バーチャルヒューマンワークショップ「ニューノーマルで加速する次世代インターフェース “バーチャルヒューマン”は、どう実現されるか?」~ QWSアカデミア(早稲田大学)

2020.09.24(木)
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イベント概要

日付
2020/09/24(木)
時間
19:00-21:00
場所
オンライン
参加費
無料

人間とコンピューターをつなぐ「ユーザーインターフェース」は、技術の進化と共にパソコンからスマートフォンへ、そしてAlexaやSiriのような音声操作へと進化してきました。そして今、次のインターフェース「バーチャルヒューマン」の時代が始まろうとしています。
バーチャルヒューマンは、私たちがSF映画で想い描いてきた「人間のような形をしたAI」のことです。DeepMindが開発した「AlphaGo」が囲碁で人間のプロ棋士に勝利した2015年以降、AIが本格的に実生活に応用されるようになり、バーチャルヒューマンもまた実用化に近づいています。
記憶と感情を持ち、表情や仕草で人間のように表現するバーチャルヒューマンは、これまでのユーザーインターフェースにはない新たな可能性があることが南カリフォルニア大学などの研究によって明らかになっています。それは、人間とコンピューターの関係が人間と人間の関係にさらに近づくといったことです。

また、ソーシャルディスタンスが当たり前となりつつあるニューノーマル世界において、接触(タッチパネル)を必要とせず、声・表情・ジェスチャーのみで操作できるバーチャルヒューマンへの期待は急速に高まっています。

本ワークショップでは、バーチャルヒューマンが現実の技術をどのように組み合わせることで実現可能となっているのか、社会に役立たせるためにはどういった課題があるのか、その最前線を初めての方にもわかりやすく解説します。
ジュール・ヴェルヌは、『海底2万マイル』執筆に際し、「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」という言葉を残しています。SFの世界が現実世界へ現れようとするこの時代を、ぜひ一緒に体感しましょう!

タイムスケジュール

18:30 Zoom開場
19:00 開会
19:01 QWS紹介
19:03 開催挨拶 朝日 透 (早稲田大学理工学術院 教授/WASEDA-EDGE人材育成プログラム 副実行委員長/早稲田大学グローバル科学知融合研究所所長)
19:06 概要説明
19:10 講演「バーチャルヒューマンエージェントを実現するテクノロジー」 石井 敦(クーガー株式会社 代表取締役CEO)
19:35 質疑応答
19:40 講演「バーチャルヒューマンにおける課題 −AIの信頼性をどう実現するか」石黒 一明(クーガー株式会社 チーフブロックチェーンアーキテクト)
19:55 質疑応答
20:05 講演「バーチャルヒューマンにおける汎用人工知能の可能性」 山川 宏 (NPO法人全脳アーキテクチャ・イニシアティブ 代表)
20:20 質疑応答
20:25 パネルディスカッション「人間らしさをAIで実現するには?」
【パネリスト】
山川 宏(NPO法人全脳アーキテクチャ・イニシアティブ 代表)
三宅 陽一郎(日本デジタルゲーム学会 理事)
遠藤 太一郎(東京学芸大学 教育AI研究プログラム 准教授)
【モデレータ】
石井 敦
20:55 閉会挨拶
21:00 閉場 

登壇者

石井 敦

クーガー株式会社 代表取締役CEO

石井 敦

クーガー株式会社 代表取締役CEO

IBMを経て、楽天やインフォシークの大規模検索エンジン開発、日米韓を横断したオンラインゲーム開発プロジェクトの統括、Amazon Robotics Challenge参加チームへの技術支援、ホンダへのAIラーニングシミュレーター提供、「NEDO次世代AIプロジェクト」でのクラウドロボティクス開発統括などを務める。2017年に開始したブロックチェーン技術コミュニティ「Blockchain EXE」の代表を務め、世界10都市以上でカンファレンスを開催。現在、人型AI「バーチャルヒューマンエージェント」の開発を進めている。2018年、スタンフォード大学にてAI特別講義を実施。電気通信大学 元客員研究員。

 

石黒 一明

クーガー株式会社 チーフブロックチェーンアーキテクト

石黒 一明

クーガー株式会社 チーフブロックチェーンアーキテクト

高校卒業後、映画監督を目指してロサンゼルスへ留学。大学へ通いながらLAのクラブやバーでDJを始め、ハリウッドのクラブでレギュラーDJとして本格的に活動。DJ活動の中で音楽・映像用のプログラム言語をライブで使用したのをキッカケにプログラミングを始める。
日本に帰国後、現在はクーガーのチーフブロックチェーンアーキテクトとしてGeneFlowの開発を進めている。開発を担当したデモがトロントで開催されたEthereumの技術カンファレンスEdConのトップ10スーパーデモに選定される。2018年10月には米国スタンフォード大学にてGeneFlowの開発技術について講義を実施した。また、世界で最初のEnterprise Ethereum Alliance(EEA)の地域オフィスを設立し、EEAのRegional Headを務め、日本のエンタープライズのEthereum導入を支援している。

山川 宏

NPO法人全脳アーキテクチャ・イニシアティブ 代表

山川 宏

NPO法人全脳アーキテクチャ・イニシアティブ 代表

工学博士。東京大学大学院 工学系研究科特任研究員、電気通信大学大学院客員教授、近畿大学情報学研究所客員教授、理化学研究所客員主管研究員、玉川大学脳科学研究所特別研究員、東京大学医学部客員研究員、産総研人工知能研究センター客員研究員、慶應義塾大学SFC研究所上席所員。元ドワンゴ人工知能研究所所長。専門は人工知能、特に全脳アーキテクチャ、汎用人工知能、ニューロコンピューティング、意見集約技術など。

三宅 陽一郎

日本デジタルゲーム学会 理事

三宅 陽一郎

日本デジタルゲーム学会 理事

1975年生まれ。京都大学で数学を専攻、大阪大学大学院物理学修士課程、東京大学大学院工学系研究科博士課程を経て、人工知能研究の道へ。
ゲーム人工知能開発者としてデジタルゲームにおける人工知能技術の発展に従事。
立教大学特任教授。芸術科学会理事、人工知能学会理事・シニア編集委員。

遠藤 太一郎

東京学芸大学 教育AI研究プログラム 准教授

遠藤 太一郎

東京学芸大学 教育AI研究プログラム 准教授

1996年、18歳からAIプログラミングを始める。米国ミネソタ大学大学院在学中に起業し、AIを用いたサービスを開始。AIに関する実装、論文調査、システム設計、ビジネスコンサル、教育等幅広く手がけた後、AIベンチャーに参画。20-30のAI案件を並行して行うチームを率いている。AI時代の活躍人材の育成を軸の一つとして、東京学芸大学を始め、産官学連携しながら推進している。大手AIベンチャー AI技術統括および理化学研究所AIP 客員研究員も務める。

ワークショップマネジャー

朝日 透

早稲田大学理工学術院 教授/WASEDA-EDGE人材育成プログラム 副実行委員長/早稲田大学グローバル科学知融合研究所所長

朝日 透

早稲田大学理工学術院 教授/WASEDA-EDGE人材育成プログラム 副実行委員長/早稲田大学グローバル科学知融合研究所所長

早稲田大学にて、1992年に博士(理学)、2007年に経営学修士を取得し、Super Technology Officer (STO)となる。早稲田大学の理工学部応用物理学科助手、各務記念材料技術研究所助教授、理工学総合研究センター助教授、先端科学・健康医療融合研究機構教授などを経て、現在、早稲田大学生命医科学科・専攻およびナノ理工学専攻の教授、5年一貫制博士課程先進理工学専攻の主任教授、グローバル科学知融合研究所所長、ナノ・ライフ創新研究機構副機構長を務める。将来のアントレプレナーやイントレプレナーを育成するWASEDA-EDGE人材育成プログラムに取り組み、実行副委員長を務める。学際的研究を推進し、イノベーション人材の育成に精力的に取り組んでいる。専門は、キラル科学、生物物性科学、結晶光学、機能性薄膜、対称性の破れ、コオロギゲノム関連研究。

 

総合司会

奥田 宗太

早稲田大学 先進理工学部 電気情報生命工学科/クーガー株式会社 インターン

奥田 宗太

早稲田大学 先進理工学部 電気情報生命工学科/クーガー株式会社 インターン

早稲田大学先進理工学部電気・情報生命工学科学部2年。インターンとしてクーガー株式会社でバーチャルヒューマンエージェントの開発の一端に触れながら、機械学習の領域を独学中。2020年3月より学生団体WASEDA AI LabのCUOとして、学生のデータサイエンス、AIを学ぶ環境、コミュニティを整備。学生団体L@ST-M@TEではSHIBUYA QWS,早稲田大学と共にコロナ自粛が始まって間も無くより、世代を超えたオンラインイベントを多数開催。関連したイベントの総動員数は2020年3-7月の間で700人を超える。

【オンラインイベント参加に伴う注意事項】※必ずお読みください
(お申込みを頂いた時点で、ご同意頂いたとみなします)
・ZOOMの使用方法・操作方法については、本イベントではサポートできません。
・ZOOMの使用は、パソコンの場合はカメラ、マイク機能がついたもの、スマートフォンの場合はGoogleplayやAppstoreなどから事前にアプリのインストールが必要です。(インストールや使用は無料ですが、別途インターネット回線が必要です。)
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・本イベントの様子は写真や映像で記録させて頂きます。写真記録はブログなどでイベントレポートとして掲載する場合があります。目的外使用は致しません。
・本イベントの録画・録音はご遠慮ください。
・プライバシー保護の観点から、無断に画面をスクリーンショットや撮影等をすることはご遠慮ください。
・後日配信するための動画の撮影や、チャットの事後共有を行う予定はございません。
・参加者とのチャットを使った双方向のやりとりを想定していますが、迷惑行為だと主催者側が判断した場合は、即時ご退場いただき、今後の参加をお断りさせていただくことがありますので、ご了承ください。

【主催】SHIBUYA QWS イノベーション協議会
【共催】クーガー株式会社、早稲田大学グローバル科学知融合研究所
【協力】WASEDA-EDGE人材育成プログラム
問合せ先
https://couger.co.jp/contact.html

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