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【イベントレポート】オープントライアルイベント#02「問いの哲学」

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QWS Cultivation Program

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2019年7月9日(火)、“QWS Cultivation Program”オープントライアルイベントが開催されました。全4回行なわれる連続講座のうちの第2回となります。

QWS Cultivation Programとは?

ワークショップやイベント、アカデミックリサーチの⽀援などを通して、「問う」⼒や感性を耕すプログラムです。「問い」に惹きつけられた仲間たちと巡り会い、「問い」の可能性を社会へと広げていきます。

QWS Cultivation Program

開催概要
日時:
2019年7月9日(火)19:30〜21:30
会場:
Loftwork COOOP10
イベント運営:
【主催】渋谷スクランブルスクエア株式会社
【共催】株式会社ミミクリデザイン
【協力】株式会社ロフトワーク

問いを哲学する

“QWS Cultivation Program”の主な目的は、「『問い』の感性を耕す」こと。そして、畑を耕す時にはまず「土」についてよく知っておくことが重要なように、「『問い』の感性を耕す」ためには、「問い」そのものに対する深い理解が必要不可欠です。

先日開催された第1回では、「あなたの『問い』は何ですか?」という問いかけのもと、自分が考えたいと思えるような問いを参加者の一人ひとりに出してもらい、なぜその問いが自分にとって重要なのか、考えていきました。それに続く今回のテーマは「問いの哲学」。それぞれの問いを発散的に生み出した前回とは対照的に、私たち全員にとって共通する「問い」のエッセンスを哲学的対話を通じて突き詰めていきます。

まずは野崎麻衣(渋谷スクランブルスクエア株式会社)から、渋谷スクランブルスクエアやSHIBUYA QWSの施設としての概要や特徴が簡単に説明されました。その後、本日のメインファシリテーターを務める小田裕和(株式会社ミミクリデザイン)にバトンタッチして、本編であるトライアルイベントがスタートしました。

対話型ワークショップ -OSTを用いて「問い」の本質に迫る-

全員が円座になった状態でスタートした今回のワークショップ。参加者同士の簡単な自己紹介があったのち、話題提供として、小田が書籍などから引用するかたちで、「問い」の定義がいくつか紹介されていました。そして、それらの事前知識を踏まえたうえで、「問い」に対して哲学的な対話を行なうことで、さらに本質を探求していきました。

具体的なやり方としては、参加者が主体的・協同的に対話するための枠組みとして、対話型ワークショップのいち手法であるオープン・スペース・テクノロジー(OST)*をアレンジしたワークが設けられていました。冒頭では、対話の起点となるようにと、

「より良い『問い』を生み出すために私たちはどのように歩めばよいのだろうか?」

という問いが小田から示されたのち、参加者からこの問いに関連し、なおかつみんなで話し合ってみたいと思える問いを、いくつか出してもらうかたちで進められました。

*オープン・スペース・テクノロジー(OST)とは

「実行したいアイデア」「解決したい課題」「探求したいテーマ」を参加者が提案し、それに賛同する人が集まって話し合うことにより、具体的なプロジェクトを生み出したり、テーマについての理解を深めたりするためのワークショップ手法。「4つの原則」や「移動性の法則」といったルールのもと、参加者が自主的に話し合いのテーマや参加の仕方を決められる点に大きな特徴がある。
出典:OST実践ガイド/ 著・香取一和・大川恒より

OSTでは、話し合いたいと思う問いを募る際は、円の中心に置かれた紙に参加者が自ら問いを書きに行ってもらいます。

少し勇気のいる様式ではありますが、参加者の主体性を大切にしようとするOSTの思想の表れでもあります。そのようなプロセスを経て、今回のワークでは最終的に4人の参加者から以下のような問いが提示されました。

・より良い問いとは何か?
・「問い」の「答え」はいつ考えれば良いのか?
・「どんな気持ちを持った時」に「だれと」それを考えたいのか?
・問いからみんなと合意形成していくには?

OST -対話を用いて「問い」の本質に迫る-

問いが出揃うと、参加者はその中から自分が話したいと思う問いを選び、同じ問いを選んだ人同士で「分科会」と呼ばれるグループをつくります。分科会の中では、話し合いの場所や進め方などもそれぞれのメンバーが自由に決めることができ、また、時には今までいた分科会を離れ、違う分科会へと移動することもできます(「移動性の法則」)。そうした参加者が自ら考え、判断して自由に行動できる幅が広いところも、OSTの魅力のひとつと言えるでしょう。

約30分ほど対話の時間が設けられ、その後問いを出した各グループのオーナーから、どんな話し合いが行われたのか、共有がありました。また、共有の時間の随所に、その内容を踏まえたに新たなディスカッションへと話が展開していきました。

参加者A 
“「より良い問いとは?」というテーマでした。答えになかなか結びつかなくて、考えていくことで新たな問いが生まれていく、それからさらに新たな問いが生まれていく…そうやってずっと繋がっていったり、プロセスの中で問うたびに気づきがあったりするのが「より良い問い」なのではないか、と(いう意見がありました)。さらに自分の問いにできるというのも重要だという意見もあって…。”

参加者B 
“さっき自分の問いにできるかってお話が出ていましたよね。そのプロセスって、問いを発してる自分だけの中で完結するものなのだろうか、と思って。周りの人たちと一緒に問いを考えると、少なからず影響を受ける部分もあるような気がしているのですが…。”

参加者C 
“「その問い、自分にも関係があるな」と思わせる問い、つまり、多様な他者を巻き込みやすい問いが「良い問い」なのかもと思いました。議論を通じていろんな人から新たな視点をもらったり、人を巻き込んだりしながら、さらに深めていくためには。”

参加者D 
“いい問いは人を巻き込めるという側面がありそうですよね。”

振り返り - 新しい「問い」への向き合い方を探る -

最後に、OSTでどんな学びが得られたのか、振り返っていきます。そのための切り口として、「今日1日の対話を踏まえてあなたの中に生まれた新しい『問い』への向き合い方は?」という新たな問いが、ファシリテーターである小田から提示されていました。

第3回のテーマは「問いによる対話」です。どうぞお楽しみに!

【“QWS Cultivation Program”オープントライアルイベント参加者募集】

8月開催予定のトライアルイベントの参加者を募集しています。興味のある方はぜひ下記リンクより詳細をご確認ください。

「QWS CULTIVATION PROGRAMオープントライアルイベント」詳細・申し込みページ

日時:
<連続講座:全3日間のプログラム>
#1 7/14(日) 14:00-16:00 【問いへの入り口】
#2 7/23(火) 19:30-21:30 【問いによる対話】
#3 8/21(水) 19:30-21:30 【問いによる出会い】  

<1Day講座:1日限りのプログラム>
・6/25(火) 19:30-21:30 【問いへの入り口】
・7/09(火) 19:30-21:30 【問いの哲学】
・7/14(日) 14:00-16:00 【問いへの入り口】
・8/07(水) 19:30-21:30 【問いへの入り口】

会場:
渋谷駅近辺(詳細は申し込みページよりご確認ください)

イベント運営:
【主催】渋谷スクランブルスクエア株式会社
【共催】株式会社ミミクリデザイン
【協力】株式会社ロフトワーク