もしもに「備える」ための未来とは? トルコと日本の若者と考える原子力と防災(QWSアカデミア東京都市大学)
イベント概要
- 日付
- 2024/11/24(日)
- 時間
- 17:30 - 19:00(開場17:00)
- 場所
- CROSS PARK(SHIBUYA QWS内)
- 参加費
- 無料
【SHIBUYA QWSオリジナルプログラム ”QWS ACADEMIA” 】
大学と連携した「未知の問い」と出会うプログラムです。大学には多様な「問い」と向き合う学生や研究者がいます。「QWS ACADEMIA」は、単に知識が伝達される授業ではなく、双方向に刺激を与え合い、化学反応を生み出すことを目指します。
【開催趣旨】
「備えあれば患いなし」とは日本でよく知られたフレーズですが、備えとは、どんな生活スタイルや精神の在り様を考えればいいのでしょうか。それは何かをひたすら恐れることでもなく、とりあえず思考を棚上げして思考停止に陥ることでもないはずです。
このワークショップでは、自然災害多発国であるトルコと日本の共通課題に焦点を当て、若者たちがリスク管理の視点から未来を考える場を提供します。地震や洪水といった自然災害に対する備えと、迅速な対応が求められる両国では、エンジニアリング分野の協力が進んでおり、技術交流だけでなく、文化や社会の側面でも交流が深まっています。特に、災害予防のためのインフラ整備や、教育機関での防災教育が今後の重要な課題となっています。
両国は、原子力分野での協力も注目されており、エネルギー安全保障や持続可能な未来に向けた課題についても、日常と異なった視点での議論を通じて考える機会も有益です。そのための足がかりとして、本イベントでは、原子力の平和利用にとって不可欠なの3S(安全、セキュリティ、核不拡散)や核セキュリティ文化醸成をキーワードに設定し、井上尚子氏を講師に迎えます。国際的な視点や社会のなかでの原子力を考える意義を身近な話題と共にご紹介頂きます。
【イベントの進行方法】
講演ののち、トルコと日本の大学生や専門家が集い、自然災害に対する各国のアプローチや技術的な挑戦、文化的な背景の違いについて意見交換を行います。
JST(科学技術振興機構)による招へいプログラム「さくらサイエンスプラン」で東京都市大学に訪問中のトルコの国立チャナッカレ・オンセキズ・マルト大学の学生7名が参加します。
【開催概要】
■日時:2024年11月24日㈰ 17:00~19:00
■会場:渋谷スクランブルスクエア15階 SHIBUYA QWS クロスパーク
■定員:60名
■参加費:無料
■参加申込み:https://qws-academia-241124.peatix.com
■主催:SHIBUYA QWS Innovation 協議会
■共催:東京都市大学
【登壇者】
・講師:井上尚子 氏(核不拡散・核セキュリティ総合支援センター センター長)
・ディスカッサント:メレキ・チェリッキ氏 (トルコ、チャナッカレ・オンセキズ・マルト大学 日本語教育学科 助教授)
【プログラム】
・17:00|開場 司会 杉本裕代(東京都市大学 共通教育部)
・17:30|開会挨拶・趣旨説明
・17:35|講演 井上尚子 氏(ISCN センター長)テーマ「原子力の3Sと核セキュリティ文化醸成」
・18:00|ディスカッション(グループワーク)
・18:20|質疑応答
・19:00|終了
※本企画は、基本的に日本語で進行しますが、必要に応じて英語も使用します。
【登壇者紹介】
井上 尚子(いのうえ なおこ)
(国立研究開発法人)日本原子力研究開発機構(JAEA)
核不拡散・核セキュリティ総合支援センター(ISCN) センター長(工学博士)
1991年入社後、環境放射線モニタリング業務・技術開発に従事、2001年~2002年 米国サンディア国立研究所訪問研究員。帰任後は核拡散抵抗性評価手法開発など核不拡散技術開発に従事するとともに、高速増殖炉サイクル実用化研究開発(FaCTプロジェクト)の核不拡散性評価、Generation IV国際フォーラム核拡散抵抗性・核物質防護評価手法WGメンバーとして評価手法開発に参画。福島第一原子力発電所事故後は燃料デブリ中核物質計量管理技術開発に従事した後、2013年~2019年包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)放射性核種専門官を経て、2019年よりISCN能力構築国際支援室長としてISCNの人材育成支援活動をリード、2021年技術主席、2023年より現職。
31歳と29歳の息子の母。
日本核物質管理学会( INMMJ)会長(2024~)、同理事(2022~)、核物質管理学会米国本部シニアメンバー、IAEA核セキュリティ支援センター(NSSC)ネットワーク作業部会A議長(2021-2024)、OECD/NEAジェンダーバランスタスクグループ「Attract」サブグループ共同議長(2022-2024)
工学博士(原子力国際)、理学修士(化学)、理学士(化学)
メレキ・チェリッキ
トルコ共和国チャナッカレ・オンセキズ・マルト大学・日本語教育学科 助教授。2011年11月筑波大学人文社会研究科文芸言語専攻の博士号(文学)取得。早稲田大学、白百合女子大学等での非常勤講師、在日トルコ大使館文化部/ユヌス・エムレ・インスティトゥート講師を務めたのち帰国。トルコ共和国ネヴシェル・ハジュ・ベクタシュ・ヴェリ大学東洋言語東洋文学部助教授を経て2018年10月より現職。
日本文化のヨーロッパやトルコにおける交流・受容をテーマとして、文学・文化、日本語教育など多岐にわたる活動を行っている。同大学は、トルコ国内で唯一、日本語教員養成課程を有しており、トルコにおける日本語教育の拠点であり、卒業生は日本語教員のみならず、様々な産業で日本関係の仕事に携わる。チェッリッキ氏は、トルコのビジネス分野で日本文化の紹介講座を行うなど、トルコと日本の様々な交流に取り組んでいる。
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■ABOUT SHIBUYA QWS
2019年11月1日、渋谷駅直結・直上に開業した渋谷スクランブルスクエア。SHIBUYA QWS(以下QWS)は、その15階に位置する会員制の施設です。「渋谷から世界へ問いかける、可能性の交差点」をコンセプトに掲げ、多様なバックグラウンドを持つプレイヤー達の[問い]を交差させることで、未知の価値に繋がるムーブメントを生み出すことを目指しています。
https://shibuya-qws.com/
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