいを再設計できるのか?」というチャレンジにもなるはずです。
【イベント概要】
イベント名|私たちのふるまいはどうやって作られたのか?(QWSアカデミア 早稲田大学 × ビヘイビアプロジェクト)
日時|2024年4月24日(水)19:00-21:00(受付開始18:30)
対象|社会人、学生、アーティスト、ふるまいに興味のある方は、年齢に関係なくどなたでも大歓迎です。
定員|60名
参加費|無料
会場|渋谷スクランブルスクエア15階 SHIBUYA QWS クロスパーク
申込先|https://qws-academia-240424.peatix.com
主催|SHIBUYA QWS Innovation 協議会
共催|早稲田大学グローバル科学知融合研究所、ビヘイビアプロジェクト
協力|Beyond 2020 NEXT PROJECT、澤 隆志(キュレーター)
【プログラム】
19:00-19:15 はじめに (15分)
QWS / QWSアカデミアの紹介
朝日透(早稲田大学)|ふるまいの科学
中澤大輔(ビヘイビアプロジェクト)|プロジェクト紹介
19:15-19:45 ゲストトーク|細馬宏通(早稲田大学)(30分)
複数の人が集まる場所で起こる身体動作を紐解く(仮)
19:45-20:05 ゲストを交えたQ&A(20分)
20:05-20:50 ワークショップ|身近なふるまいを振り返る(45分)
20:50-21:00 まとめ(10分)
今後のお知らせなど
【オーガナイザー】
朝日透
早稲田大学 理工学術院 先進理工学部・先進理工学研究科 教授
1986年早稲田大学理工学部応用物理学科卒業、1992年博士(理学)、2007年経営学修士を取得。早稲田大学グローバル科学知融合研究所所長、ナノ・ライフ創新研究機構副機構長、「WASEDA-EDGE人材育成プログラム」副実行委員長を務め、学際的研究を推進し、イノベーション人材の育成に取り組む。『Greater Tokyo Innovation Ecosystem(GTIE)』プラットフォームのコアメンバー、内閣府ムーンショットプロジェクト「Insect-related Studies for Food, Fishery, and Farming (iF3)」の副プログラムマネージャー、尾道市ウェルビーイング政策アドバイザーを務める。専門は、キラル科学、生物物性科学、結晶光学、機能性薄膜、対称性の破れ、循環型食料生産システムの研究。
中澤大輔
ビヘイビアプロジェクト、芸術家・デザイナー・物語活動家
人や場所、社会や習慣といった私たちの日常の背後に潜む小さな物語に耳を傾け、収集された物語を再構成することで、新たな物語を生み出す芸術作品の制作やデザインを行っている。彼のバックグラウンドである演劇・建築・文化人類学の手法を用いて、人々が参加し体感しながら、オルタナティブなものごとの見方を発見するための体験型作品を制作している。ビヘイビアプロジェクトは、世界から多様な人が集まるロンドンに留学している際に着想を得て、帰国後の2018年から準備を開始。コロナ禍を越えて今年から活動を再開する。
【ゲスト】
細馬宏通
早稲田大学 文学学術院 教授
理学博士(京都大学大学院)。複数の人が集まる場所で起こる身体動作の研究を行う。マンガ、アニメーション、TVドラマ、絵はがき、パノラマなど、視聴覚文化の表現史に関するものに関する論考を執筆。主な著書に『介護するからだ (シリーズ ケアをひらく)』、『ミッキーはなぜ口笛を吹くのか』、『うたのしくみ』、『フキダシ論: マンガの声と身体』など。
シマダタダシ
ダンサー、測量工
1986年横浜市生まれ。19歳からメソッド演技法を奈良橋陽子主宰UPS academyで学び、その中で身体表現と出会いダンスの活動を始める。ダンスを鈴木知久に師事する。日々の生活にまみれた身体性や感情の記憶をベースに、今この瞬間にただ存在するということのリアリティを探求している。横浜ダンスコレクションEX 2013作品部門奨励賞受賞。2013年〜日韓ダンス交流プロジェクトで、ソウル・八戸・横浜の3都市で公演を行う。その他、国内外で活動。現在はEdgeofthecityと題し、都会の片隅に生きる一つの身体をテーマにした映像およびパフォーマンスの創作を行っている。ビヘイビアプロジェクトには、立ち上げ当初の2018年から参加している。
【撮影について】
当日のイベントの様子を映像・写真撮影させていただきます。撮影した映像や写真は、QWSウェブサイトおよびビヘイビアプロジェクトからの情報発信、今後イベント等を開催する際のホームページ、SNS、プレスリリース、イベントの告知等に使用させていただきます。写真の使用を控えて欲しい方はイベント前または当日に必ずお申し付けください。
【ABOUT SHIBUYA QWS】
2019年11月1日、渋谷駅直結・直上に開業した渋谷スクランブルスクエア。SHIBUYA QWS(以下QWS)は、その15階に位置する会員制の施設です。「渋谷から世界へ問いかける、可能性の交差点」をコンセプトに掲げ、多様なバックグラウンドを持つプレイヤー達の[問い]を交差させることで、未知の価値に繋がるムーブメントを生み出すことを目指しています。
https://shibuya-qws.com/
【ビヘイビアプロジェクトとは?】
東京、北京、ソウルの街に暮らす人々の「ふるまい」に焦点をあて、日中韓3カ国のダンサー2人ずつ、計6人と共にパフォーマンス作品を制作する実践型アートプロジェクト。リサーチ過程では3カ国のダンサーたちと3都市を訪れ、オフィス街やショッピングセンターなど様々な場所で、都市に暮らす人たちのふるまいを観察します。そして自分の所属する社会の生きづらさを、隣国の社会との比較を通じて見つめ直し、ダンサー1人ひとりがこうありたいと思える新たな「ふるまい」を表現。ドキュメンタリー番組・パフォーマンス・展示の形で発表します。
・ウェブサイト
https://behaviour.architectingstories.com
・Facebook
https://www.facebook.com/thebehaviourproject
・Instagram
https://www.instagram.com/thebehaviourproject/
【お問い合わせ】
イベントに関してご質問、お問い合わせ等ありましたら、以下までご連絡ください。
architecting stories合同会社
ビヘイビアプロジェクト:中澤大輔、岩中可南子、元行まみ
bh@architectingstories.com
【ご回答をいただいた個人情報を含む内容について】
QWSアカデミアおよびビヘイビアプロジェクトの今後のイベント等のご案内、および個人を特定しない形での統計データ収集のために使用し、これ以外の目的には一切使用いたしません。なお、いただいた個人情報は渋谷スクランブルスクエア(株)の個人情報管理規定に基づき、管理し、また、使用後は適切な方法で廃棄処分いたします。
当イベントの記載情報について
登壇者やプログラムに関する情報については、変更や追加決定事項があり次第、随時更新をさせていただきます。