人生は「運ゲー」!? 〜文化格差にわたしたちはどこまで抗えるか?〜
生まれた環境、出会い、経済力。わたしたちの能力はどこまでが自分の努力によるものでどこまでが「運」によるものなのか。優れた能力を秘めていても十分な機会が得られない子どもや、親の趣味嗜好により好きなことができない子ども。世界中には経済力にかかわらず自分の「好き」に向き合えない子・見つからない子が多くいる。私達は、一人ひとりが「文化」の英才教育を受けられる社会をネットを通じて作り出したい。
- Keyword :
-
- #文化教養
- #教育
- #格差
- #舞台芸術
- プロジェクト名:
- Lappy〜磨く感性、光る個性
- メンバー:
-
- 鈴木歌恋
- 千頭玲
- Keyword :
-
- #文化教養
- #教育
- #格差
- #舞台芸術
何にチャレンジするのか?
生まれた環境、出会い、経済力。わたしたちの能力はどこまでが自分の努力によるものでどこまでが「運」によるものなのか。優れた能力を秘めていても十分な機会が得られない子どもや、親の趣味嗜好により好きなことができない子ども。世界中には経済力にかかわらず自分の「好き」に向き合えない子・見つからない子が多くいる。私達は、一人ひとりが「文化」の英才教育を受けられる社会をネットを通じて作り出したい。
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なぜチャレンジするのか?
文化芸術は不要不急。そんな言葉に立ち向かい、日本中・世界中の子どもたちが文化に触れられる機会を提供したい。
それと同時に、舞台芸術産業の活性化にも貢献したい。現在舞台芸術産業は観客数の減少に直面している。
実際に劇団の運営者、そして演者の方々にお話を伺ったところ、若者が観劇する機会の少なさによる演劇文化への関心の低下、そして演者の低賃金労働問題を抱え、多くの演者が舞台とは全く関係のないアルバイトをしている現状がある。
私たちは、子どもの文化教育機会と舞台人の仕事の機会を掛け合わせることで、子どもたちの可能性を広げ、間接的に舞台芸術産業の活性化にも貢献できるのではないかと考える。

どのようにチャレンジするのか?
世界中の子どもたちが平等に文化芸術にアクセスできるwebサービスにチャレンジしたい。そのために、
1か月目には、HPのMVP作成、文化団体・教室への営業を開始する。営業をしながらヒアリングを重ね、アイディアを練り直していく。
2か月目は、HPをリリースし、400団体の掲載を目指す。
3か月目は、それまでに開催するイベント等を踏まえて、文化施設と連携した子ども向けイベントなどの付随サービスを開始し、サービスの発展可能性を追究していきたい。
プロジェクトメンバー
鈴木歌恋
共同代表
慶應義塾大学総合政策学部1年。0歳7ヶ月からの強いバレエ愛を基軸に法律/文化政策/教育などに関心を抱く。2021年サンディエゴ大学主催Jacobs Teen innovation challengeにて2位、2022年Tornadoハッカソンにて優秀賞。本事業の他、バレエ学生団体/環境学生活動/政治学の輪読会/留学生交流など複数のプロジェクトを主催運営する。
応援コメント
「文化格差を是正する&文化芸術への接点を増やす」という壮大かつ途方もない問いに全力でぶつかろうとしている彼女たちの真っ直ぐさがまぶしくて思わず応援してしまいました……エンタメ大国日本における文化事業の独特のハードゲーさ、あるいは文化へのアクセスの限定的さは骨身にしみて感じているため、いち文化産業の従事者として、彼女たちの志はとても頼もしい限りです。
アーティスト
市原えつこ
リーダーインタビュー
あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?
文化芸術は万人に理解されずとも分かる人だけが分かればいい。アーティストは稼げなくても当然。日本では特にこうした考えを持つ人が大多数を占めている。特に新型コロナの蔓延により、「文化芸術は不要不急ではない」との見方をされることも多かった。しかし、果たして本当にそうだろうか?
文化芸術を学ぶ機会の有無は、ブルデューによると文化資本の獲得・所得格差にも繋がる。つまり、基礎学習に加え子どもの将来の可能性を大きく左右する要素の1つである。現在経産省がSTEAM教育に力を入れ出しているのもその例だと言える。それに加え、グローバル社会において外国人とコミュニケーションを取る際に日本人なのに自国の文化や魅力を話せないといった声が多く聞かれる。SNSにより海外との繋がりが楽になったからこそ、自国の文化を発信するためにはまず「理解する」ことが重要になる。そして、人生100年時代の中で子どもの際に家庭の「運」により学ぶ機会がなかった大人たちの学び直しの機会を創出することにも繋がる。
さらに、こうした文化芸術を創出する側である舞台芸術産業の活性化にも貢献する。現在、舞台芸術産業は若者の演劇等の文化への関心の衰退による観客数の減少問題と文化人の低賃金労働問題を抱えている。子どものうちから文化芸術に触れる機会を創出し、文化人の知名度の向上に繋がることも期待される。
あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?
私たちは、忙しない現代社会において「余白の美」を生み出したいという想いからこの問いを導き出した。私たちは1才の時にバレエ教室で出会い、そこから小中高大と同じ学校に進学している。基礎学習を中心とした受験勉強をした経験がなく、小学校受験・総合型選抜入試の準備において文化教養を高めることが非常に自分自身の強み・生きがいとなるという共通の理解を有していることに気づいた。そこから、日常生活において比重を置きがちな基礎学習だけでなく、”文化教養に触れる”=”日々の生活の中の「余白」”にこそ美しさ、そして生きる価値を見出せるのではないかと考えた。
Numéro TOKYO編集長/ファッション・ディレクター
田中杏子