AIやシステムに代替されない力を伸ばすには?

プロジェクト名 maria project
#SDGs#AI#教育#小学生#取り残されない未来#絵本#自分ごと化#自分を知る
私たちはAIやシステムが代替できない能力を伸ばす事を目指しています。

私たちはAIやシステムが人間の仕事を「完全に」奪う事は不可能だと思っています。
ですが、これまで業務効率化という観点で様々な業種のシステム開発を行ってきた中で、目の当たりにした現実があります。
それは、1週間かかっていた作業をIT化し、10分に短縮するなどの工数削減のためのシステムや、10人体制で行っていた業務を1人で完遂できる様になるシステムなどの開発を行う中で、
システムのリリース後に退職に追い込まれてしまった方たちの存在です。
AIやシステムは完全には人間の仕事は奪えない、なぜなら「責任の所在が無くなるから」
なので、タスクを次のステップに流す為に最低でも1人は「責任の所在を明らかにする為の人間が必要」になります。
完全には奪えない、でも、これまで必要だった人員数は必要ではなくなっていました。

クライアントを豊かにすると信じて開発していたシステムが、一方では人の居場所を奪っている事実を受け、
システムには絶対にできない事にフォーカスした教育を作ろうと、本プロジェクトを発足しました。

何にチャレンジするのか?

AIやシステムに代替されない力を伸ばすこと

なぜチャレンジするのか?

「今後のAI化社会において、本当に必要とされるスキルは何なのか?」
 
それが私たちに課せられた「問い」です。
私たちはこれまでに、数々の業務効率化システムを開発してきました。過去に「10人必要だった業務をたった1人で回せるようになるシステム」を開発したことがあります。90%の人件費を削減できるのですから、とても画期的なシステムといえるでしょう。

経営陣の皆さんも大変喜んでくれました。しかし、それはあくまでコストと経営の観点からの評価です。システム導入により、その部署はメンバーを1名残しました、では他の9名はどうなったのでしょうか。これまで活躍していた9名のなかには、部署を追われる方もいました。もちろん部署異動もありましたが、異動先が合わなくて会社をやめた方もいらっしゃいました。結果として、新たなシステムの開発が、9人とその家族の生活に大きな影響を与えたのです。

私たちがそれを知ったのは、その会社をやめた社員の方から厳しいお言葉を頂いたときでした。
良かれと思って開発したシステムが、誰かの生活を脅かすことになっていた。

それに気づいたとき、私たちは愕然とし、私たちの存在意義すらも見えなくなってしまいました。しかしながら、業務の効率化を止めることは誰にもできません。私たちが止めたとしても、また別の誰かが同じことに試みるでしょう。私たちが本当に為すべきことは何なのか。向き合うべきものは何なのか。
 
自問自答を続けるなかで見えてきたのが、新しい形の教育を考えることでした。「これからのAI化社会でも幸せな人生を送るために必要な教育システムを作ろう」 そう思って立ち上げた のが『Maria Project』です。
「Maria」には、この取り組みが自分たちの救いになってほしいという「願い」、そしてその名に恥じない仕事をしようという「決意」が込められています。Maria Projectのミッションは 「それぞれの人がそれぞれの価値観で『幸せな人生を送るため』をゴールに設定した品質の高い教育を追求し続ける」と定めました。
 
■幸せな人生って何?■
ハーバード大学の75年間にわたる追跡調査によると、人間の幸福や健康は、年収、学歴、職業と直接的には関係ないことがわかっています。関係があったのは『いい人間関係』でした。
いい人間関係を作るためには「自分を知ること」「相手を知ること」そして「相互理解を深めること」が必要不可欠です。また、アドラー心理学においては、人間が幸せになるための条件として以下の3つを提示しています。

自己受容:自分が好きだと思えて、自分にOKを出せる状態
他者信頼:自分だけでなく、他人にもOKを出せる状態
貢献感:自分が役に立っている感覚

まずは自分を受け入れること。それを基盤にしながら、他人を受け入れ、他者との関係性を築いていくこと。それが人の幸せにつながっているということです。このように、さまざまな領域の調査や研究を調べれば調べるほど、「自分を知り、学び続ける事」そして「人と関わる事」が必要であることがはっきりしました。
 
■まずは自分達の身近なところから見てみよう■
代替えされない必要とされる人材とは?
私たちはシステム開発という領域において、常に必要とされたり、組織に残り続けた人材の共通点からそれを探りました。まず当然ながら、高いスキルを持ったエンジニアが必要とされている結果が出ました。しかし一方で、それほど高いスキルを持っていないにもかかわらず、現場で必要とされ続けている人材がいることに気づきます。その人材を一言で表すと「良好な人間関係を築いているエンジニア」です。この人材をさらに詳しく調べると、以下の4つの条件を満たしていることが分かりました。

1)自ら率先して学び続けることができる人
2)多様性を理解している人
3)人と協力して仕事ができる人
4)モラルを大切にする人

エンジニアとは直接関係の無いスキルが、決め手になっているという事実。それに気づいたとき、私たちが目指すべき教育システムの方向性が見えてきました。
 
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・4つの条件を満たすためのアプローチの仕方とは
ソクラテスの「無知の知」
ギリシャの哲学者ソクラテスが大切にした「無知の知」という考え方。無知の知は「知らないこと(無知)」と「知らないことを知っていること(無知の知)」の間には大きな差がある、ということを指しています。
ソクラテスは「無知の知」を得るために街に出ては「問い」を立て、その問いの答えを人に求めていました。
大切な「問い」は「人との関わり」から生まれます。問いを通じて、人との関わりを通じて、自分が知らないこと、自分に足りていないことの存在を知ること。知らないことがあることを知ることで、人はもっと知ろうとして学び続けます。
「自分が本当に欲しいものはなんだろう?」
「自分が一番大切にしたいものはなんだろう?」
問いを通して、人との関わりを通して、私たちは自分を知っていく必要があります。自分を知ること、すべてはそこから始まる。と仮説を立てました。

どのようにチャレンジするのか?

「自分を知る」

これまで議論を重ねる中で、「自分を知る」ためのアプローチの前に、その人自身の気分や機嫌を一定に保つための仕組みが必要であると考えます。
なぜなら自分に向き合うためのベースであるその人自身が消耗している状況で「自分を知る」ためのカリキュラムを受けても十分な結果に繋がらないからです。

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サイクルとしては下記です。
①「機嫌・気分」を一定に保つ→②「自分を知る」ためのカリキュラム・SDGsをテーマに「問い」を立て自身の考えを深堀するためのカリキュラムを受ける→③更なる「問い」を深めるための場(グループワーク)→④日常生活での変化(幸せの感じ方の変化)
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8月 どの様なアプローチで継続して上記①の「機嫌・気分」を一定に保つか検討を行う    
   議論し深めた意見をベースにプロジェクトの軸となるWEBサイトを設計する
9月 ①のプロトタイプを開発しエンハンスを行う(プロトタイプ1個目)    
   ②自分を知るためのカリキュラムの検討を行う    
    議論し深めた意見をベースにプロジェクトの軸となるWEBサイトを構築する
10月 ①のプロトタイプの検証を行う    
   ②自分を知るためのプロトタイプ開発を行う(プロトタイプ2個目)    
    議論し深めた意見をベースにプロジェクトの軸となるWEBサイトを構築する

プロジェクトメンバー

奥野友美

プロダクトオーナー

奥野友美

プロダクトオーナー

株式会社Avirity Information代表取締役 2007年に創業したAvirity Informationでは創業から今日まで業務効率化の為のシステム開発を行う。 これまで1週間かかっていた作業を10分に短縮するなどの工数削減のためのシステム開発を行う中で、開発したシステムのリリース後にリストラとなった人たちの存在を知る。クライアントを豊かにすると信じて開発していたシステムが一方では人の居場所や職を奪っている事実を受け、前線でシステムを作っている人間だからこそ見える、システムには絶対にできない事にフォーカスした教育を作ろうとmaria projectを発足

大湯慶子

プランナー/マーケティング/PR

大湯慶子

プランナー/マーケティング/PR

1992年大日本印刷株式会社入社。
企業のプロモーション、イベント実施、商品開発、ECコマース運用を経て、女性向けWEBメディアで編集長としてメディア運営に携わる。
ベトナムでのストリートチルドレンの子供たち保護施設の訪問・里親経験を通して、子供たちの「教育」に関心を持ち、2017年より新規事業開発のテーマに「SDGs」を掲げ、企業・大学・NGOなど、団体・個人を問わず幅広いプレイヤーと連携し活動中。
南の島と海、自然をこよなく愛し、好奇心に導かれるままに生きることをモットーに130センチ、4キロのイグアナと現在同居中。SDGs100人カイギの発起人。

飯沼渉

エンジニア

飯沼渉

エンジニア

理学部情報科学学科を卒業後、フィーチャーフォンの組み込みソフトウェア開発に従事。
その後時代の流れに伴い、スマートフォンのアプリ開発に携わるようになる。そこで大手企業のアプリ開発に複数携わり、技術と経験を蓄積する。
現在は、maria projectでUnityエンジニアとして全力疾走中。
maria projectには「それぞれの人がそれぞれの価値観で「幸せな人生を送るためには」をゴールに品質の高い教育を追求し続ける」という理念に共感し参画した。

渡邉麻友

カリキュラム設計

渡邉麻友

カリキュラム設計

大学在学中、「子どもが売られない世界をつくる」ための活動を行なっているかものはしプロジェクトでインターンを行う。立教大学卒業後CCC株式会社へ入社、
新店舗企画に従事。
2020年Maria Projectの “それぞれの人がそれぞれの価値観で「幸せな人生を送るため」の教育を追求し続ける”という理念に共感してジョイン

川向真由子

カリキュラム設計

川向真由子

カリキュラム設計

白百合女子大学児童文学・文化専攻卒業後、
株式会社未来屋書店にて、児童書コンシェルジュとして勤務。
児童書や知育玩具のアドバイスサービスや、店頭イベントの企画・実行、絵本大賞の審査員などを務める。
「もっとたくさんの子どもたちに絵本を届けたい!」という思いから、mariaprojectに参画

合志友里

カリキュラム設計

合志友里

カリキュラム設計

広島大学教育学部卒業後、広島大学大学院(教育学研究科)にて修士号を取得。私立中高一貫校で教師として勤務し、JICA海外協力隊員としてモンゴルにて理科教育を行う。帰国後maria projectへ参画

荒木智彦

マネジメント

荒木智彦

マネジメント

明治大学理工学部電気電子工学科卒業。在学時に友人と起業し、小売・医薬品関連のソフトウェア開発に従事。卒業後、野村総合研究所に在籍。日本・シンガポールにおいて日系大手金融機関のシステム開発に従事。2020年に同社退職後、maria projectに参画。

新着プロジェクト New Project

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