応募プロジェクトに向けたメッセージ#19

 

審査員の皆様からの、応募プロジェクトに向けたメッセージをご紹介します!

栗栖良依

新しい創造は、いつも誰かの新しい「問い」から生まれているのかもしれない。
自分では考えたことのないような「問い」に出会いたいし、自分の視点が誰かの「問い」のヒントに繋がったら嬉しいです!

ダニエル・ハリス・ローゼン

「科学者は、“Why(なぜ)”と問い、アーティストは “Why not(なぜしないのか)”と問う」という言葉があります。これは、科学的なプロセスを単純化しすぎているかもしれませんが、クリエイティブなプロセスの性質においては、真実のようにも思えます。科学者は、最終的なゴールは明確であるのに対して、アーティストには目指すべき場所はなく、どこに行き着くのかさえ分からないことが多いです。作家エイミー・ウィタカーの著書「Art Thinking」では、このようなアーティストの旅路を“in the weeds”と表現しています。直訳すると、「生い茂る雑草の中」ですが、「途中で迷子になっても、最後は思いもしなかった素晴らしい場所にたどり着く」、という意味もあります。これは、実験して、調査するプロセスであり、世界の常識を疑い、社会全体にとって何がプラスなのかについて考えるプロセスでもあります。

私がQWS Challengeで期待するプロジェクトは、単なる新しさだけでなく、今までの想像を超える視点を持ったものです。プロジェクトのリーダー達は、結果や生産性だけに固執せずに、この“in the weeds”というプロセスを大切にして欲しいです。結局、傍からは度重なる失敗に見えるものが、最も成功することが多いと思います。質問すること、失敗すること、道に迷うこと・・・。これらを恐れないで下さい。過程での学びを、仲間と共有して下さい。

ヴィヴィアン佐藤

ありとあらゆる分野で囁かれている「先が見えない混迷の現代」、「生きづらい社会」、「地球にやさしい環境 SDGs」、「LGBTQ 平等社会の実現」というありきたりの標語には、いい加減もう飽き飽きだ! そんな企業や自治体の口先だけのやってる感ではなく、それぞれの言葉使いや定義そのもののへの問い、エビデンスを解釈する独自な補助線の弾き方。問いや回答、それぞれがエコーのようにずっと響き合うこと。我々審査員を驚愕させ、試してほしい。

近藤洋子

「世界を変えるようなプロジェクト」はもちろん素晴らしいけれど、
「半径5メートルのお困り事を変える」ための「問い」から始まるプロジェクトも軽視はできません。
長らく家庭に幽閉されてきた「母親」という存在や、「子供」、「障がいを持っている人たち」など、これまで世の中では、弱き小さい存在と注目されなかった存在が、コロナ禍の大きなパラダイムシフトを経て、今、アクションを起こし始めています。

アマゾンの森もライオンやチーターなど大きく強い動物だけでは生きられないのと同様に、社会的弱者と言われてきた存在も社会の重要なプレイヤーです。

タペストリーのようにそれぞれの役割を織り成し生まれる、幸せで優しい世界を作っていきましょう。
あなたの「問い」が未来をもっとハッピーにするはずです。

本間貴裕

起業!ビジネス!社会変革!一攫千金、名声赫赫!
おりゃあ、やったるわと頭と心にいくら力を込めたって、ひらめき一閃、誰も考えたことのない世界を驚かすアイディアなんて、来るわけがないんです。残念ながら。
少なくとも、私には今まで来てないし、多分これからも来ない。
しかし、だ。心の端っこに引っかかる、手触り感のある「問い」。あれ、なんか居心地悪いな。オカシイぞ。という地味な違和感。こいつを、大事にしていきたい。自分というオリジナルへの証明として。人間が持つ尊厳への小さなこだわりとして。
大袈裟に言えば、そういった違和感への挑戦の先に、私たち人間の未来は繋がっているのではないだろうか。
自分という一人がこの世界にもう少し満足するためだけの一つの問いが、いつか、どこかの誰かを救うかもしれない。

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