応募プロジェクトに向けたメッセージ

 

審査員の皆様からの、応募プロジェクトに向けたメッセージをご紹介します!

麻生 要一

営利も非営利も、産も官も学も、すべてをまたいで向き合うべき、難易度の高い社会課題が散財する現代社会。
その解決のためには、目的からではなく「問い」から手を取り合うプロジェクトがもっとたくさん必要です。
世の中を明るく、前向きに変革していく可能性をひめたプロジェクトに出会い、そして自分自身もそこに関われることを心から楽しみにしています。

金井愛理

皆の日々の小さな感情や気付きがきっかけとなり、何かを解消したいと想う人を中心に、仕組みやチームが生まれ、形となることで、それらが解消されます。
その積み重ねが、社会を良くするという、とても抽象度が高く、難易度の高い未来を実現します。
その起点は、何かを変えたいと願う「想い」です。皆さんの、そんな「想い」を聞けることを、心から楽しみにしています。

栗栖良依

「日常における非日常」をテーマに異分野・異文化の人や地域を繋げ、新しい価値を創造するプロジェクトを多方面で展開。2010年、骨肉腫をきっかけに右下肢機能全廃。障害福祉の世界と出会う。11年、「SLOW LABEL」を設立。14年、障害者と多様な分野のプロフェッショナルによる現代アートの国際展「ヨコハマ・パラトリエンナーレ」を立ち上げ、総合ディレクターを務める。パフォーマンスプロジェクト「SLOW MOVEMENT」では、総合演出として創作の指揮をとりながら、障害のある人が芸術活動に参加するための環境整備や支援人材の育成に取り組む。第65回横浜文化賞「文化・芸術奨励賞」受賞。東京2020 開会式・閉会式 4式典総合プランニングチーム、クリエイティブディレクター。

田中杏子

日頃から意識をしていることは、どれだけ脳に傷をつけられたか。
脳に傷がつくほどの写真、言葉、出来事、物事に出合えたか。

それは忘れられない、印象深い瞬間で、永遠に蓄積されていく糧だと思うのです。
そんな脳に傷がつくような、驚きとか感銘とか気づきがあるような、
そんな脳に傷がつくような、みなさまの”問い”と出合いたいです。

Daniel Harris Rosen

「科学者は、“Why(なぜ)”と問い、アーティストは “Why not(なぜしないのか)”と問う」という言葉があります。これは、科学的なプロセスを単純化しすぎているかもしれませんが、クリエイティブなプロセスの性質においては、真実のようにも思えます。科学者は、最終的なゴールは明確であるのに対して、アーティストには目指すべき場所はなく、どこに行き着くのかさえ分からないことが多いです。作家エイミー・ウィタカーの著書「Art Thinking」では、このようなアーティストの旅路を“in the weeds”と表現しています。直訳すると、「生い茂る雑草の中」ですが、「途中で迷子になっても、最後は思いもしなかった素晴らしい場所にたどり着く」、という意味もあります。これは、実験して、調査するプロセスであり、世界の常識を疑い、社会全体にとって何がプラスなのかについて考えるプロセスでもあります。

私がQWS Challengeで期待するプロジェクトは、単なる新しさだけでなく、今までの想像を超える視点を持ったものです。プロジェクトのリーダー達は、結果や生産性だけに固執せずに、この“in the weeds”というプロセスを大切にして欲しいです。結局、傍からは度重なる失敗に見えるものが、最も成功することが多いと思います。質問すること、失敗すること、道に迷うこと・・・。これらを恐れないで下さい。過程での学びを、仲間と共有して下さい。

銅冶勇人

"問う"ということは、現代に最も欠落している行動の一つです。
本質を失った情報や行動が取り巻く現代に、
自分自身と世の中に"問う"ことを続けることで、
自分が導いた温度のある答えこそが本質だと思っています。
そんな本質を捉えたプロジェクトに出会えることを大いに楽しみにしております。