人は視点を拡張できるのか?
幽体離脱体験がしたい!そんな思いから最新技術を用いて自分を第3者視点で見る体験を通して「疑似的な幽体離脱」を行っています。我々はその体験を通して、「視点が変わることで得られる新たな感覚」と「視点を操る不思議さ」を経験しました。MVPとして用いていた市販のドローンではなく、自分で自由に操作可能で、視点を拡張してくれる小さな相棒:パーソナルドローンを作成し、人々に未知の新感覚を体験していただきたいと思います。
- Keyword :
-
- #身体拡張
- #幽体離脱
- #ドローン
- #MR
- プロジェクト名:
- Astral Project
- メンバー:
-
- 植竹 空
- 三浦 千哲
- 谷山 建作
- 杢 浩睦
- Alvin Praet
- 廣津 和哉
- Keyword :
-
- #身体拡張
- #幽体離脱
- #ドローン
- #MR
何にチャレンジするのか?
新たな体験の創造、パーソナルドローンの開発、身体拡張の提案
なぜチャレンジするのか?
自分達だけで問いを深掘り、興味のままに活動を続けるよりも、刺激的な仲間がいる環境に身を置き、さらなる高みを目指した方が良いと考えたため。
どのようにチャレンジするのか?
体験・開発を軸に起き、今まで取り組んだことのないドローン機体にチャレンジする。操作系統、視点の部分でオープンソースを利用しながら、複数の機能を小さな機体に取り込むことを目指し、開発チームと体験会チームに別れ、活動・チャレンジする。
プロジェクトメンバー
三浦 千哲
サブリーダー
建築学修士/サブリーダー/建築学を専攻しながら「問いの共有」に興味を持ち、論文版Githubを呈した共有プラットフォーム「giant」を立ち上げ、開発と起業を探っている。現在博士課程移行期間
杢 浩睦
ビジネスアドバイザー
奈良県出身「科学こそ魔法である」をモットーにサイエンスコミュニケートを探り、材料科学を切り開いている。リアル脱出ゲームが好きでAstral Projectのイベント応用を主導する。東京大学大学院理学系研究科修士2年
廣津和哉
エンジニア
ドローン、ローバー、ボート、ロボットアームなどロボティクス関連のプロジェクトを中心として、webサービスや機械学習などの開発経験があり、いろんな分野に手を出すのが好きなギーク。現在はドローンの無線技術の研究と、AIピッキングのインターンをしている。東京大学工学系研究科修士1年。
応援コメント
リーダーインタビュー
あなたの[問い]は、どのような未知の価値に繋がると考えますか?
人類が長く縛られていた固定視点から解放され、新たな能力・感性・身体の拡大につながると考えます。疑似幽体離脱体験後、メンバーから、「目を閉じても自分を第三者視点から見ることができるようになった、夢に出てきそう。ただし1週間ほどで新たな体験の新鮮さは失われてしまった。」というフィードバックをもらっています。想像力が自分の後ろ姿を通して第3者視点を獲得したと考えて良いでしょう。パーソナルドローンにしているのはあくまで人の視点がその人から離れすぎないところにあったほうが良いと感じているためです。我々の問いから、身体拡張の可能性が一つ広がります。例えば、曲がり角を曲がるのに視点だけ先に、その先を見ていたら安全に通行できるかもしれません。階段を登る際、横から見ていた方が、足と階段の位置がはっきりとわかり登りやすくなるかもしれません。上の方にあって見えない棚の中を、視点だけ移動して見えるかもしれません。上記の、人間ができなかった「身体を超えた視点の移動」をテクノロジーで解決することで新たな能力が生まれ身体拡張という価値創造につながると考えています。
あなたの「問いの感性」は、どのような経験を通じて育まれましたか?
個人的には、起業周りで活動するうちにできた友人達が「問い」を大切にするタイプだったのが大きいと思います。ブレストしながらどんどん「問い」を産み、作業そっちのけで「問い」を深ぼる:その場で参加していたことで問いの感性が身につきました。最近はいろんな問いを考えては貯めているばっかりですが、行動する仲間がいたことで今回形になりました。またスタンフォード大学に訪問した際、Design Schoolで共同開発する姿に刺激を受け、自分でも開発プロジェクトをやりたいと考えていました。Astral Projectの問い自体は、自身がドローン業界にいる中でFPVドローンレーサーなどから「FPV初めて最初は自分を第3者視点で見るっていうことが不思議なんだよね〜」という声があり、そこに発想を受けました。ドローンレーサーは椅子に座って操縦することに重きを置きますが、我々は身体を動かすことの補助として利用することを思い立ちました。たまたまFPVドローンがあったので実際に体験してみると最終的には、「これって視点が拡張されているのでは?」という問いに繋がり、現在 は、身体拡張技術の可能性を追求することになりました。
アート・エイジェンシーTokyoDexクリエイティブディレクター / 代表
Daniel Harris Rosen